不世出の名人、芳村伊十郎の全盛期のレコードに演奏会や放送テープなどからの作品を加えた全集が登場。日本舞踊のお稽古にも便利な舞踊家探訪の保存版。長唄五十番はステレオ録音。
文部省唱歌。日本の音楽教育の歴史を彩る1ページとして、いま明治から昭和まで、そのすべてを集大成しました。それぞれの時代に歌い継がれた唱歌を『音と資料』により忠実に再現することで、音楽教育の歴史と背景そしてその源泉を知る上でも貴重なCDとなっています。
江戸の情緒を今なお伝える祭り囃子を完全網羅。年齢・性別・職業に関係なくすべての人の心を踊らせる祭り囃子こそ、真の意味でのオープン・マインドを持った音楽だ。笛と太鼓の音色には思わず懐かしさで胸がいっぱいに。ああ、金魚すくいがしたい。
唱歌・叙情歌と共に少年期を過ごした世代へのアンケートにより選ばれた90曲を収録した、ベスト・オブ・唱歌。好評既発の『こころの童謡』に続き、安らぎを求める人々に送る、思い出の歌たち。
最高の音で楽しむために!
2005年学習指導要領の一部改訂により、音楽教科書の内容変更に伴って作られた、授業時の鑑賞用音源を収録した8枚組。学年別の6枚のほか、民謡や子守歌のDISC-7、世界の音楽を収録したDISC-8で構成。坪能由紀子監修。
中学生の少女のひと夏の思い出を描いたTVアニメ『うた∽かた』のサウンドトラック。作・編曲家、大橋恵の音楽をバックに、一夏役の本多陽子のヴォイス・ダイアリーを綴った作品。
鎌倉を舞台にしたアニメ『うた∽かた』のイメージ・ソング集。澄んだ歌声は作品のファンのみならず女性シンガー・ファンにも訴求力十分。本作を聴きながら『うた∽かた』の舞台となった鎌倉の地を訪ね歩くのも一興かと。(3)はemikoの先輩・沢田聖子のカヴァー。
明治14年『小学唱歌集』から昭和25年『中学校音楽』の70年間、国定&検定教科書や教材などに収録された唱歌140曲を収録している。今でも歌われているものから、世代によっては初めて聴く「菅公」「大塔宮」などまで多様である。なかでも、鉄道ものを集めたDISC-6“鉄道唱歌集”は圧巻。近代日本を象徴する文明の利器=鉄道は未来志向の歌となっている。唱歌にも、幼児向けから小学生、中学生向けから戦時体制化の国民唱歌などさまざまである。これらの歌が、明治以来の日本の音楽的民度を培ってきたといえる。
歌い出しの瞬間からわかる、友部正人の声。デビューから35年、新旧の仲間たちと制作した通算20枚目のアルバムでも、タイトル曲の(1)など、穏やかな表情で物事の真実をさらりと見透かすような佇まいは変わらない。(8)は、高田渡の亡くなった朝を歌った曲。