北条氏はなぜ将軍にならなかったのか。なぜ鎌倉武士たちは果てなく抗争を繰り返したのか。執権政治、得宗専制を成立せしめた論理と政治構造とは。幕府草創期を支え、承久の乱を制し、執権への権力集中を成し遂げた義時と、一三世紀後半の蒙古侵攻という危機のなか得宗独裁体制を築いた時宗。二人を軸に、明快に鎌倉幕府の政治史を見通す画期的論考!
ICUナースが頭に入れておきたい本当に大事なことだけギュッとまとめた一冊。
給料をサイコロで決めている上場企業が考えた新しい「幸せの指標」。
第一部では、助動詞「けり」の「枠づけ」機能について、各作品の差異なども含めて実態を調査。「けり」が文章構成において果す役割を明らかにし、鎌倉期における当時の口頭語を反映した語法や終局部の表現の多様化等、新たな傾向について言及する。第二部では、接続語や複合動詞などの語彙によって和漢混淆文の生成の問題を論じ、宣命書きが漢字片仮名交じり文に繋がる過渡期の姿も指摘。また文学的な観点として「語り手」の概念も踏まえ、従来の研究においてなおざりにされがちな点についても論究する。
私、北条政子。里を守る武士の家の長女として、弟・義時たちの世話や料理に、毎日おおいそがし!男の子は出世をめざし、女の子はそれを支える時代ーけれど、“ある過去”を抱えた武士・源頼朝との出会いが、私の運命を変えたんだ。「みんなが幸せに暮らせる新しい時代を、ふたりで作りたい」それなのに、父・時政が、別の人と結婚しろって言い出して…!?それでもー私の人生、私が決めた道を進む!頼朝を支えながら、やがて自ら国の先頭に立ち、日本の心を一つにする“言葉”を残した、女性リーダーの物語!小学中級から。
知っていますか?鎌倉幕府滅亡後の「鎌倉」。鎌倉“通”なら知っておきたい鎌倉府鎌倉公方…武家政権の特別区、鎌倉の奥行きを探る。
スリバチ(窪地・谷間)×古道・旧道/坂/階段/水道道/川跡・水路跡。横浜・川崎・鎌倉の地形を徹底的に記した、画期的地図!起伏の細部まで緻密に再現!
伊豆の流人源頼朝は、いかにして武家の棟梁となり鎌倉幕府を開いたのか。将門の乱から承久の乱までを叙述対象に、東国と源氏の結びつきや在地武士団の自己権益をめぐる闘争を重点に描く。後世の幕府観も論じた名著。
ハチャメチャ過ぎる?鎌倉殿と仲間たちの知られざる素顔!源平合戦から政権内の権力闘争まで…新時代を打ち立てた者たちのエピソード満載!
栄西、道元、法然、親鸞、日蓮、一遍。現代まで続く一大宗派を築いた鎌倉新仏教の宗祖たちだが、あまりに独創的なその教えは、当時の社会常識を覆し、体制側から異端視された。伝統の枠組みを逸脱し、自分の心に偽らず、仏教と真摯に向かい合うー多様化した仏教を坐禅・念仏・信心・唱題の一行に統合する「専修」に焦点を当て、そこに込められた彼らの思いに注目。数数の法難を経験してなお深化していった「異端」の思想に迫る。