栄西、道元、法然、親鸞、日蓮、一遍。現代まで続く一大宗派を築いた鎌倉新仏教の宗祖たちだが、あまりに独創的なその教えは、当時の社会常識を覆し、体制側から異端視された。伝統の枠組みを逸脱し、自分の心に偽らず、仏教と真摯に向かい合うー多様化した仏教を坐禅・念仏・信心・唱題の一行に統合する「専修」に焦点を当て、そこに込められた彼らの思いに注目。数数の法難を経験してなお深化していった「異端」の思想に迫る。
鎌倉山の邸宅の書斎で文豪・蘆名盛雄が死体で発見された。神奈川県警捜査一課の吉川元哉がコンビを組まされたのは、幼馴染みで鎌倉署刑事課の小笠原亜澄。年下なのに生意気で口煩い亜澄だが、抜群の推理力で、これまでも共に難事件を解決してきた相棒だ。聞き込みを開始すると蘆名の遺作原稿が見つからないというのだが…。カワイイけど生意気な名探偵、誕生!!
全盛を誇った平清盛も、その権力は長くは続かなかった。以仁王の呼びかけにより、平氏に反発する源氏などの諸国の武士団が挙兵したのだ。平氏を滅ぼした源頼朝は鎌倉に幕府を置き、日本史上初めての武家政権を創始する。頼朝の死後、執権の北条氏が権力をにぎり政治を行う。北条時宗は元寇にも諸国の武士団を指揮して耐えぬく。本巻では、源平合戦から元寇までの時代を扱う。
下剋上渦巻く戦国時代のはじまりは、京と鎌倉、東西の足利家が争う頂上決戦だった…。社会構造を激変させ、戦国大名を生み出す原点となった「享徳の乱」、その提唱者、峰岸純夫が中世日本の中心地鎌倉の光と影に迫る。
父親の経営する人力車の会社でバイトをしている、大学生の真。二十歳の誕生日を境に、妖怪が見えるようになってしまった彼は「おつかいモノ」として、あやかしたちに様々な頼まれごとをされるようになる。曖昧で厄介な案件ばかりを押し付けてくる彼らに、真は振り回されっぱなし。何かと彼を心配し構ってくる先輩の風吹も、実は大天狗!結局、今日も真はあやかしたちのために人力車を走らせるー
債務超過を抱え、倒産寸前の弱小出版社だった鎌倉新書が、今後も間違いなく拡大を続けるエンディングビジネスに着目。「出版社」から「情報加工会社」への劇的なDX業態転換を果たし、終活・供養関連ポータルサイトのトップランナーへと成長。東証一部に上場、注目企業となるまでの、苦闘と決断の記録。「幸せの再生産」という経営哲学を掲げ、終活のインフラたるべく、さらなる挑戦を続ける経営者とチームの物語。
2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』主人公!!「承久の乱」で朝廷軍を打ち破り、日本の武士の世を確立させた男!!
海と山と街と。あなたを惹きつける特別なカフェが必ず見つかります。豊富なフォト&エッセイで綴る、贅沢なカフェ案内。
高い天井には太い梁、客間には囲炉裏、庭に咲き誇る四季の花々-風情ある日本家屋で育った著者が、鎌倉の魅力を鮮やかに描き出すエッセイ。
都内の大学生が、独り暮らしの自宅で服毒死した。急行した十津川警部は、現場で江ノ電の玩具に気付く。犯人のメッセージではと考えた警部は、江ノ電に乗車し手がかりを探す。数日後、江ノ電が女性を轢いたと知らせが届く。だが、被害者はすでに絞殺されていたことが判明。さらに、その女性のものと思われるバッグからも、同じ江ノ電の玩具が発見され…。連続殺人犯に挑む名推理。長編旅情ミステリー。
縁起、本尊、寺宝から用語解説、散策地図まで鎌倉のすべての寺をこの一冊に。
鎌倉時代とは何だったのか。中世史研究を牽引してきた著者が、京と鎌倉、二つの王権から見た鎌倉時代の通史を平易に叙述。さらに、著者の貴重な初期の論文など六編も収める。『吾妻鏡の方法』に続く、待望の姉妹編。