源頼朝による開幕以来八百年、古都鎌倉にも徐々に再開発の波がおしよせ、その過程で鎌倉地域一帯に眠る多くの中世遺跡が発掘調査されることとなった。本書は、膨大に蓄積されたその研究成果を踏まえ、全国から歴史・民俗・考古の研究者を招いて開かれたシンポジウム「中世都市の成立と展開」の全記録である。
起請宣旨、勘宣旨、新制の関係、相違点の論証。『鎌倉遺文』所収文書中より、藤原氏長者宣関係文書を抽出し、その中の「御奉書所候也」という書止め文言を有する文書に注目し、その性格、機能について明らかにした論考。『鎌倉遺文』の出典に焦点を当て、『鎌倉遺文』の出典と『早稲田大学所蔵荻野研究室収集文書』上・下巻の出典の違いを指摘し、それを対照表にして示し、出典についての諸問題点について論及した論考などを収録。
歴史都市鎌倉の多年の発掘調査報告を集大成。史跡永福寺跡「国指定史跡永福寺跡環境整備事業に係る発掘調査概要報告書」「史跡永福寺跡昭和57年度発掘調査概報」。
歴史都市鎌倉の多年の発掘調査報告を集大成。史跡永福寺跡「国指偵史跡永福寺跡環境整備事業に係る発掘調査概要報告書」1989〜1993。
歴史都市鎌倉の多年の発掘調査報告を集大成。覚園寺境内発掘調査報告書1982・巨福山建長寺境内遺跡1991。
今小路西遺跡(御成小学校内)発掘調査報告書1990。
本巻は、鎌倉市域について、『鎌倉市史 近世通史編』にひき続き、現代に至るまでの時期を対象に叙述したものである。