キャサリンと浜口は、資産家の未亡人・水尾マユから夕食に招待された。マユと三人の養女、お手伝いの女性との賑やかな晩餐の最中、養女の一人が毒死した。莫大な遺産を巡る骨肉の争いの幕開けか!?さらに、マユの息子を名乗る男が現われ、屋敷に同居を始めると、第二の惨劇が…。キャサリンと浜口が辿り着いた意外な真相とは。
父親は、あの台風の三日後、家から消えた。「畜生、俺は負げねぇ」綜一は光を求め駆け出した。最新書き下ろし。
本書は、初級中国語を終えた学習者を対象とした中級テキストである。新中国の歩みや現代中国の動きに重点を置き、解説している。
本書は、閉塞状況にあって、労働組合としての新たな道を切り拓こうとしている最近の労働組合の動きを検討し、その今日的課題を解析しようとするものである。
農薬研究開発で新しい方向性が出つつある中で、農薬開発に携わる我々自身が農薬がどのような動向になっているのかを今一度把握する必要性を感じていた。このような時にタイミング良く本書が企画されたので、この機会にこのたび新規農薬を中心に研究の流れ、作用性、商品としての特長等を豊富な文献をもとにまとめた。また新たに「生物農薬および組み換え体作物」の章を設け農薬事業全般の動向がわかるようにした。
本書は大学農学・生物系学部あるいは薬学部、農業者大学校で農薬について学ぼうとする学生諸君を対象に、農薬のあらましを主として化学の面から平易に解説したものである。まず農薬とは何かとその歴史を概括し、次いで多くの人に学んでもらいたい農薬の毒性とリスク評価を述べる。各論では、農薬の基本構造と作用機構、選択性、主要な農薬の特性・適用などについても平易に解説されている。殺虫剤の中に生物農薬を、また、末部にバイテク農薬を解説している。さらに農薬の製剤・施用法に関する事礎事項にもふれている。
横浜の山の手に建つ豪邸で凄惨な殺人事件が起きた。被害者は家主の老女と、二人の男。男たちは暴力団構成員であることが判明したが、家主との関係は判らない。所轄本牧署の警部御手洗麗子が捜査に乗り出す。彼女は、一匹の猫を介して生前の老女と交際があった。捜査線上に浮かんだ凶暴な殺人鬼の影と深まる謎。血の報復を企む暴力組織の不穏な動き…。麗子の執念が真犯人を追い詰める。
わが国ではじめてのひきこもりの人たちの共同作業所ー心休まる場所づくりからみえてきた、心もようと、その展望。今や100万人ともいわれる、全国のひきこもりの人たちを勇気づける、多面的な実践報告。
高野は、末続や指導している50人ほどの選手全員と運命共同体だと言う。進路を悩み、最終的には東海大へ行って五輪を目指したいと決断してきた以上、彼らの将来の運命を担うわけだから、と。
ニュースキャスターの結城冴子は、大衆に人気のある女性政治家・白崎由貴子に激しいライバル心を燃やしていた。「あなたより先に、わたしが女性総理になってみせる…」。周囲からの要請もあって冴子は総選挙に立候補し、みごと初当選。同時に、外務大臣を更迭され、その後議員を辞職していた由貴子も、国会に戻ってきた。そこにやはり二代目代議士深城麗子もライバルに加わる。こうして、野望と権謀渦巻く政界の中で、ともに女総理をめざす三人の対決が始まった…。
本書では、農薬に関する基礎的知識を平易に解説するとともに、農薬がどのような対象病害虫・雑草に効果があるのかを羅列するのではなく、どのようにしてその効果を発想するのかという作用機構を生化学的・有機化学的にできるだけ詳しく説明するように務めた。特に、近年の分子生物学的研究手法の発展により明らかにされてきた農薬と作用部位との相互作用についての最新の知見も紹介している。また、今後、植物保護技術において重要な地位を占めることになるであろう遺伝子組換え植物と生物的防除にも相当なスペースをさいて解説している。
智彦は、叔父から預かった封筒を約束の相手に渡した途端なぜか逮捕されてしまう。なんとか釈放された智彦の前に、突然現れた謎の探偵・鮎川。しかも、逮捕現場にいた絶世の美女が鮎川の変装だったと知り怪しさは倍増!なりゆきで、行方不明になった叔父を一緒に探すことになったのだけど…。いたずらにキスをしかけてくる鮎川に翻弄されつつ捜査を手伝う智彦だが、鮎川には別の目的があるみたいで-。