オケは3つにまたがっており、録音時期も様々だが、近代イギリスの埋もれがちな曲の数々を、ボールトの風格豊かな指揮で味わえる。だが叙情や芒洋一本槍ではなく、意外に剛直な面も見せるのが魅力。それは特にエルガーの演奏に著しく、注目に値する。
これは鳥肌がたったゾ! メータの指揮、イスラエル・フィルの演奏、そして演奏に触発されてか録音バランスが特筆ものの素晴らしさ。もちろん、何よりも大切なのは、ヴェンゲローフ。写真を見ても頭しっかり、弓先しなやかが良くわかる。恐しい程の天才だ。
キャロリンたちがある島にたどり着く。少女たちは美しい妻と暮らしている魅力的な中年男に心を奪われ……。写真家であるデヴィッド・ハミルトンが監督を務め、性に目覚める少女たちの肢体をみごとに映し出していく。
百人親が居たら百通りの子育て論と子育て法がある。戒能式子育て教育理論もその一つにすぎない。それをあえて一文に草したのは、お互いもっと自信を持とうではないかと言いたいからである。かわいい子には、頭はつかわせろ。初めて子どもを持つ親たちへ。父親、母親、子どもとの三人四脚の子育て方法を本書にて披露。
ケイシーは、早急に夫を必要としていた。四十八時間以内に結婚しなければ、遺産を相続する権利が奪われてしまうのだ。亡き祖父の狙いは、一家の顧問弁護士と結婚させること。でも、おじいさまの思いどおりになるものですか。狡猾な弁護士なんかと結婚したくはない。追いつめられたケイシーは、ダウンタウンのバーへと車を走らせた。そして荒くれ男たちに言った。「わたしには夫が必要なの。最初に名乗りをあげてくれた人と一緒になるつもりよ」すると、ひとりの男が進みでた。凍りついたような冷たい瞳に、ぼろぼろの服。けれど日に焼けた精悍な顔に、目が引きつけられる。ひょっとして殺人鬼かもしれない。でもかまわない。ケイシーはライダー・ジャスティスを夫に決めた。