70年代半ばに2枚のオリジナル作を残して解散した伝説のバンド、サンハウスの7CD+DVD。オリジナル作はもちろん、78年に発表されたライヴ盤『DRIVE』には初CD化となる4曲を追加、その他レア音源満載で、CDはすべてSHM-CD&紙ジャケ仕様になっている。また、未発表写真や柴山+鮎川+奈良へのロング・インタビューなどの資料も充実。決定版といえる内容だ。めんたいロックのさきがけにして、ロックの魅力を凝縮したようなバンドだった。録音から30年以上経った今も、聴こえる音のひとつひとつがかっこよすぎる。
戦後、日本の住宅は、意識的にも、また無意識のうちにも、アメリカ住宅の影響を受けて発達してきました。本書はそのアメリカ住宅建築のエッセンスともいうべき、現存する300余の住まいを様式別に分類し、素晴らしい写真と丁寧な解説によって紹介していくもので、私たちはそこから、住まいのあり方を考える、さまざまなヒントを得られるに違いありません。第12回木村伊兵衛賞受賞。
変貌やまない大自然の神秘の本質を、その形態質感の克明精緻な表現で追求したアダムズこそは、近代写真に新たな地平をひらいた巨匠とよぶにふさわしい。その一方で、先駆的な自然保護団体シエラ・クラブの会長として40年ちかく環境保護の意義を情熱的に訴えつづけた。その彼の思想心情の表白ともいうべきアメリカ全土に残る原生自然の景観写真と折々の自身のメッセージを集大成する。
AKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)公認全犬種標準書の日本語版。AKCが1992年5月1日までに認可した134犬種の沿革と標準を詳細に解説するほか、飼育方法、ショーやトライアルの解説と参加方法等、犬に関する情報を網羅する。図版・写真多数。巻末に用語集、犬種名索引がある。
昭和14年〜40年までの岡晴夫の軌跡を集大成している。戦中の戦意高揚の歌謡軍歌から戦後の「憧れのハワイ航路」へと続くオカッパルのちょいと鼻に抜ける歌声には、ある種の暢気さを感じてしまう。ハワイアンを戦中は南海音楽と呼んだらしいが、マドロスものに流れる南方指向、南海への冒険ダン吉風のあこがれが読みとれる。この無邪気な歌声こそが歌謡+軍歌に必要なものだな!