嘉永三年、十三歳の彦太郎(のちの彦蔵)は船乗りとして初航海で破船漂流する。アメリカ船に救助された彦蔵らは、鎖国政策により帰国を阻まれ、やむなく渡米する。多くの米国人の知己を得た彦蔵は、洗礼を受け米国に帰化。そして遂に通訳として九年ぶりに故国に帰還し、日米外交の前線に立つー。ひとりの船乗りの数奇な運命から、幕末期の日米二国を照らし出す歴史小説の金字塔。
ジョージ・ブッシュとその仲間たちの隠された素顔。我が祖国に向けた愛の鞭。
子どもと接する楽しさ・大変さ、日本の子育て環境の良いとこ、悪いとこ…働き盛りのパパが体験した、とびきりユニークな1年間。
故・村下孝蔵の全シングル盤A面と未発表だったカヴァー曲のライヴ・テイク4曲を収録した2枚組SA-CDハイブリッド仕様の編集盤。プロデューサーだった須藤晃による全曲解説や完全ディスコグラフィなども付属しているファン必携の決定版的な内容だ。
2006年7月リリースのアルバム。“アメリカン・トラディショナル”をテーマに、カントリー・ミュージックやアメリカ民謡などを英語でボッサ・カヴァー。名ギタリスト有田純弘とドリ・カイミがゲスト参加している。
1960年に「或る日突然」でデビューした、芥川澄夫と白鳥英美子によるデュオ、トワ・エ・モワのエッセンシャル・ベスト。「空よ」「誰もいない海」をはじめ、清潔感のあるさわやかな歌声が味わえる。
アメリカを没落させるのは簡単だー米国の弱点を知り尽くした中露が推し進める世界多極化への危険すぎるシナリオとは。新進気鋭の論客が圧倒的なわかりやすさで解説するぶった斬り世界情勢。
(今夜、デルボネの遺産、その最奥部に挑戦する)グレンダンが誇る念威繰者だったデルボネ。その強大な遺産を受け取ろうとするフェリだが、それは、大きな危険を孕むものでもあった。レイフォンのために、危険を承知で遺産を受け取ろうとするフェリ。一方レイフォンは、ニーナとクラリーベルと行った訓練試合を通し、己の中で何かがふっきれるのを感じる。一歩を踏みだそうとするレイフォン。メイシェンは、そんなレイフォンに不安を覚える。レイフォンが、フェリに向ける眼差しにも。「わたしは、レイとんが…レイとんのことが…」止まらない運命と想いが行き着く先はー。
インディオたちがのこした伝承とヨーロッパの近代をともに腐葉土としながら、夢や魔術と苛酷な現実とがふしぎに入り乱れる、濃密な物語を紡いできたラテンアメリカ。ボルヘス『エル・アレフ』、ガルシア=マルケス『百年の孤独』、バルガス=リョサ『緑の家』、そして?翻訳の第一人者として知られる著者による、待望の作品案内。
ある日、ひとりの男がわたしの家を訪れた。聖書売りだという男はわたしに一冊の本を差し出す。ひとたびページを開けば同じページに戻ることは二度とない、本からページが湧き出しているかのような、それは無限の本だった…。表題作「砂の本」をはじめとする十三話。また、独自の解釈に基づき、世界各国の歴史上の悪役の一生の盛衰を綴った「汚辱の世界史」ほか、短篇を収録する。
落こぼれからの挑戦ー。年商179億円。創業から48カ月と2日の株式上場。倒産の危機、上場延期、耐震偽装問題…。姉歯事件の中で戦った、10日間戦争とは。
失業率やGDPをはじめ各種統計から浮かび上がる起業家大国アメリカ。
町に初雪が降った日、廃墟の塔で男が殺害された。雪の上に残された足跡は、塔に向かう一筋だけ。殺されたのは、発見者の高校生・祐今の父親だった。8年前に同じ塔で、離婚した妻を殺した疑いを持たれ、失踪していた。母も父も失った祐今を案じ、親友の烏兎と獅子丸は犯人を探し始める。そんな彼らをあざ笑うように、町では次の悲劇が起こりー。衝撃の真相が待ち受ける、青春本格ミステリ。
草食男子大学生、森司に訪れた試練。それは簿記の試験と、美少女こよみへの片想いを妨害する昔なじみ(男)。彼に翻弄されつつも、こよみへのクリスマスプレゼントを買うため、森司はバイトをすることに。けれど引っ越しのバイトで訪れたのは、飛び降り自殺を繰り返す霊が棲むマンションで…。シリーズ再恐エピソードほか、アネゴ肌の人気キャラ・藍の過去も収録。胸キュンさせるにも程がある、青春オカルトミステリ第6弾!