あの傑作デビュー・アルバムをも凌ぐ圧倒的世界が確立された大傑作2nd。ジャズもパンクもグランジも歌謡曲も全部我流に再構築して聴かせるサウンドには、唯一無二の迫力と切実さとが充満した未曾有の大傑作。先行シングル曲「罪と罰」も長尺版にて収録だ。
“フォークル”から“ミカ・バンド”までマルチな才能を発揮する加藤和彦のベスト盤。大成建設「あの素晴らしい〜」やパナホーム「家を〜」など、TV-CMの代表曲から隠れた名曲までを網羅。
83年発表作『STARGAZER』と82年発表作『OVERLAP』に、それぞれボーナス・トラックを加えてのカップリング復刻。米英ポップ・ミュージックのエッセンスを、念入りにさりげなく取り入れたカラフルなポップ・サウンドからは、初心者でも踏み込める気楽さが漂う。
「LET'S DANCE BABY」「BOMBER」のヒットを生み、転換点となった78年作の4枚目。ファンクやソウルをベースにした温かいグルーヴと、フィル・スペクター的ポップスが同居したサウンドで、どの曲も美しいメロディが冴え渡っている。
発表するすべての曲が驚異の大ヒットを飛ばしてきた彼ら(ギネスブックにも入りました)のシングル・コレクション。山下達郎、吉田拓郎、筒美京平ら豪華作家陣による曲は、懐かしさも帯び、幅広くファンの心に訴えかける。
70年代後半の“金田一耕助ブーム”の時に作られた企画アルバムのCD化。高田弘・成田由多可・羽田健太郎(私は羽健のものが好き)の三人が小説のイメージをそれぞれ曲にしたもの。ボーナス・トラックは関連のヴォーカル曲。TVシリーズの(15)は懐かしいの一言。
映画『キル・ビル』のサントラに起用され、再評価された梶芽衣子。その挿入歌「修羅の花」「怨み節」を収録した全曲集。全曲集がリリースされるのは約20年ぶり。
自身がホストをつとめる番組の企画盤かと思ったら、男フクヤマ、ハンパないカヴァー集になっている。
アレンジャーの意図か、全曲メロウでムード歌謡チック。でもそれが、彼の声質や俳優としての表現力や、キャラの良さにハマっているから、むしろ爽快だったりする。
<収録内容>
01.青春の影 (チューリップ)
02.ファイト! (中島みゆき)
03.飾りじゃないのよ涙は (井上陽水/中森明菜)
04.秋桜 (山口百恵)
05.ルビーの指環 (寺尾聰)
06.雨のバス (花田裕之)
07.ラスト・ダンスは私に (越路吹雪)
08.お嫁においで (加山雄三)
09.プカプカ (ザ・ディラン II)
10.ケンとメリー〜愛と風のように〜
11.勝手にしやがれ
12.ロックンロールの真最中
13.浅草キッド
14.おでこにキッス
15.タイムマシンにおねがい
16.そして僕は途方に暮れる
モデルから女優に転身するも、マニア向きでしかなかった小林麻美が一躍脚光を浴びたのは、向こうの曲をユーミンの日本語詞でカヴァーした(1)の大ヒットからだ。その後は今ひとつパッとしなかったが、全体に漂うアンニュイな雰囲気は彼女ならでは。
『時間の翼』に続く、ZARDの10枚目となるアルバム。GARNET CROWの中村由利が楽曲提供したタイトル曲ほか、「もっと近くで君の横顔見ていたい」など4枚のヒット・シングルを収録。
最高の音で楽しむために!
アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のスーツCD第10弾。今回は特に人気の高いキャラクターであるキラヤマトが登場。本編終了後を描いた、ファンには気になるエピソードを収録。
テレビシリーズ全25話のストーリーガイドはもちろん、本編では描かれなかった多くの裏設定をはじめ、『牙狼(GARO)』にまつわる資料、デザイン画、コメントなどを徹底的に網羅したファン待望の一冊。
ロック界のデイヴ・スペクター(?)が本領を発揮したインスト作。攻撃的なリフにメロディアスなフレーズを絡めながら、テクニカルな演奏に留まらない懐の深さを披露。SMAPの(5)もハード・ロックに昇華され、スティーヴ・ヴァイ、ビリー・シーンらも華を添える。
最近、朝の目覚めが悪い、物事に集中できない、ストレスを感じている、ついつい食べ過ぎてしまう…セロトニン欠乏を知らせるサインに気づいていますか?毎朝たった5分で目覚めるキレイと元気の元「脳内セロトニン」。心と体のスッキリ爽快を手に入れる。
「じゃあ、帰ろうか」週に一度の銭湯の帰り。志乃ちゃんは、無言で僕の隣に並ぶ。自然に。ごく、当たり前に。他者との接触を恐れているわけでは無いのに、他者との接触を求めていないーそんな彼女が、どうして僕の傍に居続けているのかー。聞いてみたい気もする。でも、聞いてはいけない気もする。どちらが正解なのかは分からない。だから今は待とうと思う。彼女がそれを語ってくれるその日まで。支倉志乃。無口な小学五年生。僕の妹ーみたいな、大切な存在。願わくば、君の見る夢が、この世で最も美しいものでありますようにー。猟奇事件に興味を示す、ダークでクールな小学生の志乃ちゃんと大学生の僕との純愛系ミステリー第二弾。
ヨロコビとコーフンに満ちた、少年時代の黄金の日々。夏休みには、いかだで海まで川下り。秋には泊まりがけで、堤防の突端までトロッコを走らせる。冬休みにはクスノキの上に秘密基地を作り、幻灯会。手作りの玩具とスリリングな出来事の数々。作家・椎名誠が仲間たちと体験した、小学校5年の頃の大冒険記。
長く特派員としてアメリカ社会の変容を見つめてきた著者が、「社会の座標軸がズズッと右にずれたような変化」を感じ始めたのは一九九〇年代半ば。アメリカ国内で繰り返される不可解なテロ、中絶や同性愛をめぐる深刻な軋轢、信仰の熱心さが生み出す分極化ー文化の多様性を拒む何かが、地下からはっきりと姿を現していた。現地での取材、インタビューを積み重ね、著者は、その源流が清教徒による建国思想、過激な反連邦政府意識、白人優越主義などに端を発する、「アメリカ原理主義」ともいうべき宗教右派の動きに結びついていくのを知る。