松本孝弘(B'z)のソロ・プロジェクトによる邦楽カヴァー・アルバム。曲ごとに異なったヴォーカリストを起用しているのが最大の特徴で、稲葉浩志の「勝手にしやがれ」、倉木麻衣の「イミテイション・ゴールド」などを楽しめる。ハード・ロック魂全開のギターも、いい。
(2)(3)が、ちょっと古いけど、自らドラムを叩くようになってからの近作ベスト。トテテテ…と素朴に響く森高ドラムもここまで来ると立派なもんだ。今回、強く感じたのは斉藤英夫と高橋諭一の曲の良さと森高の歌詞のフェミニンな変化だ。(15)は新曲ですよ。
ロングラン・ミュージカルの、2ヴァージョンあるライヴ盤、こちらは名古屋の中日劇場で収録された鹿賀丈史、村井国夫、宮本裕子、笹野高史らのキャストによるもの。どちらにも収録され、その実力を似せつけているのが島田歌穂。
あの傑作デビュー・アルバムをも凌ぐ圧倒的世界が確立された大傑作2nd。ジャズもパンクもグランジも歌謡曲も全部我流に再構築して聴かせるサウンドには、唯一無二の迫力と切実さとが充満した未曾有の大傑作。先行シングル曲「罪と罰」も長尺版にて収録だ。
“フォークル”から“ミカ・バンド”までマルチな才能を発揮する加藤和彦のベスト盤。大成建設「あの素晴らしい〜」やパナホーム「家を〜」など、TV-CMの代表曲から隠れた名曲までを網羅。
83年発表作『STARGAZER』と82年発表作『OVERLAP』に、それぞれボーナス・トラックを加えてのカップリング復刻。米英ポップ・ミュージックのエッセンスを、念入りにさりげなく取り入れたカラフルなポップ・サウンドからは、初心者でも踏み込める気楽さが漂う。
往年の名曲をスーパープライスで!
『世界の中心で、愛をさけぶ』と同じ製作チームによる、映画『いま、会いにゆきます』のサントラ盤。ベストセラー小説を映画化した感動大作に相応しい音楽は、サントラ初挑戦となる松谷卓。
圧倒的な歌の上手さに加え、屈託のないキュートなキャラクターで人気のaiko。2001年に発表されたこの3rdアルバムは「ボーイフレンド」「初恋」「ロージー」などのヒット・チューン満載。⇒★aiko特集★をチェック!
「LET'S DANCE BABY」「BOMBER」のヒットを生み、転換点となった78年作の4枚目。ファンクやソウルをベースにした温かいグルーヴと、フィル・スペクター的ポップスが同居したサウンドで、どの曲も美しいメロディが冴え渡っている。
「アメイジング・グレイス」の15ヴァージョンを集めた作品。白鳥英美子のア・カペラからスタート、リチャード・ストルツマンのクラリネット演奏、ジェームズ・ゴールウェイのフルート演奏、E.プレスリーの歌など、各種の歌と演奏を楽しめる。ジャジィなのはハリー・アレン。
待望の作品が“ミュージックファイル”に登場。日本コロムビア以外門外不出だった主題歌、「怪獣使いと少年」のBGM、「許されざるいのち」挿入歌“花・太陽・雨”(PYG!)、もちろんワンダバも収録という完璧盤。詳細資料データ・ブックレットにも感動。必買!★
壮大なイメージにみちた(1)で幕を開けるさだまさしの歌の世界。どの歌もそれぞれの時代にヒットしたものばかりで、一瞬にして当時の思い出がよみがえってくるのはやはり彼の歌の力のせいだろう。また(5)の後に(6)を入れたのは彼のユーモア・センス!?
初期のシングルをA・B面順にファイルしたCD。(1)〜(20)は松本隆作詞・筒美京平作曲。歌謡曲としては(7)(17)が突出しているが、(6)(16)の中間的な感情やテンポの曲も◎、本作1枚で両氏の才能が堪能できる。さらに可憐な地声と綺麗な裏声を併せ持つ太田の魅力も。★
もしかすると吉田拓郎が最高のスピードで走っていた時期の作品で構成された19曲。(1)の今となってはチープなフォーク・ロック調キーボード、(2)のやるせなさ、(6)のホノボノ感、そして(18)の切なさ……。あの日に帰りたい! とマジに思う。ところで「マークII」はどうしちゃったの?
1965年にツアーで1人イギリスにいたポール・サイモンが、ギター1本に託して心情を吐露したソロ・アルバムが世界初CD化。若きポールの激しく揺れ動く心の叫びが深い感動を呼ぶ。
デビューから現在まで、リリースする作品をすべて大ヒットさせてきた嵐。彼らのヒストリー盤ともいえる本作へは、ダンス・ビート/ヒップホップ調/メロウ・チューン/ユーロ系など多彩な表情が収録されている。いずれも一発で耳に馴染むキャッチーさを持っている点はさすが。