ちあきなおみの膨大な音源から、円熟のムード歌謡のみを集めた全曲集。「喝采」「雨に濡れた慕情」ほかオリジナルの名曲から、平野愛子「君待てども」などのカヴァーまでを幅広く収録。
2002年1月9日からテレビ東京系で『キン肉マンII世』が放映されブームの再来も噂される“キン肉マン”。83年のテレビ放映時に発売され人気を博した数多い超人のテーマ曲を復刻、CD化。ファン必携!
デンオンのカタログにはふたつの“ピアノ作品全集”がある。ひとつは指のトラブル克服後のベロフ盤、それに先立つ80年代に録音されたのがルヴィエ盤だ。どちらもフランスの“エスプリ”ではひけをとらないが、見事なほどに異なった演奏を聴かせてくれる。作曲家が“ピアノと自分の対話”との言葉を添えた「映像」が象徴するような、ピアニストのインティメイトな会話の数々を堪能する、そうした流れにルヴィエのアプローチはきわめて自然に溶け込んでいく。初出時1枚分の出費ですべてが揃う。これはお買い得。
エキセントリックな歌詞が話題を呼んでいる人だが、時として過剰なまでにヘヴィになるのも、実はコンディション・グリーン以来の沖縄の伝統では。本人自作の英語詞も数曲。日本語で歌う時より舌っ足らずな表情が際立って聴こえるのがおもしろい。
往年の名曲をスーパープライスで!
2000年に他界した“ブルースの女王”こと青江三奈のベスト・アルバム。ネオン輝く夜の繁華街の情景が目に浮かぶような、包容力のあるハスキー・ヴォイスが魅力だ。「伊勢佐木町ブルース」ほかを収録。
78年、“コッキーポップ”のテーマ曲だった「白いページの中に」がヒットしたものの、アルバム・リリースのないままリタイアしていた柴田まゆみが92年に録音していたデモ音源集。「白い〜」の延長線上にある穏やかなAORです。セルフ・カヴァー版の「白い〜」も収録。
70年代後半の“金田一耕助ブーム”の時に作られた企画アルバムのCD化。高田弘・成田由多可・羽田健太郎(私は羽健のものが好き)の三人が小説のイメージをそれぞれ曲にしたもの。ボーナス・トラックは関連のヴォーカル曲。TVシリーズの(15)は懐かしいの一言。
次から次へとヒット曲を放っていた77〜83年の八神純子のベスト・セレクション。ヒットしてから作曲家クレジットにD.フォスターらの名が登場した(9)をはじめ、(1)(2)など女性ポップスの一時代を築いた曲と八神純子の魅惑的な高音ヴォーカルがここで聴ける。
映画『キル・ビル』のサントラに起用され、再評価された梶芽衣子。その挿入歌「修羅の花」「怨み節」を収録した全曲集。全曲集がリリースされるのは約20年ぶり。
オリヴィア&トラボルタなんて、随分老けた高校生カップルだこと。ご存じロックンロール・ミュージカル映画のサントラです。(1)(3)(4)などのオリジナル・ヒット曲とオールディーズ・ナンバーの組合せが楽しい。ライナーを故・糸井五郎サンが書いています。
自身がホストをつとめる番組の企画盤かと思ったら、男フクヤマ、ハンパないカヴァー集になっている。
アレンジャーの意図か、全曲メロウでムード歌謡チック。でもそれが、彼の声質や俳優としての表現力や、キャラの良さにハマっているから、むしろ爽快だったりする。
<収録内容>
01.青春の影 (チューリップ)
02.ファイト! (中島みゆき)
03.飾りじゃないのよ涙は (井上陽水/中森明菜)
04.秋桜 (山口百恵)
05.ルビーの指環 (寺尾聰)
06.雨のバス (花田裕之)
07.ラスト・ダンスは私に (越路吹雪)
08.お嫁においで (加山雄三)
09.プカプカ (ザ・ディラン II)
10.ケンとメリー〜愛と風のように〜
11.勝手にしやがれ
12.ロックンロールの真最中
13.浅草キッド
14.おでこにキッス
15.タイムマシンにおねがい
16.そして僕は途方に暮れる
2005年にデビュー35周年を迎えたRC。本作は“祝 デビュー35周年”プロジェクトの一環で、東芝EMI盤と同時発売されたオールタイム・ベスト。レーベルの垣根を越えた選曲で、バンドの変遷がたどれる。入門編にも最適だ。
こりゃ豪華だこと。これまでに発表されたシングルとアルバム未収録曲などで構成された布袋のベスト・アルバム。こうして彼の足跡を辿ってみると劇的に展開される大衆ロックが並び、布袋サウンドの奥行きの広さにあらためて驚かされる。まさに無敵の1枚。
シティ・ポップスの第一人者としての地位をユーミンが確立したアルバム。歌を聞いて情景が浮かんでくる「中央フリーウェイ」は、しっかりとロケハンまでしてつくった曲。見事に70年代の青春している(!?)アルバム。
3社合同企画《ゴールデン☆ベスト》シリーズ第3期。大ヒット「ルビーの指輪」はもちろん、74年の東芝デビュー曲「ほんとに久しぶりだね」ほか初CD化となる音源を含む待望のアンソロジー。