本書では、一次電池の他、とくにリチウムイオン電池中心に展開される二次電池、さらにはリチウムポリマー電池など新しいタイプの二次電池の市場動向、及びメーカー戦略、そして、それぞれを構成する材料の市場動向が調査・解説されている。
本書では、新しい世紀を迎え、今後この電池がどのような方向に進むのかについて最新の情報を提供することを目的として、それぞれの分野の第一線の先生方に執筆して頂いた。特に、既存の技術にこだわらずどのような夢がリチウム二次電池のそれぞれの材料・部材において考えられるのか、あるいはどのような新規技術が将来開発されないといけないのかについて、各専門分野における先端研究を基礎にした、今後の技術的展望を執筆して頂いている。
本書はナノカーボンの応用・実用化研究およびその企業戦略に焦点をしぼったモノグラフである。各章の執筆者は、ナノカーボン研究の各分野の第一線で活躍している、現在考えられる最高の執筆者である。また、フラーレンとカーボンナノチューブに関する基礎的な章を設けたが、ナノカーボン分野の研究の基礎事項を平易に解説している。
ニッケル・水素電池のみならず、日本では昨今、リチウムイオン電池やキャパシタの実用化にも至り、まさに米国とは対照的に技術進化と実用化が拡大している。さらに燃料電池システムや燃料電池自動車でも日本が先頭に立ったことを考えれば、いかにこれらの領域の研究や技術水準が高いかが伺い知れる。本書は、このような日本の世界最高水準の研究や技術を体系的にまとめたもので、ここに集められた原稿からも、その技術的価値が読み取れる内容で構成されていると考える。
本書ではIT不況からの回復基調にのる、電池および電池構成材料界の現状と展望をまとめた。一次電池と二次電池の市場動向・メーカー動向、また、大容量・長寿命、小型・薄型・軽量などのニーズに対応する各電池材料の開発動向と市場動向をまとめた。また、今後が期待される、新しいタイプの電池(プロトン電池・ラジカル電池・光二次電池)、キャパシター、燃料電池の開発動向についても併せて解説した。
本書ではIT不況からの回復に転じたが価格下落という新たな問題に直面している電池および電池構成材料業界の現状と展望をまとめた。一次電池と二次電池の市場動向・メーカー動向、また、大容量・長寿命、小型・薄型・軽量などのニーズに対応する各電池材料の開発動向と市場動向をまとめた。また、今後が期待される、新しいタイプの電池(プロトン電池・ラジカル電池・光二次電池、オキシライド乾電池)、キャパシター、燃料電池の開発動向についても併せて解説した。
過去の実績をベースにエレクトロニクス産業を裏から支えるフィルム・シート・テープ状製品を8分野に整理、61品目について製品の概要、メーカー・市場動向、価格及びグレード例について、また新たに「フィルム素材編」としてポリカーボネートなど主要なプラスチック6品目の概要及びメーカー・市場動向を収載。