本書は大学初年級における化学概論(物理化学の初歩を主とする)の教科書ないし参考書として著述された。題材を精選し、簡潔平易に記述するように努めた。各章の終りに演習問題を配置し、巻末にその解をやや詳しく記して自習の便をはかった。
基礎から学ぶ。重要テーマを例題を用いてやさしく解説。どこからでも学べる読み切りスタイル。イラスト、図解を用いたビジュアルな紙面構成。
本書は、誰にでも馴染みやすい先端の電子部品として、最近話題となっているプラスチック・オプティカル・ファイバや発光・受光ダイオード、太陽電池、ファラッド・コンデンサなどを取り上げ、これらを利用して、先端の電子部品を理解しながら、楽しい電子工作を作ってみようというものです。
この本は二部構成になっていて、体験編では、中学入試に対する僕たちの戸惑いや試行錯誤を出来るだけ率直に書いた。そのほうがかえって参考になると考えたからだ。一方、国語問題読解編では、著者の研究者としての分析力をフルに発揮した。「国語」に隠されている見えないルールを炙り出すという読解法は、入試国語に強くなるだけでなく、「学校」空間というものについて考える契機となるだろう。だから、この本は著者の学校論でもある。
本書は燃料電池自動車出現の政治的背景、燃料電池開発をめぐる企業間競争、そして現在のエンジンが抱える問題点が平易に書かれている。
本書は、工学院大学が小・中学校の理科教育振興に取り組んでいる成果の一端を皆様にご利用していただくことを目的として発行するものです。
21世紀は分散型電源の時代。主役は燃料電池だ。産業界が一斉に動く。先行するバラードパワーシステムズ、続いて東芝、松下、トヨタ、ホンダ、三菱重工…。渾身のレポート。
アメリカの技術覇権の核心に迫る!二十年前から進行したプロパテント(特許重視)政策が日米の格差をここまで拡げた。IT革命の水面下で激しく繰り広げられる日米欧の攻防。日本経済の復活、二十一世紀の生き残りをかけてとるべき道はあるか。
本書では意識して安全性の問題にはふれずに、日本が原子力発電を推進してきた理由、すなわちエネルギー安全保障、CO2の排出削減、経済的な発電コストの実現という三点が、もはや時代遅れになってしまったことを示し、その後で、新しいエネルギー変換技術である燃料電池と常温核融合、つまり水素エネルギー技術が原子力発電に代わるべく台頭してきていることを紹介する。
本書は単なる燃料電池の解説書ではなく、二十一世紀より始まるエネルギーの大変換を予見した本である。燃料電池が二十一世紀初頭に展開されるエネルギー革命が自動車からスタートし、航空機、産業エネルギー、そして家庭用燃料にまで発展することを確信を持って述べた。
スーパートリオが話題の「燃料電池」などマイクロパワーが引起こすあるべき21世紀ビジョンを描き切る!日本経済再生の本当の答えがこの中にある。
自動車から家庭用、そして火力発電の代替まで-多様な用途が期待される燃料電池の最新テクノロジー。
燃料電池の基本メカニズム、水素の製造法と供給法、アメリカ・ドイツと日本の環境&エネルギー政策、自動車・電機・エネルギー業界などの環境技術動向etc.クリーンエネルギーの現状と未来図を読む。
「サンヨー」がどのような歴史を持ち、どのような理念に基づいて経営されているのか。そして、どのような戦略を描いて未来に立ち向かっているのか。本書は、そんな疑問をサンヨーの経営陣や技術者たちへの緊密な取材を通して探ったビジネス・ドキュメントである。
本書は、科学と非科学の間を埋めるようなテーマを扱う。たとえば「人間の遺伝子構造から予測される火星人の性格分析」や、「10%還元ポイントカード制度を数学的に分析し隠された収益性を明らかにする」など。しかし、いわゆる似非科学の本ではない。「非科学的」な香りがしながらも根底には「科学」があるという発想がテーマなのだ。「科学に似て非なるもの」ではなく、「非科学に似た科学」=「似/非科学」。それは「魅惑」という言葉がぴったりあてはまる、しかしちゃんとした科学なのだ。