燃料電池については昨今、自動車分野の動きが目立っているが、本書は現在最も実用化に近いレベルにあると考えられる住宅向けの市場に焦点を当てた。第一章では、この分野で燃料電池がなぜ革新技術と呼ばれているのかを示した後、第二章では燃料電池をとりまく技術、システム等の開発状況について述べる。その上で、第三章、第四章では、燃料電池が生み出すビジネスモデルを示した。
産業と科学とが密接に相互作用し、互いに入り組んだ関係を発達させ、あるいは一定の「場」を共有するかたちで共存するようになっている。その具体的あり方と意義を探求し、現実の市場における日本企業の地位低下の背景を解き明かす。
先進国で環境車が、新興国で低価格車が求められる今、米国向けで稼ぐ従来のクルマづくりは通用しない。多様な燃料、エネルギー源に対応しながら、開発を効率化する新しいクルマづくりが必要だ。先の読めないリスクに備えながら、今後の自動車産業を勝ち抜くための経営戦略の具体例を詳説する。
食べた物がからだの中でどのように化学反応し、私たちの身となり健康を支えているのだろう。化学的基礎がからだの仕組みや消化・吸収、代謝、栄養などとどうつながっているのか、自分のからだの中で起こっていることは化学的にどういうことなのか、基礎から応用へしっかり解説。
酸素の増減が見える→考える。創造性を育む新しいアプローチ。手軽に、安く、安全に測れる!
電池は現代文明の隠れたる主役である。小は体内に埋めこまれた心臓ペースメーカー用の電源として、大は船を動かし宇宙船を制御するパワーをもつ。エレクトロニスク製品や情報産業は、電池の存在なくしては成りたたない。200年前、イタリアのガルバニが二つの異なる金属が起こす発電作用を、動物電気と勘違いしたことをスタートにした電池は、今日、驚くべき能力とさまざまなスタイルをもつ“コードレス時代の旗手”に変身を遂げた。さて、それでは、この古くて新しい“ブラックボックス”の中では何が起っているのだろうか?
太陽の光から直接電気を得ることができる魔法の板=太陽電池を用いた新エネルギー時代が始まろうとしている。制度の改正により、個人でも購入して使いやすくなる。そんな太陽電池はどのようにして電気が出せるのか、その種類、使い方、入手方法はどうすればよいか、どのくらいの面積を必要とするのかなど具体的に解説した。また太陽電池瓦、ソーラーエアコン、ソーラープレーンなどから、全世界のエネルギーをまかなおうという「ジェネシス計画」などの最新状況とその近未来を展望する。
本書は、臨床電気神経生理学における電位解釈の基礎を、電気回路を用いて解説したものです。記録された電位がどう見えるかではなく、何故それがそう見えるのかを簡単な原理に立ち返って考察することを目標としました。
一次電池、およびリチウムイオン電池を中心に展開される二次電池、ポリマー電池など新しいタイプの二次電池の市場動向、メーカー戦略、それぞれを構成する材料の市場動向が調査、解説したもの。
理科の自由研究は、夏休みの宿題として、多くの学校でよく出されている。本書は、この自由研究のテーマとして『最近話題になっている“地球環境”に関する自由研究をしてみたい』という読者の要望に応えてつくられたものである。