宮廷の栄華、名高き名手の秘密、叶わぬ愛と不実の恋、そして殺人!あの古楽作品誕生の背景には、こんなエピソードがあったー史実をもとに創作した“ある一夜の空想シーン”と、わかりやすい解説。中世・ルネサンス・バロックの音楽がリアルな実体感をもって手に取るようにわかる、これまでになかった「古楽入門」。
●総力特集
第71回全日本吹奏楽コンクール支部大会[前半]
東北*/北陸/東海*/関西/中国/四国/九州*(*は一部の日程)
今年もコンクール特集号がやってきました。ここ数年間の感染症との闘いはまだ完全に収束したとは言えませんが、きっと表情豊かなスナップ写真が各地から集まってくるでしょう。演奏したみなさん、会場に足を運んだ方も行けなかった方も、専門家の講評にあるアドバイスは、多くのバンドの役に立つはず。ぜひ参考にしてみてください!
全日本吹奏楽コンクールの支部大会は、お盆に開催した北陸大会から8月27日までの大会を次号で、8月31日からの9月にかけて行なわれる後半を12月号で紹介します。
●別冊付録楽譜
《主よ、人の望みの喜びよ》(J. S. バッハ 作曲/中橋愛生 編曲)
バッハが1723年に作曲した教会カンタータ。今回は木管3パート、金管3パートの二つの群に、低音とパーカッションを加えた、7人から演奏できるフレキシブル編成にアレンジしました。荘厳な響きをお楽しみください!
※記事や付録のタイトル、内容は変わることがあります。ご了承ください。
プロバスケットボール選手の河村勇輝さんがAERAの表紙とインタビューに登場
「司令塔としての矜持」を語る
AERA 10月16日号の表紙には、プロバスケットボール選手の河村勇輝さんが登場します。先日のW杯で五輪出場を決め、日本全国を大興奮させたバスケットボール男子日本代表。その司令塔として活躍した河村さんが、バスケにかける思いをじっくり語りました。バスケだけではなく、野球ではWBCで優勝、サッカーでも世界の強豪国を撃破するなど、日本スポーツの競技レベルが向上しています。
表紙を飾るのは、プロバスケットボール選手の河村勇輝さんです。身長172センチと、バスケ選手としては小柄ながら、そのスピードとパスワークで、W杯では世界をあっと驚かせました。「僕の強みであるスピードやクイックネスは世界でも十分に通用したと思います」と自信を見せます。代表では最年少ですが、「ポイントガードとしてチームを引っ張らないといけないという自覚」を持ったと、司令塔としての矜持について語っています。撮影はもちろん蜷川実花。プレー中の河村さんとはまた違う一面を引き出しています。ぜひ誌面でご覧ください。
●巻頭特集:スポーツ新時代
野球、サッカー、バスケ、ラグビー……。近年、日本スポーツの躍進が目立ちます。かつては世界と対峙できなかった競技でもトップレベルの力をつけてきているのはなぜか、その背景を探ります。スポーツジャーナリストの二宮清純さんは躍進の原動力として「代表ブーム」と「国際化」をキーワードに挙げます。そのほか、さまざまな専門家が日本の強さの背景を語ります。世界で躍進した選手の筆頭といえば、大谷翔平選手です。メジャー日本人初の本塁打王(ア・リーグ)となり、MVPも確実だと言われています。その大谷選手は何がすごいのか、そして今後の去就は、在米ジャーナリストが読み解きます。
●ジャニーズ再出発のゆくえ
故・ジャニー喜多川氏の性加害問題にまつわり、ジャニーズ事務所は10月2日に2度目の記者会見を開き、再出発に向けた発表を行いました。新社名の発表など「解体的出直し」を図ることを誓った会見でしたが、課題は山積しています。日米の芸能界に精通する放送プロデューサーのデーブ・スペクターさん、企業統治の専門家などが解説します。また、今回の問題を巡っては、我々メディアや取引先企業などの責任も重大です。ネスレ日本元社長兼CEOの高岡浩三さん、時事YouTuberとしてこの問題についても発信するたかまつななさんに話をうかがいました。
●博多華丸・大吉「芸歴33年」を語る
福岡の顔から、全国のお茶の間の顔になった博多華丸・大吉の二人。NHK総合の朝の生活情報番組「あさイチ」の顔としてもすっかり定着しました。最初は「朝のNHKの生番組を博多の漫才コンビが受け持つなんて……」と、オファーを断るつもりだったとか。そんな話から始まり、芸歴33年の軌跡を振り返ります。「欲は全くない」と断言するほど、肩の力が抜けています。これが好感度に繫がっているんだなと実感できる二人のトークです。
●松下洸平×生方美久
松下洸平さんがホストを務める対談連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、脚本家の生方美久さんがゲスト。今号では、全4回のうちの3回目を掲載しています。話題となったドラマ「silent」の脚本家として注目を集めた生方さんは、10月スタートのドラマ「いちばんすきな花」の脚本も担当。そのドラマでは、松下さんを想定して台本を「当て書き」したと言います。台本を読むと「僕じゃん」と思う部分がたくさんあった、と松下さん。そんな新ドラマをめぐる話が満載です。
ほかにも、
●新NISA直前 インデックス投信売れ筋ランキング
●あのときの私が欲しかった情報を 死産や新生児死の経験者の思い
●「核のごみ」に揺れる自治体 原子力政策のほころび
●村上春樹と白石加代子「怖い話」
●東浩紀が語る過去と現在をつなげる「訂正する力」
●岩井俊二×アイナ・ジ・エンド×松村北斗 監督の声は「音楽」だった
●宮沢りえ×石井裕也 皆さんの記憶にこびりつきたい
●横尾忠則 広大無辺な自由を獲得する
●『街道をゆく』の現代性 司馬遼太郎の言葉
●武田砂鉄 今週のわだかまり
●ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
●大宮エリーの東大ふたり同窓会 ゲスト・松本紹圭
●現代の肖像 入山章栄・経営学者
などの記事を掲載しています。
デビュー15周年を記念したベストアルバム発売決定!
CD2枚組のDISC.01[Blue盤]は、2008年から2011年までにリリースされた初期楽曲を中心に構成されている。
メジャーデビュー配信限定シングル「花になれ」を始めとする彼らを代表する楽曲を、今回のアルバムのためにヴォーカルを新たに録り直し収録する。
DISC.02[Red盤]には、2019年から2023年までの楽曲で構成されており、「ビギナーズノート」「青空ブランニュー」など、
これまでCDには収録されていなかった楽曲や、先日配信リリースされたばかりの最新曲「ヒアソビ」に新曲を含む全11曲が収録される内容となっている。
デビュー15周年を迎えるflumpool、珠玉の楽曲たちの”今”と"これから”を感じる充実の内容となっているので楽しみにして欲しい。
初回限定盤のBlu-ray映像には、6月におこなわれた中野サンプラザ公演の模様を収録予定。
※収録内容は変更となる可能性もございます。予めご了承ください。
ドイツのホルン奏者、マリー=ルイーズ・ノイネッカーの隠れた名録音!
ラドヴァン・ヴラトコヴィチが優勝した1983年のARDミュンヘン国際音楽コンクールで第2位に入賞し、バンベルク交響楽団とフランクフルト放送交響楽団で首席ホルン奏者を務めたドイツの名ホルン奏者、マリー=ルイーズ・ノイネッカーによるロシア音楽アルバムが復刻。その魅力が喧伝されてこなかったためにこれまであまり知られていなかった隠れた名録音です。
「Koch international」より1994年にリリースされていた音源。(輸入元情報)
【収録情報】
● グリエール:ホルン協奏曲変ロ長調 Op.91/ホルンとピアノのための4つの小品
● グラズノフ:夢 Op.24/セレナード Op.11-2/牧歌
● ヴィッサリオン・シェバリーン[1902-1963]:ホルンと管弦楽のためのコンチェルティーノ Op.14-2
● ニコライ・ニコラエヴィチ・チェレプニン:6つのホルン四重奏曲ヘ長調
マリー=ルイーズ・ノイネッカー(ホルン)
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮、バンベルク交響楽団
ザルツブルク・モーツァルテウム・ホルン・アンサンブル
パウル・リヴィニウス(ピアノ)
録音:1992、1993年
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チンクエチェントが歌う、ドイツ・ルネサンスの知られざるミサ曲
ヨーロッパ各国(オーストリア、ベルギー、イギリス、ドイツ、スイス)のプロフェッショナルな歌手が集ったルネサンス系男声ヴォーカル・アンサンブルの最高峰「チンクエチェント」。これまで、ジャン・リシャフォールやフィリップ・シェーンドルフ、フィリップ・デ・モンテ、ヤコブ・ルニャール、ハインリヒ・イザークなど、フランドル楽派を中心とするルネサンスの知られざるプログラムでアルバムを彩ってきたチンクエチェントの新録音は、ルートヴィヒ・ダーザーの宗教音楽集!
その生涯と作品がミュンヘンとシュトゥットガルト、カトリックとルター派の両方にまたがっているドイツ・ルネサンス期の作曲家、ルートヴィヒ・ダーザー。フランドル楽派の影響を受け、同時代人からは非常に尊敬されていた作曲家でしたが、ミュンヘンで彼の後任を務めたオルランド・ディ・ラッソ(ラッスス)の登場により、音楽史上ではすっかり影が薄くなってしまいました。本作は充実のミサ曲『パーテル・ノステル』のほか、ラテン語のモテットやドイツ語のコラールのセレクションを含んでおり、両者の様々なスタイルを楽しむことができます。知られざる巨匠ダーザーの入門に最適な1枚です。(輸入元情報)
【収録情報】
ダーザー:
● 主をほむべきかな
● パーテル・ノステル(われらの父よ)
● ミサ曲『パーテル・ノステル』
Kyrie I
Christe
Kyrie II
Gloria in excelsis Deo
Domine Deus, Agnus Dei
Qui tollis peccata mundi, suscipe
Ave Maria(作者不詳)
Credo in unum Deum / Pater noster / Ave Maria
Et incarnatus est / Et ne nos inducas / Et benedictus
Crucifixus
Et ascendit in caelum
Et in Spiritum Sanctum / Pater noster / Ave Maria
Sanctus
Benedictus
Osanna
Agnus Dei / Pater noster
● あなたに向かってわたしは目を上げます
● わたしは主を愛する
● われらはみな神に感謝します
● このことを覚えていなさい、ヤコブとイスラエルよ
● わたしをお救いください
● 長い間活動が遮られ
● 兄弟よ、身を慎み、目を覚ましていなさい
● 光であり昼間の明るさであるキリストよ
チンクエチェント
録音時期:2022年10月
録音場所:ドイツ、アドラースベルク、聖母教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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イタリアを代表するサクソフォニスト、
マルコ・アルボネッティのイタリア映画音楽!
ニューヨーク、カーネギー・ホール・デビューが高く評価され、世界中でソリスト&指導者として活動するイタリアを代表するコンサート・サクソフォニスト、マルコ・アルボネッティの「Chando」sレーベル3rdアルバムは、イタリアの映画音楽集。オーケストラは、エンニオ・モリコーネが彼の偉大な映画音楽のレコーディングに起用したのと同じローマ・シンフォニエッタ、さらに収録は、イタリア映画界最高のスコアの多くが録音されたローマの歴史的なフォーラム・スタジオ(Forum Studios)で行われました。
本作はエンニオ・モリコーネとニーノ・ロータの傑作を中心に、10の映画からの音楽をパオロ・シルヴェストリのアレンジ、オーケストレーションで収録。ピアノとサクソフォンのソロを伴う弦楽オーケストラによる演奏が、リスナーの耳と心、両方を魅了します。
2002年のクリスマス・イヴに、指揮者リッカルド・ムーティの自宅で開かれた集まりに参加したアルボネッティは、そこでモリコーネに出会い、彼と音楽について語り合う感動的な機会を得たといいます。またヴェネツィアの図書館では、ニーノ・ロータのオリジナル原稿のアーカイブと、ロータとフランシス・フォード・コッポラが『ゴッドファーザー』の撮影中に書き込んだ注釈の研究を行いました。イタリアの文化的アイデンティティを体現し、世界中の人々に愛されているこれらの音楽は、私たちを別の時間や場所に運び、過去の記憶を呼び起こしたり、想像の中でしか見ることのできない世界を紹介したりすることができる、比類なき芸術作品といえるでしょう。(輸入元情報)
【収録情報】
エンリオ・モリコーネ[1928-2020]:
● 『ミッション』〜ガブリエルのオーボエ、滝
● 『海の上のピアニスト』〜愛を奏でて
● 『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)〜ノスタルジア、愛のテーマ
● 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)〜デボラのテーマ、メインテーマ
● 『マレーナ』(2000)〜メインテーマ
ホセ・ラカジェ[1859-1937]&エンリオ・モリコーネ:
● 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』〜アマポーラ
ニーノ・ロータ[1911-1979]:
● 『フェリーニのアマルコルド』(1973)〜テーマ
● 『ゴッドファーザー』(1972)〜ゴッドファーザー・ワルツ、シシリアの田園風景、愛のテーマ
● 『甘い生活』(1960)〜テーマ
パオロ・シルヴェストリ[1960-]:
● 『コントロヴェント』(2000)〜テーマ
ガトー・バルビエリ[1932-2016]:
● 『ラストタンゴ・イン・パリ』(1972)〜テーマ
マルコ・アルボネッティ(サクソフォン)
ローマ・シンフォニエッタ
パオロ・シルヴェストリ(指揮)
録音時期:2022年12月
録音場所:ローマ、フォーラム・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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大バッハも賞賛したハッセのオペラを最高の演奏陣で披露!
大人気「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」シリーズの第53弾は1992年5月31日にゼンパーオーパーで行われたベルニウス指揮によるハッセの音楽劇『オリンピーアデ』全曲。ドレスデン国立図書館所蔵の1756年版スコアを使用した演奏会形式での上演で、名のみ知られたこの作品が優れた演奏で復活した記念すべき公演でした。
ヨハン・アドルフ・ハッセはドイツの作曲家ながらナポリでポルポラやスカルラッティに学び、イタリアで作曲家として成功しました。1731年にドレスデン宮廷楽長となり、ナポリ楽派様式による歌劇を上演しました。
『オリンピーアデ』は1756年の作。古代ギリシャのオリンピックを題材にしているのも興味津々。メタスタージオの台本でも最も人気が高く、多くの作曲家が作品化しています。カストラート用に書かれた役はカウンターテナーのスティーヴン・リッカーズと男性ソプラノのランドール・ウォンが担い、当時の雰囲気を味わわせてくれます。主役は実力派クリストフ・プレガルディエン。ヤーコプスとモンテヴェルディの『ウリッセの帰還』を録音したのと同時期です。
ドイツ合唱界の大御所フリーダー・ベルニウスは1985年以降古楽合唱へ転向、まさに実績を積んだ解釈が光ります。手兵シュトゥットガルト室内合唱団の美しさも光ります。(輸入元情報)
【収録情報】
● ハッセ:三幕の音楽劇『オリンピーアデ』
クリステネ(シキオンの支配者):クリストフ・プレガルディエン(テノール)
アリステア(その娘):キャサリン・ロビン(メゾ・ソプラノ)
アルジェーネ(クレタの王女);ドロテア・レシュマン(ソプラノ)
メガークレ(リチーダの友人):デイヴィッド・コーディア(テノール)
リチーダ(クレタの王子):ランドール・ウォン(男性ソプラノ)
アミンタ(リチーダの裁判官)/アルカンドロ(クリステネの側近):スティーヴン・リッカーズ(カウンターテナー)
カペラ・サジタリアーナ・ドレスデン
シュトゥットガルト室内合唱団
フリーダー・ベルニウス(指揮)
録音時期:1992年5月31日
録音場所:ドレスデン、ゼンパーオーパー
録音方式:ステレオ(ライヴ)
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NHK朝ドラ『ブギウギ』の主人公・笠置シヅ子、服部良一が天才ぶりを発揮し、エノケン、二村定一、あきれたぼういずが大衆を熱狂させた浅草レビューの時代。中川三郎、ベティ稲田が共演した伝説のタップ映画『舗道の囁き』。華麗な群舞で日本のステージショーの歴史に偉大な足跡を残した日劇ダンシング・チームetc.戦前に花開いた日本のジャズとモダニズム文化を膨大な資料と同時代体験をもとに生き生きと描いた幻の名著がついに復刻!