壁や垣根を取り払い、“自分”が“自分”になる時間。知らぬ間に心が丸裸になる不思議な暗闇のちからを、体験できる唯一の場所「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。純度100%の暗闇で収録されている話題のラジオ番組がついに書籍化。
クリストフ・クロワゼの自作自演集!
1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト、クリストフ・クロワゼの才気煥発な自作自演録音集が登場!
クロワゼは現代から過去数世紀を含む様々な音楽からインスピレーションを得ており、ポピュラーなスタイルと融合させたクラシック音楽の悠久の進化に敬意を表しています。ソナタや協奏曲などの伝統的な形式に、ジャズ、ブルース、ボサノヴァ、即興演奏などを取り入れ「音楽と文化のメルティング・ポット(るつぼ)」を創り上げました。
これらの作品は、パンデミックとロックダウンによって駆り立てられた創作意欲から生み出されており、いずれも2020年から2022年の間に書かれました。クロワゼの能力をフルに活用したヴィルトゥオージティに溢れるチェロ協奏曲、クラリネット三重奏の形をした銀河の旅、物悲しく、激昂し、切望しながらも最終的には希望を感じさせるチェロ・ソナタ、様々な特殊奏法も駆使しチェロの表現力を開放させて異国の音楽文化を巡る『エキゾチックな航海(Voyage Exotique)』など、喜びと発見に満ち溢れたアルバムとなっています。(輸入元情報)
【収録情報】
クロワゼ:
1. チェロ協奏曲第1番 Op.6
2. 2本のチェロのための大二重奏曲『エキゾチックな航海』 Op.2
3. クラリネット三重奏曲 Op.4
4. チェロ・ソナタ第1番 Op.9
クリストフ・クロワゼ(チェロ)
アネット・ヤコヴチッチ(チェロ:2)
ダミアン・バッハマン(クラリネット:3)
オクサナ・シェフチェンコ(ピアノ:3,4)
ニーダーレンツ音楽祭室内管弦楽団(1)
録音時期:2022年4月、11月
録音場所:スイス
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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英国古楽界を牽引するヴィオラ・ダ・ガンバの名手ブースビー
森川麻子を迎え、フェッラボスコのリラ・ヴィオールのための音楽を探求!
ニコラウス・アーノンクールとチャールズ・メドラムに学び、パーセル・クヮルテット、フレットワークの創設メンバーとして英国古楽界を牽引し、ロンドンの王立音楽カレッジでヴィオラ・ダ・ガンバを教える名手、リチャード・ブースビー。フレットワークのメンバーである森川麻子を迎え、作曲家、ヴィオール奏者として活躍したフェッラボスコ2世のリラ・ヴィオール(17世紀にイギリスで人気の高かったヴィオラ・ダ・ガンバの一種)のための音楽を探求します。
アルフォンソ・フェッラボスコ2世(父親は同姓同名の作曲家、アルフォンソ・フェッラボスコ1世)は、エリザベス1世からチャールズ1世の治世にかけ、英国王室のヴィオール奏者として務めるなど、当時のイギリスにおいて最も成功を収めた作曲家のひとりです。フェッラボスコは、劇作家ベン・ジョンソンの舞台作品の音楽、多くの詩人の詩を用いた歌曲や、ヴィオールのための多くの作品を残し、当時のイギリスで大きく花開いたヴィオール・コンソートの発展に貢献しました。
本アルバムでは、フェッラボスコによるソロとデュオのリラ・ヴィオールのための作品を取り上げ、発見されていない最後の宝石のようなこの素晴らしい音楽をリチャード・ブースビーの類まれなテクニックと感性によって現代に伝えます。(輸入元情報)
【収録情報】
● フェッラボスコ2世:『1,2&3本のリラ・ヴィオールのためのレッスン集』より
1. プレリュード2(P.34)
2. アルメインーコラント(P.17)
3. ガリアードーコラント(P.25)
4. アルメインーコラント(P.31)
5. ガリアードーコラント(P.30)
6. プレリュード3(P.35)
7. アルメインーコラント(P.1)
8. ガリアードーコラント(P.2)
9. アルメインーコラント(P.3)
10. プレリュード1(P.34)
11. ガリアードーコラント(P.11)
12. アルメインーコラント(P.12)
13. パヴァンーコラント(P.14)
リチャード・ブースビー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
森川麻子(ヴィオラ・ダ・ガンバ:4,5)
録音時期:2020年6月27日、7月11,28日
録音場所:イギリス、グロスタシャー、シェボーン、セント・メアリー・モードリン教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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北ドイツの青年合唱団がフォーレの宗教音楽を全曲録音!
2014年から2021年まで芸術監督を務めたケノ・ヴェーバーの指揮の下、北ドイツを代表する青年合唱団として知られるシュプリンゲ・キリスマ青年合唱団がフォーレの宗教音楽を初めて全曲録音しました。
このプロジェクトは2018年、彼らが「Totensonntag(死者の日曜日)」の礼拝で初めてフォーレのレクィエムを歌ったことがきっかけとなってスタート。1888/89年版レクィエムの親密さ、音色の調和、器楽の鮮やかさに魅せられた彼らはレコーディングを行うことにします。「Rondeau Produktion」がこのアイデアに共感し、さらには宗教音楽を全曲録音するという提案が生まれ、この大きなプロジェクトに発展していきました。
ようやく録音のスケジュールも固まり具体的に動き始めた2020年初めにはCovid-19の拡大によって中断を余儀なくされたものの、少人数での屋外リハーサルやオンライン・リハーサルを重ねることでメンバー全員がその情熱を絶やすことなく燃やし続け、ついに2021年8月から9月にかけて行われたレコーディングをもってこの素晴らしいプロジェクトを完成させました。
1877年から1905年にかけてパリの教区教会「ラ・マドレーヌ」で有名なレクィエムをはじめほぼすべての宗教音楽を作曲し、「ラ・マドレーヌ」の少年合唱団を自ら指揮して演奏していたというフォーレの宗教音楽の全貌を、シュプリンゲ・キリスマ青年合唱団の若い歌手たちが瑞々しい歌声で美しく表現します。(輸入元情報)
【収録情報】
フォーレ:
● 汝はペテロなり (c.1872)
● 詩篇 第136篇『バビロンの川のほとりに』 (1863)
● アヴェ・マリア Op.93
● サルヴェ・レジーナ Op.67-1
● アヴェ・マリア Op.67-2
● 小ミサ曲 (1881, rev.1906)
● 祈り (1890)
● サンクタ・マーテル (c.1894)
● タントゥム・エルゴ Op.55
● ベネディクトゥス (c.1880)
● アヴェ・マリア (c.1894)
● アヴェ・ヴェルム Op.65-1
● タントゥム・エルゴ Op.65-2
● 見よ忠実なしもべ Op.54
● アヴェ・マリア Op.posth. (1871)
● ラシーヌ讃歌 Op.11
● レクィエム Op.48(1888/89年版、第1稿)
● おお サルタリス Op.47-1
● 恵み深き御母マリア Op.47-2
● 子どもたちの降誕祭 (c.1888-1890)
● 神のみ子がお生まれになった (1888)
● 降誕祭 Op.43-1
● 夜想曲 Op.43-2
● レクィエム Op.48(1893年版、第2稿)より第2曲『奉献唱』、第6曲『リベラ・メ』
● タントゥム・エルゴ (1904)
シュプリンゲ・キリスマ青年合唱団
ハノーファー宮廷楽団
ロビン・フリンカ(オルガン)
ユセフィーネ・ミンドゥス(ソプラノ)
ルート・ヘーデ(アルト)
シュテッフェン・クルーゼ(テノール)
コンスタンティン・インゲンパス(バリトン、バス)
ケア・ラドンス(ソプラノ2)
クリスティアン・ペイシ(ピアノ)
ケノ・ヴェーバー(指揮)
録音時期:2021年8月31日〜9月5日
録音場所:ドイツ、ヒルデスハイム、聖ミカエル聖堂
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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バロック時代のバッハ、古典派のモーツァルト、ロマン派の幕を開けたベートーヴェン…音楽史を少しでも習ったことがある人には馴染みのある時代区分や作曲家の名前。肖像画とセットで思い浮かべる人や、「伝記を読んだことがある!」という人も多いはず。けれど、よく見ると“音楽史”には日本史や世界史ではありえない、おかしな点がたくさんあるのです。どうしてこうなった?そして、音楽史はこれからどう書かれるのか?本書では過去から現在までの「音楽史の書かれ方」を振り返り、新たな視点でアップデートし続ける音楽史の最前線をご案内します。
木材の10億ドル闇市場と環境保護・地域社会・文化の絡み合いを深掘り。深く調べつくした取材、異彩を放つ人物たち、森林伐採史、政策分析、最新の樹木科学ー陰謀、犯罪、そして森林の内部に隠された信じがたい複雑性へのスリリングな旅に読者を誘う異色ノンフィクション。
ハノイ在住の建築家・竹森紘臣が、躍動するベトナムに生きる多様な建築や町並みを案内。ホーチミン在住の写真家・大木宏之が、ベトナムの現在を生々しく切り取る。ハノイ、ホーチミン、フエ、建築MAP付き。
週刊朝日は今号で休刊 101年の歴史の集大成「休刊特別増大号」 表紙は写真家・浅田政志が“往年の編集部”を撮影した永久保存版!
吉永小百合、東山紀之ら本誌ゆかり著名人101人超が本誌にメッセージ/伝説の「女子大生表紙」プレーバック/村上春樹インタビュー/井上荒野の読切小説など特別企画
日本最古の総合週刊誌「週刊朝日」は今号をもってついに休刊します。吉永小百合さんや池澤夏樹さん、東山紀之さんら101人を超す著名人が、苦言・提言も含め、本誌に愛のある思いを寄せてくれました。宮崎美子さんら、きらめくスターを生み出した「女子大生表紙」、村上春樹さんの特別インタビュー、人気作家・井上荒野さんによる読み切り小説など、101年の集大成となる特集を詰め込んだ永久保存版です。
休刊特別増大号の「顔」となる表紙には、編集部員や雑誌づくりに携わるスタッフら総勢33人が登場。「昭和の『週刊朝日』編集部」のイメージを伝えるため、浅田さんが一人一人に熱の入った”演技指導”をした。浅田さんは、自らの家族を被写体にした写真集「浅田家」で「写真界の芥川賞」といわれる「第34回木村伊兵衛写真賞」を受賞。映画「浅田家!」(2020年)のモデルにもなった人です。今号は通常より100ページ近く記事を増やしてお届けします。表紙撮影の裏側もお楽しみに。
・本誌ゆかりの著名人101人超が本誌に苦言・提言
週刊朝日で小説やコラムを連載した著名人は数知れません。池澤夏樹さんや浅田次郎さんら人気作家のほか、東山紀之さんや堀江貴文さんも誌面で筆を振るっていました。大特集「週刊朝日とわたし」では、本誌ゆかりの著名人らがメッセージを寄せてくれました。「迷惑な作者でした。それでも描きたいものを描かせてくれた」(西原理恵子さん)といった自身の思い出から、「ナンシー関を超えるコラムニストはいまだに現れていない」(梯久美子さん)など、名物連載について印象を語る人も。もちろん、「土俵際で耐えに耐えたけれど、うっちゃる力がなかった」(内館牧子さん)というご意見もたくさんいただきました。
・伝説の「女子大生表紙」プレーバック
巻頭グラビアは、宮崎美子さんらあまたのスターを生み出した「女子大生表紙」のプレーバック。篠山紀信さんが活写した真野あずささんや大塚寧々さんらの初々しい姿が、カラー誌面で蘇ります。表紙を飾った歴代の女子大生の一覧表は、圧巻の一言です。
・村上春樹インタビュー
村上春樹さんはかつて、本誌でコラム「村上朝日堂」を連載していました。身辺雑記を赤裸々に綴った内容は、大きな話題となり、読者への人気も絶大でした。そんな村上さんが休刊にあたり、本誌で「RADIO PAPA」を連載するラジオプロデューサー、延江浩さんのインタビューに応じました。学生時代に味わった東京の刺激、放送50回を迎えたFM TOKYO「村上RADIO」の裏話、若者に伝えたい「生の音楽」の魅力など、村上さんが感じていることを存分に語ってくれました。
・井上荒野の読切小説など特別企画
「週刊誌には、こんなことが詰まっていたんだ」。その気づきが、はじめて週刊朝日に触れたハツ子を動かす……。人気作家の井上荒野さんが紡ぐ特別読切小説「日傘をたたんだ日」。週刊朝日への想いが、一文字一文字から溢れてきます。ほかにも、林真理子さんの対談連載「マリコのゲストコレクション」は、週刊文春で対談連載を続ける阿川佐和子さんが登場します。岡本太郎や大宅壮一、松下幸之助といった名だたる人物をただ跳びはねさせて撮影するという伝説の企画「ジャンプ」を振り返る記事や、開高健の名物ルポをオマージュした「ずばり東京2023」、週刊朝日と週刊誌の100年をたどる特別企画など、読みごたえのある記事を満載してお届けします。