ラスト・シングル「蒲公英ーたんぽぽー」までの全曲を収載。
元東京交響楽団の名クラリネット奏者で、80代の現在も演奏活動を続けている北爪利世氏。その愛称「づめさん」が、自身の生涯、オーケストラや室内楽で共演した名指揮者・名演奏家の思い出、クラリネットや音楽への思いなどを大いに語る。づめさん秘蔵の写真やパンフレットも豊富に紹介。
世界屈指の、優美にして明晰な言語であるフランス語。この洗練された言葉が生んだ馥郁たる文化を芳醇な酒のように愉しみつつ、本書は、発音・会話・単語・作文・読書の五視点から言葉の特質を解明する。流れる音楽としての発音、独特の発想から、辞書の引き方、単語の覚え方まで、フランス語をいかに学び、味わうかを追究した、香気あふれる入門書。
オペラのアリア集となると、19世紀のイタリアが中心となるが、本書では、そのほかに18世紀にオペラ・ブッファを成功させたモーツァルト、及びチェコ国民楽派のドボルザークの作品を収録した。
箏曲、雅楽、能楽、歌舞伎、民謡を中心に、多様な日本の伝統音楽の世界、伝統芸能の魅力、その楽しみ方を箏曲家ならではの視点と語り口で生き生きと紹介。聞く前に、観る前に、読んで役立つガイドブック。
頽落する近代への批判なのか、近代を権威とする反動なのか。アドルノ音楽社会論の初期モティーフからその臨界点まで、未訳の論考をオリジナルに編み、新たなアドルノ像を提示。