今も生き続けるあの曲、この曲すべて古関裕而作曲によるもの……この一枚を聴くだけで、その幅の広さに驚かされます。詳細な解説もついて、まさに生誕90周年/没後10年にふさわしい名作選。『鐘のなる丘』主題歌(1)はタイトルが違うってコト初めて知りました。
放送10周年、創立30周年を迎える日本アニメーションを記念した音楽アルバム・シリーズ第4弾。笠原弘子が歌うオープニング&エンディング・テーマをはじめ、様々な劇中歌、若草恵によるBGMなどを完全収録。
和太鼓、三味線、尺八、筝といった日本の伝統楽器をメインに、最新デジタル・サウンドをバックに配置し、21世紀の“和”の“音文化”を描写した秀作。『ラスト・サムライ』のサントラ盤として聴いても幽玄な音世界はまったく違和感のないラインナップだ。★
ブルーナの音楽館シリーズの本作には全50曲のどうようがギッシリ。オーソドックスな曲ばかりでなく[1](8)、(15)、[2](15)、(18)など新童謡も入っていてかえって新鮮味がある。合唱団の歌が多く、全体にトーンが似かよっている点が気になるがお買い得な2枚組ではある。
最高の音で楽しむために!
劇場版総音楽集に続き、TV版総音楽集がリリース。デジタル・リマスタリングした音源に加え、現在では入手困難な音源も収録した3枚組で、まさに究極のガンダム・ミュージック集といえるCDだ。
2004年に放送25周年を迎える名作アニメ『未来少年コナン』の完全BGM集。現存するオープニング、エンディング、挿入BGMなどすべてを収録。往年のファンや宮崎駿ファンも要チェック。
YMOの人気絶頂期の80年に制作されたソロ第2作目。細野晴臣、坂本龍一のフル・サポートによる緻密なスタジオ・ワークと、斬新なアイディアは今聴いても新鮮。色あせない高品質のテクノ・ポップ作。
『ゴジラ』のテーマであまりに有名な伊福部昭だが、ここではオリジナルの吹奏楽作品「吉志舞」や代表的な管弦楽作品の吹奏楽編曲版など、吹奏楽による伊福部ワールドが展開されている。特有のリズムと日本的な旋律がどこか懐かしく、気分が高揚してくる。
あくせくした生活に嫌気がさしたヴァンサンは、ある月曜の朝、仕事と妻子を放り出して水の都ヴェニスへとやってきた……。中年男の生涯一度の気ままな旅を描く、心癒すスローライフ・ムービー。
若い頃からワーグナーを最も得意としていたクナッパーツブッシュが晩年に録音したワーグナー名演集。内面の激しい燃焼を大きなスケールで表現した演奏は、彼の芸術の粋を伝える。
伝統ある古楽レーベル“アルヒーフ”の代表的な名盤を集めた《アルヒーフNEW BEST 50》シリーズの1枚。中世フランスの音楽をイギリス古楽界の先駆者マンロウの演奏で聴く。