音楽写真の木之下晃が、40年にわたり撮り続けたフィルムは、現在3万本以上になる。本書は、その中から、世界のマエストロを捉えた、極め付きの184点を厳選。
「ノヴェンバー・ステップス」や「ラプソディ」など日本が世界に誇る管弦楽名曲をまとめて収録。デンオンやスプラフォンなどの名盤を集めた《ザ・クラシック1000》の1枚。
『アダージョ・カラヤン』の驚異的ヒットのおかげで、一挙に“癒し系クラシック”の代名詞となった『アダージョ』。コンピ盤も多々あるが、当盤には月光ソナタやアランフェス協奏曲等の管弦楽曲以外の作品も含み、御本家・カラヤンなどの名演奏を楽しめる。
ランパルに次いでフルートの黄金時代を築いたゴールウェイの偉業を8巻15枚のディスクで俯瞰するシリーズのvol.1。ケルティックの笛の音が、カラヤン時代のベルリンの首席奏者、類稀なきソリストとしての経歴まで一貫する、稀代の音楽家の快演を堪能。
逝去の1ヵ月前、2003年3月に録音された、最後のメッセージ。「音楽が慰めてくれる…そんなCDを自宅のピアノで録りたい」との願いは、愛しい初孫への想いを深くたたえた選曲と演奏に結実した。まさに子供でも弾ける優しい音楽から、万感の思いを受けとめるほかはない。★
大ヒット・シリーズの第3弾。フランキー・ルイス、ラロ・ロドリゲス、エディ・サンティアゴなどのアーティストを収録した、80年代サルサの魅力がたっぷりつまった1枚。
NYラテンがそのテンションの高さにおいて頂点をきわめた70年代にあってさえ、このピアニスト/バンド・リーダーの突出ぶりはすごい。録音劣悪、熱気200パーセントのプエルトリコ大学でのライヴ(3)(4)に象徴される、憑き物系の演奏が並ぶ。壮絶。★