『指揮台の神々』の著者が抱腹絶倒の逸話で綴る巨匠たちの「知られざる」素顔。ステージで、舞台裏で繰り広げられる大音楽家たちのかなり怪しい行状の数々。
再び指揮者がヴァイオリンを弾きはじめる。照明はさらに暗く、遠近法が微妙に狂いだす。後ろに控えるコンサート・ミストレスの姿が紙のように薄くなる。音楽は技巧的なカデンツァになる。長い髪が揺れ、弾き振りをする指揮者の顔に纏わりつく。だが、その顔はまだ朧げにしか見えない。尖塔をいただく館、庭に埋められた屍体、十三楽章。鬼才が解き放つ書き下ろし本格ゴシック・ミステリー。
画期的な“新時代の名曲名盤”入門者にも中級者にも「必ず感動できる、とっておきの名盤」を厳選して紹介します。眼からウロコのセレクション。
人気の「ジャバ言語」でゲームつくりに挑戦しよう。
20世紀ソヴィエトの激動の渦のなかで、芸術と体制との相克にもがきつつ、数々のユニークな傑作を世に問い続けた苦悩の作曲家ーその複雑多重な内面を果敢に掘り起こす、会心の評伝。
“アルフィーの24回目の夏は満月だった”と、誰もが記憶にとどめることだろう。東京湾からのさわやかな海風と、神様からの祝福のような満月と、長い円形の花道を走り回る3人。2日間、全45曲からなる夢や希望や愛がちりばめられたメッセージたち。そのすべてを、みんなと共有するための1冊。
1970〜1980年代を中心に、懐かしい学生街の喫茶店から音楽喫茶までを、著者の独断でセレクト。さらに、今も健在の名店やこだわりの珈琲専門店など、この街の愛すべき喫茶店への思いを綴るコラム・ノンフィクション。
就職活動では「成功談」より「失敗談」がためになる。成功のプロセスは人それぞれ千差万別。他人が成功した方法で、あなたも成功するとは限らない。能力と性格が違えば「成功する方法」も異なるのだ。世に溢れている「就活本」の多くは「成功するための方法」を説いているがうそっぱちだ。万人に共通する成功の方法などあるはずがない。可能なのは「成功率」を上げることだけ。「成功談」は十人十色だが「失敗談」は万人共通。よくある「失敗例」を知れば実際の就活では「失敗」が減り、内定する確率がクンと上がるというわけだ。この本では陥りがちな「失敗例」とその原因・対処法を、キレイごと抜きにズバリ現実論でお伝えする。
現代のオペラ界を代表するスーパーテノール3人が競演するなんて…もう奇跡のようなコンサートだ。1990年7月7日、ワールドカップの前夜祭のカラカラ浴場、それぞれ得意のレパートリーで、美声を競い合う。この際、じっくりと芸風を比べてみたい。
テクノ、エレクトロニカ、音響系……のアーティストたちがいまだにひれ伏すしかない最高傑作。史上初のサンプリング使用にして最高のポテンシャルを引き出し、あらゆる音楽の“ソウル”を飲み込んだ音楽は、ホントいわゆる“テクノデリック”なのだ。★
鳥の声や猫の鳴き声を描写したり、おとぎ話の世界を表現したり、そんな小品を集めたこのアルバム。余計な能書きはたれずに、ただ楽しい曲ばかりが次から次へと登場する様は、まさに“おもちゃ箱”。演奏もいいものだけを集めた、肩の凝らない1枚。