このところテレビで放送されていた時代劇の音楽が話題を呼んでいる。その先鞭をつけた一枚がこの作品だ。時代劇など日頃は観ない人も、ここに収録された音楽はどこかで耳に馴染んでいるはずだ。それだけ時代劇は日本人の生活に定着しているのだろう。
気楽にクラシックを楽しめるようにと、バッハから近代までの有名曲を、CD2枚に36曲も収録したお徳用アルバム。全曲に解説が付き、子供はもちろん、クラシック初心者までが楽しめる。
MIDIレコードを設立して、第1作目の坂本のソロ・アルバム。YMOを散開して初のアルバムだけに、本人のコメントでも「YMOを引きずっている部分がある」と言っていたが、その分だけわかりやすく(?)なっている。またYMOへの決別にもなっている。
結成25周年を記念して、坂本龍一の選曲・監修・全曲解説・リマスタリングによる、YMOの究極の2枚組ベスト。発掘不可能といわれた未発表音源2曲をはじめ、レア音源が満載。
電動楽器「TSUKUBA」シリーズ、魚モチーフの「NAKI」シリーズなどでおなじみのアート・ユニット、明和電機の集大成ベスト。ソニー時代の計5枚のアルバムの全音源を収録している。
古楽器による演奏が一般的になる前の代表的なバロック演奏のひとつだ。学者でもあるパイヤールの演奏は、リズムもアクセントもバランスよく取られていて、特に目立った特徴はないが、丁寧で美しくまとめている。深くも浅くも聴けるところがさすがだ。
作曲家、菊池俊輔が30年にわたって描き続けた『ドラえもん』の音楽世界が、今回初めて2枚のCDにまとめられた。多くの世代に親しまれてきた、耳に馴染んだBGMが次々と流れ出す。⇒親子で楽しめるCD・DVD・ブルーレイはこちらをチェック!
79年に『世界名作劇場』で放映された名作アニメ『赤毛のアン』の音楽を網羅した2枚組BOX。大和田りつこ「きこえるかしら」などの歌曲からBGMまで、サントラ未収録曲も含む完全盤だ。
保育園、幼稚園、小学校での発表会、お遊戯会用音源を収録したアルバム。年少以下、年少年中、年長以上低学年女子、年長以上低学年男子、幼児小学校ものと、世代や性別、ジャンルなどに分けて収録。
「伊福部昭のSF交響ファンタジーか、どれどれ」とCDをスタートさせたら、鳴り出したのはバリバリのトロンボーンによる「ゴジラ」。その後も出るわ出るわ、キングギドラやキングコング。つまるところは、伊福部映画音楽メドレー。イキのいい演奏が楽しい。
72年から87年まで全30作が制作された人気TVシリーズ『必殺仕事人』。本作は、これらのシリーズ各作品のための音楽を16枚のCDに振り分けたうちの13枚目。作曲は平尾昌晃、編曲は竜崎孝路が担当。オープニング・ナレーションも収録している。
1990年のローマ大会を期に実現した3大テノール夢の顔合わせ。以来4年毎に催されたコンサートから聴き所を集めたベスト盤である。スピーカーから祝祭的気分があふれ出る豪華な歌の饗宴は日韓共同開催のワールドカップを盛り上げるタイムリーな企画だ。
「ニーベルングの指環」4部作のハイライト集。音源は60年代に録音され、大きな話題になったカラヤンのもの。歌手陣は当時の一流のワーグナー歌手を揃え、精密で流麗な演奏を繰り広げている。
渋谷穀のピアノ、川端民生のベースが、なにしろ素晴らしい。小沢のソングライティングの才の証しであろう。軽やかで透明感があって芯が太いサウンドは心地好い。シンプルな音構成がむしろ歌と楽器の関係にふくらみを与えているのが非凡なところだろう。
25年の歴史の中からゴンチチ自身がベスト・チョイスし、究極の快適音楽を凝縮した2枚組。人気曲「放課後の音楽室」「FLOW」は未発表のアコースティック・ライヴ・ヴァージョンで収録。
YMO史上、もっともダークで、もっともハイ・クオリティなアルバムの再CD化。ファンの間でも最高傑作に挙げられることの多い本作は、“世界初のアンビニエント・テクノ”として、永遠に聴き継がれるべき作品といえるだろう。メンバー3人のインタビューも必読。★