頂点に達した子どものアレルギー。悩める人に治療法を解説する。基礎知識から対策まで、専門医が著作。治療のための料理集もついている。
子どもは本来、食べること、料理をつくることは大好きです。決してインスタントのものだけを求めてはいません。料理をつくりながら、素材についての知識を深め、その起源を知ったり、調理手法と調理科学の関係がわかったら、きっと目の輝きがちがってくることでしょう。いわゆる料理づくりだけの本ではないものを子どもたちにあたえることが、私たち家庭科教育を専門にしている教師たちの仕事だと思い、この本を編集したのです。
日本人の食生活の主軸である米飯のできるまでを、やさしく楽しい展開と、具体的で清新な視点で、おなかの足しになる温い絵本にしました。
パンは、世界中の子どもたちがたべています。原料小麦、製粉技術やき方たべ方のちがいなど、美しい風土や文化を背景に、地球規模でふっくらと、香ばしさをこめて作りました。
スープやお汁は、食物のエッセンスです。豪華な料理とちがった、一椀の液にとけたおいしさの秘密をときあかします。
成長期の子どもたちの健康に大切な肉。うしやとりやぶたは、頑健な心身や強い筋肉の恩人であることを、真正面から、ぐんぐん、そしていきいき楽しく伝えます。
魚すくいから近代漁法まで、魚の生態・習性・季節による行動と各種の漁獲法の対応を、スケールの大きな画面で描きました。銀鱗としぶきがはねる類書のない絵本です。
子どもたちは、畠で咲いたそばの花からそばの実がとれるように、うどんの花からうどんができるの?とたずねます。材料・製法・調理などを盛りこんだ、珍しいめん類の絵本です。
手品のように微妙な味やよい栄養食品をつくってきた人々の知恵、腐りやすい食物を忍者のごとく長持ちさせてきた古人の魔法を、あざやかな手さばきでお目にかけます。
この本は、土と水、大気と太陽の恵みによってはぐくまれた食べられる植物としての野菜をえがき、植物が全生物の命を支える大きな拠点となっている実状を知ってもらうことをねらいとしています。食物としての植物、植物としての食物の特長と多彩さを、オリンピック競技や美のコンテストの場を借りて、四季の変化と年間の旬の野菜のようすとともに、子どもたちの興味の中で展開した絵本です。
新鮮な味や香り、さわやかな色つや、水々しい歯ざわり-くだものをたべる時、いつしか夢やロマンに包まれます。この幸せに満ちたくだものを、絵とお話でお楽しみください。
家庭や子どもの手でできる、楽しいお菓子づくりの数々をやさしく紹介しながら、お菓子には正しい栄養とこまやかな愛情がいることを、美しい写真とメルヘン画で語ります。