健康のための食環境にとって、食品の安全と栄養は車の両輪です。本書では、そのうちの、主として栄養に関して、常識の盲点になりやすい面を配慮しながら書いてゆきます。内容としては、大体、普通の大人の人々を頭に置きながら話を進めます。まず生物の栄養にとって一番重要なエネルギーから始め、次に各栄養素ごとに解説し、応用編を経て、終わりのあたりでは、栄養と関係の深い環境問題も取り上げます。
本書では、血液をサラサラにするためにとくに重要な24の栄養成分と40の食品を、イラストを豊富に使ってくわしく紹介。また、動脈硬化や高脂血症、糖尿病などの正しい知識と、血液・血管を若返らせるための運動法や日常生活の心得を、わかりやすく解説する。
広島の人はお好み焼が大すき。でも、広島のお好み焼は日本人の多くが知っているお好み焼とは少しちがう。このふしぎな食べものが広島で生まれたのは、なぜなのか?謎を解くカギは、一九四五年八月に襲ってきた原子爆弾にあった。
この本を書いたセドリック・ディケンズはチャールズ・ディケンズの曽孫であり、ロンドン塔の近くでディケンズ・インを経営しています。この本では、イギリスの19世紀以来の身近かな料理が数多く取りあげられています。そのレパートリーは、なんと、トーストやゆで卵からペリペリソースや宴会料理にも渡ります。
だれが・どこで・どのようにつくったか?その「情報公開」を大切にしている。「有機・無農薬・無添加だから安心」とは限らない、「本当に安全な食べもの」とは何か、「オルター」はそこから始めた。
鎖国後、オランダ・中国との窓口だった長崎の、魅力あふれる食文化の伝統をわかりやすく描く。長崎奉行所などの献立の検証や、獣肉食、南蛮・唐菓子、洋酒類の伝来を探り、現在に受け継がれている食文化の原点に迫る。
ここでいう手づくりの“ちから”とは、単に手づくり料理のそれをいっているのではありません。自然のリズム、流れの“ちから”。時間に逆らわず、むしろ時間に寄り添って生まれる“ちから”。…豊かな食生活とは、金のかかった食材を使った、いわゆる贅沢料理を食べることではありません。食事の時間を含め、いかに時間がたっぷりあるものを選べるか、食べられるかです。…そして、体調に合った魅力ある料理には、時間がたっぷり含まれているはずなのです。できたての味と同時に、画一的なものでない味、そして時間がおしみなくそそがれているはずなのです。そこが魅力の源泉であり、それが“癒し”となり、手づくり料理の“ちから”となるのです。
「腸内環境」を整えれば長生きできる。
ある日、突然目の前に現れる、うごめく虫たち。一刻の猶予も許されない事態、虫は放置すれば増えつづける…。横浜の“虫探偵”と称される著者が、半世紀におよぶ現場のなかから、特に思い出深い事件を選りすぐり、発生源の特定にいたる過程から、功を奏した予防策までを余すところなく開陳する。本邦初!ミステリ仕立ての害虫ドラマ。はたして悪いのは虫か、人間かー。
美味なる食べものやお酒、大切な人との時間や場所から度重なる「不倫」報道や政治、事件のニュースまでー。山田詠美が、人生で味わう甘露と苦露をすくいとった禁断の“不道徳”エッセイ集。