●繰り返される新型コロナウイルス感染症のパンデミックのもと、その対策としてデジタル化が加速されているが、糖尿病もデジタル化と親和性の高い疾患として注目されている。
●本特集では、『糖尿病領域におけるデジタル診療の最先端ー情報通信技術は新たなる大海原の羅針盤たりうるかー』と題し、近未来のデジタル化糖尿病診療について解説した。
●デジタルヘルスの総論、血糖値のデジタル化とマネジメント、糖尿病リスク予測モデル、糖尿病治療・予防アプリ、オンライン診療、新しいデジタルヘルスにおける情報の扱いかたやその二次利用、国や産業界の動向まで、各領域の第一人者たちが詳解。
●糖尿病領域のデジタルヘルスについて、ツール・システム・社会制度からわが国独自の課題まで幅広い最新情報を理解し、その活用でより質の高い個別化医療の未来を考える端緒となることを期待する特集。
【目次】
特集にあたって
1.糖尿病領域のデジタルヘルスー総論
2.血糖管理のデジタル化
3.糖尿病発症リスクの予測:理論と社会実装
4.糖尿病の治療・予防アプリー医療機器承認や海外の動向もふまえて
5.糖尿病オンライン診療
6.PHR(Personal Health Record)の最前線
医師・医療スタッフが行く 全国病院・クリニック訪問 医療法人社団 徳愛会 のぐち内科クリニック
長年診てきた患者をこれからも診続け,絶対合併症にさせないという固い意志
FORUM
病因と診断
第2回 糖尿病性腎症・糖尿病網膜症の遺伝要因
合併症I-歯周病ー
第2回 歯周病と糖尿病の相互関係(2)
合併症II-LOH症候群ー
第2回 LOH症候群の症状と症状調査票
食事
第2回 新たな食事療法指針の実施状況〜長野県糖尿病専門医へのアンケート調査結果より
運動
第2回 筋トレの勧めー糖尿病の発症予防や,治療におけるレジスタンストレーニングの役割ー
自己管理
第2回 伴走者として自己管理をささえるーすぐに自己管理能力を高める必要がある妊婦たちー
OVERSEAS
日常生活におけるさまざまな身体活動および構造化された運動への座位行動からの置き換え:2型糖尿病の発症と遺伝的リスク
SERIES 糖尿病と保険診療
第62回 糖尿病性腎臓病(前編)
SPOT 歴史人物の病を量る
第5回 エジソンが変えた食習慣ー「1日3食」の生みの親ー
糖尿病の療養指導Q&A
WHO身体活動・座位行動ガイドライン
循環器病薬・ベラパミル
CASE REPORT
インスリングラルギンU-100の同時分割投与により,血糖コントロールの改善を認めた2例
STUDY 新・そこが知りたかった 糖尿病の大規模臨床試験
第5回 ACCORD Lipid
ESSAY 鉄・輪だより─鉄人糖尿病ドクターによる銀輪の旅─
第26回 父の死
REPORT 子どもたち/AYA世代の糖尿病ー活動・実践ダイアリーー
[やまびこの会サマーキャンプ]糖尿病サマーキャンプに参加してみませんか?
CONGRESS
第73回 全国臨床糖尿病医会学術集会
WHITE BOARD
(社)東京臨床糖尿病医会 第174回特別例会
1999年の医療安全元年からCOVID-19発生を経て明らかになった、最前線の看護現場で“習慣として身に付ける”べき医療安全行動を実践的に解説!写真・動画・イラストで理解が深まる!
はじめてでも、文法ゼロでも、話せるフレーズがどんどん増える!1日3文×3ステップの声出しメソッド。
・近年、ウェアラブルデバイスによる健康管理が可能になってきており、深部体温や心電図、発汗量、昇降高度、SpO2なども測定可能になっている。
・さらに血糖値の連続測定が可能な機器もあり、食後のスパイク血糖値がはかれるばかりではなく、食事指導や栄養指導との連携も期待されている。
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行対策として、医療の情報化の現状の課題が多く指摘されてきたなかで、新しい動きが進みつつある。
■ ウェアラブルデバイスと未来の医療
・はじめにーーPHRとウェアラブルデバイスの連携による医療の未来への期待
・わが国におけるPHRの現況と課題・展望ーーPHRを活用した健康社会の実現に向けて
〔key word〕PHR(personal health record)、PGD(person generated data)、標準化、社会基盤
・ウェアラブルデバイスの生活に対する密着性と利便性および将来
〔key word〕生活密着、実際の利便性、未来の用途、技術革新、小型高度化
・オンライン医療の現状と医療DXの展望
〔key word〕オンライン診療、オンライン服薬指導、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、診療報酬改定、医療情報
・ウェアラブルデバイスとそのデータによるPHRの実現
〔key word〕Personal health record(PHR)、EHR(電子健康記録)、ウェアラブルデバイス、IoT(Internet of Things)、モバイルヘルス(mHealth)
・薬局の対人業務におけるスマートフォンの活用
〔key word〕スマートフォン、薬局、薬剤師、電子薬歴、電子お薬手帳、PHR(personal health records)
・デジタル投資によるヘルスケア創薬の発展
〔key word〕リアルワールドデータ(RWD)、AI技術、プラットフォーム
・ウェアラブルデバイスから得られるデジタルバイオマーカーの医薬品開発への活用
〔key word〕医薬品開発、ウェアラブルデバイス、デジタルバイオマーカー(dBM)、デジタルセラピューティクス(DTx)
●TOPICS
救急・集中治療医学
・新しいAED--オートショックAEDへの期待
糖尿病・内分泌代謝学
・インスリンによるタンパク質・脂質代謝制御経路の解明
●連載
人工臓器の最前線
・7.リードレスペースメーカの最前線
〔key word〕Micra TPS、適応基準、VDDモード
医療AI技術の現在と未来ーーできること・できそうなこと・できないこと
・2.画像認識技術の近年の動向
〔key word〕画像認識、AI、深層学習
●フォーラム
グローバルヘルスの現場力
・4.障がい児の療育ーー誰もが大切にされる社会を目指して
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
昭和の衣・食・住に使われたモノ、使い方、手順を写真・図版で網羅的に紹介する画期的な図鑑。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●悪液質は、慢性疾患を背景に炎症を生じ、骨格筋量の低下をもたらす栄養不良の症候群で、がんや心不全といった慢性消耗性疾患患者の日常臨床において高頻度で発生します。しかし、悪液質の診断がされないまま栄養状態が悪化し、身体機能や生活の質の低下をきたしている症例も少なくありません。
●本特集では、「悪液質(炎症をともなう慢性疾患関連性低栄養)に対する最新のアプローチ」と題して、管理栄養士をはじめ疾患に関わる多くの医療職の方に悪液質の理解を深めてもらえるよう、網羅的かつ実践的な内容で、最新の知見や情報を詳しく紹介しています。
【目次】
悪液質とサルコペニア,低栄養の定義と診断
がん悪液質がもたらす身体的苦痛と心理的苦悩─全身性炎症が中枢神経に及ぼす影響
マルチモーダルケアと最新のがん悪液質対策
がん薬物療法治療中における悪液質対策
がん悪液質診療においてcachexiaとrefractory cachexiaをどのように鑑別し介入するか?
心臓悪液質の診断と対策
慢性腎疾患がもたらす悪液質とその対策
がん患者における悪液質のリスクを見据えた早期栄養サポートー静岡県立静岡がんセンターでの取り組みを中心に
外来がん化学療法患者の栄養サポートーNTT東日本関東病院での取り組み
大学病院においてチームで取り組む悪液質対策ー愛知医科大学病院での取り組み
巻頭カラー 探訪記
甚三紅/おはぎ在宅デンタルクリニック
摂食嚥下障害者の「食べる」を二刀流で支援するー日本料理の技法でつくる嚥下調整食と在宅歯科医療を通じた食支援
●スポット
JSPEN-U45の活動と今後の展開
食事による血中カリウム値への影響ー食後の一過性の変化について
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
いちじく
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
機能強化型認定栄養ケア・ステーション やまが
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
医学部ならではのダイナミックな栄養学研究を世界に発信しよう!/新潟大学大学院 医歯学総合研究科 血液・内分泌・代謝内科学分野
●こんだてじまん
じまんの一品料理 たこちらし寿司/医療法人財団 神戸海星病院
●Case Reportに学ぶ摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ
1.専門管理栄養士をめざす! 摂食嚥下リハビリテーション栄養入門
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 10 大腿骨頸部骨折
●ビタミン栄養学UPDATE-新たな臨床的意義の確立に向けて
10.ビタミンの栄養アセスメント
●Medical Nutritionist養成講座
58.胃瘻の適応について考える(その2)
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
第42回 し好飲料類1
●日本栄養士会医療職域
令和4年度診療報酬改定(栄養関連)における様式・記入例等のホームページ掲載および医療職域関連のホームページの活用について
自治体病院
公立能登総合病院の取り組み
精神科病院
全国精神科栄養士協会ホームページリニューアル
厚生労働省・消費者庁
令和4年度 栄養関係功労者(食生活改善事業功労者・地区組織)厚生労働大臣表彰受賞者が決定・他
●おしらせ
日本臨床栄養協会 管理栄養士・栄養士卒後研修委員会主催「現場で行う臨床研究塾ーデータを料理して成果を見える化しよう」・他
ダイエットは必要?食事はがんを引き起こしたり抑制する?運動効率を上げる食べ物は?加工食品は避けるべき?植物由来は絶対にサステナブル?食事とメンタルヘルスの関係は?最新情報を網羅!健康と幸福につながる、一生ものの知識を集成。科学的に正しい食事法が分かる。
アメリカを舞台にした楽しいマンガの会話を通して重要表現を覚えられる。文法用語は最小限。章立ても「文法構成」ではなく「場面(ストーリー)構成」だからやる気もアップ。英検によく出題されるテーマにそった筆記&リスニング問題をたっぷり収録。ライティングテストの練習問題も収録。「聞く」「話す」「読む」「書く」のドリルで、自己表現のための英語力も身につけられる。Unitごとに学んだことをふり返るから苦手なポイントがわかり、効果的に復習できる。対象、小学校中・高学年。
ことば・文化・介護のこころを学び、円滑なコニュニケーションにつなげる15課+読み物。
実行できる! 続けられる! 効果が出る!
慢性腎臓病患者さんへの栄養指導のコツとノウハウが満載の一冊!
●好評書『臨床栄養別冊 管理栄養士のための腎臓病学ノート 腎臓病がみるみるわかる63の基本知識』の姉妹編。
●成人の約8人に1人が罹患し、新たな国民病ともいわれる慢性腎臓病の患者さんと向き合い、栄養指導を行うための入門的ノート。
●知っておくべき基本事項から、外来で患者さんと対面する前の準備、栄養指導の基本的な進め方、食事療法の実践、食事療法の評価まで、36項目のポイントを、豊富な図表やイラストとともに、読み切り形式でわかりやすく解説。
●多様な患者さん像や指導経過をシミュレーションできる5つの症例検討を掲載。
●患者さんが実行できる、続けられる、効果が出る栄養指導のコツとノウハウが満載の一冊。
【目次】
第1章 知っておくべき基本事項
第2章 蛋白質摂取とCKD
第3章 食塩摂取とCKD
第4章 外来で患者さんと 対面する前の準備
第5章 外来での栄養指導の基本的な進め方
第6章 食事療法の実践
第7章 外来での食事療法の評価
第8章 症例検討から学ぶ栄養指導
ワンランク上の栄養療法を可能にする「コツ」と「ノウハウ」が満載の一冊!
●好評を博した臨時増刊号『栄養療法のピットフォールーよりよいケアのために』が最新の内容でリニューアル!
●栄養アセスメント、静脈経腸栄養、ライフステージ別の栄養管理に加え、「疾患の病態別栄養療法」として栄養管理が求められる疾患を多数取り上げ、またチーム連携や今日的トピックスを追加。
●最新の診療ガイドラインにもとづいた栄養療法の実際と、さらにワンランク上の栄養療法を可能にするコツやノウハウを学ぶことができる。
【目次】
Part1.栄養アセスメントのコツとピットフォール
栄養スクリーニングの有用性と課題
栄養パラメータとしての血清アルブミン値,rapid turnover protein値
身体計測の基本と重要性
各種病態患者に対する栄養投与量の決定
間接熱量測定の意義と実践法
Part2.静脈経腸栄養のコツとピットフォール
経腸栄養の下痢対策
経鼻カテーテルによる栄養管理
胃瘻(PEG)による栄養管理
電解質管理ー検査値の見方と補正の方法について
末梢静脈栄養(PPN)の有用性と課題
非タンパク熱量/窒素(NPC/N)比の設定とアミノ酸輸液製剤
Part3.疾患別の栄養療法のコツとピットフォール
心不全
COPD
消化器がん
炎症性腸疾患
急性膵炎
肝臓:肝硬変
腎臓:慢性腎不全ーたんぱく質制限を中心に
糖尿病ー高齢者糖尿病に対する食事療法の実際
皮膚ー褥瘡
摂食嚥下障害ー病態に応じた食品調整
周術期
ICU・重症患者
Part4.ライフステージ別の栄養療法のコツとピットフォール
小児の栄養管理
高齢者の栄養管理
終末期における栄養管理
在宅における栄養管理
Part5.チーム連携のコツとピットフォール
多職種連携で進める栄養療法
地域における栄養療法
リハビリテーション部門との連携
“人工透析を避けたいあなたへ 有意義な人生を送るために”健康診断で腎機能低下を指摘されても、かかりつけ医から「様子を見ましょう、経過を見てください」と言われるだけなので、「本当にこのままで良いのだろうか」と不安に思うことはありませんか。ネット情報や自分で本を選び、「運動が良い」「食事療法が良い」と自己流の対応をしているうちに、腎機能が悪化していく。こんなに努力しているのに…。吉村吾志夫先生は、腎臓病治療の超スペシャリストです。(日本腎臓学会専門医および指導医、日本透析医学会認定医および指導医、日本病態栄養学会専門医)多くの患者さんを治療し、食事療法を指導しながら、「もっと早く対応していたら、人工透析にならなかったのに」そんな悔しい思いを長年いだいてきました。そこで、「今なら、まだ間に合う!」という皆さんに、真に有効な「慢性腎臓病の食事療法」を届けるために執筆した本が、この『慢性腎臓病の楽しい食事』です。