巻き舌がかったパワフルなヴォーカルと、ピアノ・オルガンを取り入れたソウルフルなサウンドで幅広いファン層を誇る5人組の5枚目のフル・アルバム。感情むき出しでストレートに綴られた歌詞が聴き手にまっすぐ突き刺さってくる。「夢と現実のハザマに完璧は必要ない」は間寛平から直々に依頼され、地球1周マラソンのために書き下ろした応援歌。
1に続き上方漫才の濃いところがタップリ味わえる。かしまし娘で始まりフラワーショウで締めるという構成もうれしい。美花二輪(?)に挟まって柳次・柳太、ラッパ・日佐丸、そして宮川左近ショウと今はなき道頓堀の角座の舞台が眼前に広がる。
上方にて先鞭がつけられた艶句の世界を公開。俳諧において、恋の句のない巻は「はした物」として、完備したものとは認められていない。本書は性を中心とする上方雑俳に、川柳以外の江戸作品を若干加えたものである。
「乳頭の色は?」鶴光と仁鶴の一番弟子、仁智の上方艶笑落語。鶴光の「初天神」は庶民の生活描写が細やか。仁智の「びっくり解体新書」は身体の各パーツが語り出すというシュールな創作落語。味わいの深さでは圧倒的に鶴光が上。鶴光は84年、仁智は86年の収録。
84年9月録音のライヴ。艶笑落語を2本収録している。噺としては相当えげつないのだが福郎が嫌味なく笑わせる「宿屋嬶」、女だけが棲む島を探し求めての旅の「島巡り」は男なら一度は想像したことのありそうなもの。まあポルノチック落語というやつだ。
上方の落語家216人。上方落語噺厳選200本。桂三枝×笑福亭鶴瓶、桂米朝×桂三枝の2大対談、巻末に上方落語家CD&DVDコレクションが付く。
ダウンタウン、ナイナイ、てんその成功ー。本書は、吉本が席捲する大阪演芸界にかつを入れるべく昨今の吉本ブームに隠れがちな大阪芸人にスポットをあて実地取材のもと、問題提起した。吉本にうんざりした演芸ファンに贈る、お笑い虎の巻!漫才・諸芸98組、落語家・講釈師95人総勢256人を網羅。
諸藩、御家変遷、街道、城、名物、名産、郷土料理、輩出有名人妖怪、埋蔵金伝説など地図で読み解く江戸日本史。