大阪の和学は、漢学、洋学と並んで、長い伝統がある。その伝統を明らかにし、戦後の国文学界に中心的役割を果たした大阪国文談話会の草創を述べた本書は、大阪を愛する人の座右の書となろう。和学の祖・契沖阿闍梨は真言宗の寺院円珠庵にあり、閑静な地に香花を供える人も多い。
太宰文学の上方文化志向を、一括して論じた。没後40年に問う野心的太宰論。
上方芸能各分野の第一人者52人が登場。それぞれの芸の神髄と人物像に迫る上方芸能への手引書。