日本の男色が、支配層の嗜みから一般民衆に拡がり、売色(売春)として成立したのは十七世紀末といわれている。歌舞伎文化の先進地だった上方(京・大坂)では、「野郎歌舞伎」が禁止され、若い役者たちは遊所に流れ込む。その「男色風俗」は、元禄以降に江戸にも伝えられ、上方では「若衆と男」の組合せが基本だが、江戸では、若衆を「裕福な商家の女性」が買うことが優勢になる。その実態は、女装の「美少年」が男女を相手にする世界史的にも珍しい「売色風俗」だった。本書は、「男色図」を介して江戸の性風俗の盛衰を描く「性の図像学」でもある。
上方落語の爆笑王・桂枝雀の速記シリーズ。第二巻は、枝雀落語の真骨頂とも言うべき、シュールな魅力にあふれた作品群を収録。まさに落語は、SFです。各話に解題を、また特徴的なしぐさについては写真を付す。
上方の落語家216人。上方落語噺厳選200本。桂三枝×笑福亭鶴瓶、桂米朝×桂三枝の2大対談、巻末に上方落語家CD&DVDコレクションが付く。
上方を代表する6人の噺家たち。彼らはいかに芸を究めたのか?修業時代の秘話やしくじり話、東京落語とは異なる上方独自の魅力、「四天王」(松鶴、文枝、米朝、春團治)の素顔、「笑い」の最前線で体験した芸談、現代の若者論まで。飄々とした話しぶりの背後から、「芸を教える/教えられる」とはどういうことかが生き生きと浮かび上がる。上方発・人生指南!
歴代の髪型/結い方/歴史/櫛かんざし/島原太夫/舞妓/相撲/新日本髪。日本髪の歴史を時代考証とともに再現。結髪文化を支える結髪師の技にも迫る決定版。
文化功労者・桂米朝演じる上方落語の世界。第五巻は、こわいこわい、そして不思議な落語を集める。江戸落語の怪奇物との味わいの違いをご堪能あれ。「猫の忠信」「仔猫」「狸の化寺」「狸の賽」「怪談市川堤」「五光」「景清」「紀州飛脚」「夏の医者」「べかこ」「ぬの字鼠」「天狗さし」「稲荷俥」「足上がり」を収録。
米朝一門で「リクツ」と呼ばれる正統派が、極上のネタを余すことなく語り尽くします。噺家の世界の「裏側」がわかる(?)コラムもたっぷり掲載。
結婚式、お呼ばれ、七五三、お稽古、浴衣…わかりやすいシチュエーション解説つき。
六代目笑福亭松鶴、桂米朝、五代目桂文枝、三代目桂春団治。彼らは、戦後間もない頃、相前後して上方落語界に入門した。時には助け合い、また時には競い合って芸を磨き、やがて一世を風靡、四天王と称されるまでになる。滅亡寸前だった上方落語を復興させた功績は大きい。それぞれに異なる個性・芸風で人々の心をとらえた四天王。その芸の魅力とは何か?著者は、実際の演目を例に挙げながら綿密な考察を加え、芸の本質を鮮やかに浮かび上がらせる。演者の声・口調・間・仕草など細部にまでこだわった分析は、落語口演を聴き続けてきた著者ならではのものである。四天王への敬愛の念と、その芸への鋭い洞察が光る、画期的な四天王論。
京都、神戸・阪神間、奈良、大阪ー厳選六七品。みやげもん。うまいもん。ほんまもん。関西に名物、あります。
第一特集:「年100万円貯まる人の「衣・食・住」のすべて」、第二特集:「スッキリ捨ててイライラしない暮らしになる!」、第三特集「老けない髪型、老ける人VS老けない人の24時間」、その他「ボウルでできるチーズドームケーキ」「スマホひとつで1万円稼ぐ」など
髪型の役割は「顔の形を変えること」顔が美しくなるから髪型が褒められる似合う髪型を科学する独自理論を公開。