全天をカバーする6等級までの肉眼用星図。9等級までの星雲・星図を網羅した双眼・望遠鏡用星図。約1000個の二重星、変光星、星雲星団などの詳細データ。約2010年までの朔望、惑星現象、ユリウス日などの一覧表。
至高神ゼルディンの血をひく一族が統治する黄金の国ガルキス。その磐石の治政が今ゆるぎつつあった。このとき大司教イゼドンは古来の予言に則り、まだ若き第三王子ケリシュに密命を授ける。太古にゼルディンと契約を交わし、不死を手に入れた七人の魔人から七つの鍵を手に入れよ、と。異母兄の従者フォロルキンと共に一路故国を後にした彼の行手には?ファンタジイ四部作開幕。
上へ下へ勢いよく飛び跳ねる魚。絵柄と背景が反転、魚へ変身する鳥。湧くように噴き出し、四方八方へ成長していくチョウの大群…。制作ノートや下絵、関係者の“証言”をもとに、その独自の画風が形成された経過を徹底追跡。美術と数学が華麗に結ばれた例がここにある。
みなし子のこぎつねルーファスは、アナグマさん一家と一緒に暮らすことになりました。無邪気でユーモラスなこぎつねが森の自然の中でくりひろげるほほえましい冒険談。
18さいで名門今川家をつぎ、東海道を制した今川義元。天下を治めるため天皇の許可をえようと京へのぼる途中、桶狭間で織田信長の奇襲にあって落命した悲運の武将の伝記。
水野忠邦の権力を背に負って天保改革を苛烈に実行し、蛮社の獄によって渡辺華山らを死に追いやった鳥居耀蔵は、目的のためには手段を選ばぬ執拗な隠謀家であった。儒者の司・林家出身の耀蔵にとって、洋学は夷狄の宗教・思想にほかならず、この侵入を防ぐためには詐術もスパイ工作も厭うべきものではなかった。前半生、「妖怪」と恐れられ、後半生、23年間の幽囚にも屈しなかった「悪党」の、残忍酷薄にして豪邁な生涯を活写する。
遠子と小倶那は双子のように育った。だが小倶那が都に出、「大蛇の剣」を手にした時、二人の絆は絶たれてしまった。小倶那は大王の策謀にのせられ、神代から勾玉を守ってきた遠子の郷を焼き滅ぼしていまう。「小倶那はタケルじゃ。忌むべきものじゃ」郷の大巫女の言葉に、遠子は…。神々が地上を去って数百年の後、残された「力」をめぐって輝の神の裔、闇の神の裔の人々の選択を描きます。「空色勾玉」で人気を博した著者による、ヤマトタケル伝説を下じきにした壮大なファンタジー。高校生から。
おはなし池のおさかなドロップさんは、お話の名人。ところが、池の水がへってドロップさんの命があぶない!ドロップさん救出隊を結成したアイシテルと仲間たちのゆく手には…?ほかに仮装パーティーの夜の冒険を描く物語の二話を収録。オサナアソビゴコロ星を舞台に、ゆかいな仲間が大活躍する書き下ろしファンタジー第2弾!小学中級から。
ヘレニズム文化の融合の原点に立つバクトリア王国の興亡のドラマ。
男は可愛い女の代表として〈モンローのような女〉を追い求める。男のイメージの中に生きる女=〈どこにもいない自分〉を求めて、己を見失っていく女たち。男にとっての〈ここにいる女〉とは母親なのか?1972年、ウーマン・リブへの嘲笑の中で果敢に書き下ろされた、幻の書。今、時代が田中美津に追いつき、〈女たちはここにいる〉。すべての女たち必読の書。
18世紀後半、英京ロンドンの南西セルボーンに住んだギルバート・ホワイトは、敬神の念篤く、世に隠れ自然を友とする清廉な生涯を送った。深く草木動物を愛したホワイトは、美しい山野を歩き自らの眼で確かめた観察を達意の文に綴り、二人の著名な博物学者ペナントとバリントンに届けた。その書翰集こそ本書。ファーブル、ダーウィンを先導し、たとえ英国は滅びても本書は不朽と讃えられた名著。
自分とは?人間とは?真実の世界とは?わかりやすく書かれた「悟り」へのアプローチ。
『小人のくつや』『見るなのざしき』など、こわくてびっくりするお話を全15作品収録。
ミルク運びを仕事にするネロとおじいさんのくらしは、とてもまずしいものです。でも、ネロはちっともつらくありません。おじいさんのやさしさや犬のパトラッシュの友情、そして画家になるという夢が、ネロの心をささえていたからです。しかし、悲しい運命が…。少年と犬の深い友情をえがく感動の名作。小学中級から。
はじめてのエッセイ集。