子どもにも、いろいろなやみはあります。教室ではすきな子のよこにすわれない。きらいなとなりの子からはさんざん意地悪される。朝はパパのところから学校へ行き、学校からはママのところへ帰る。夕方にはまたパパのところへもでらなくちゃならない。聞いているだけでもくたびれてしまいます。そんなアンナの力になってくれる人はいないかしら。いました。つよい味方の小人さんが…。アンナの耳の奥に眠たがりやの小人が住みつきました。さびしいときや退屈なときは話し相手になってくれるし、なやみごとには手をかしてくれます。でも、おせっかいがすぎて…。
児童文学者で日本野鳥の会会員の著者・国松俊英と、日本を代表する生態画家・薮内正幸が、賢治文学に登場する鳥について初めて書いた本。誰も書かなかった賢治の豊かな鳥の世界、もうひとつの魅力がひろがる。
だれにも愛されず、うつろな心を満たすために殺人を犯してしまった少年、映画『道』のジェルソミーナのような哀れなジプシーの少女、産んだばかりの子供を奪われ人生を見失ってしまった女性…自分ではどうすることもできない理不尽な苦しみにさらされた者たちが、一人称で語りつづる短篇一話と中篇四話を所収。イタリア・ペンクラブ賞、ラパッロ賞受賞作。
1年366日の各日付が出てくる児童書(物語・民話・詩・伝記・ノンフィクション・絵本・漫画等)を4月1日〜3月31日まで、1日1点ずつ紹介したもの。書名、作者名、訳者名、画家名、出版社名と表紙写真、その日付のエピソードを含む内容紹介を掲載する。本文の下に「豆ちしき」欄を設け、その日の歴史的事件や記念日、その日生まれた有名人、その日の誕生花と花言葉を記す。巻末に五十音順の書名索引がある。
自分を愛するために-。自然との一体感を得る瞑想、イメージトレーニングそして喜びの体験談。
この湖の関の向こうに女の幸せがある。もうひとつの「御宿かわせみ」。
装飾文字の描き方(カリグラフィー)を、材料、技法から応用論まで、徹底して具体的に解説。12の実作例をもとに、制作工程ごとにコマ分けした写真と文章で、カリグラフィーのテクニックを懇切丁寧に手ほどきする。総論部分では、装飾文字の様式展開の歴史をコンパクトに解説。写本芸術への格好の入門書をかねる。各論部分は、様式別に、ケルト、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、モダン・リヴァイヴァルの5章に分け、書体見本も充実。各章の末尾にはギャラリーのページを配す。
アリスは12歳で、楽器店の店長をしているパパと、大学生の兄・レスターの3人家族の紅一点。年ごろのアリスの興味は、唇につけるリップ・グロスや下着の選びかた、BFとのデート方法だ。そして、なによりも必要なのは、それらのことを教えてくれる“ママ”の代わりになる女性だ。そんなアリスの前に、タイプのちがうふたりの女性教師が現れて…。小学上級から。
「ハイ、美人派遣警察官コンスタンス・マギーです。“コギー”って呼んでね。派遣警察官ていうのは、地方警察の手に負えない大掛かりな犯罪を取り締まるのが主なお仕事。いわばエリート中のエリートよね。でも、結構ハードな仕事だから、ときどきオーフェンていう黒魔術士をアシスタントに雇ってあげてるの。いつも金欠で友達もいないみたいだし、出来の悪い弟みたいで、なんかほっとけないのよねえ…」「なに、見栄張ってんだこの無能警官。いつもいつも、タダ働きさせやがって。便所のハエ取り紙以下の役立たずのくせに、偉そうなこと言ってんじゃねえ」ますます泥沼化するオーフェンの無残な日常。脳天杭打ちファンタジー第二弾。書き下ろし「血風編」も同時収録。
漫画『のらくろ』の誕生から六十年ー日本漫画の王者・田河水泡先生の妻が、笑いとペーソスと味わい深いゆたかな人生を綴る感動のエッセイ。のらくろ先生と私、そして「サザエさん」の長谷川町子氏ほかのお弟子さんたちとのふれ合いなど、昭和の世相を背景にして流麗な筆致で描いた話題のライフ・ストーリー。
小学中級から。
本書は、わかりやすく役に立つ効率的なノートのとり方を紹介する。