やった!これでようやく宇宙に行ける!16歳の誕生日に両親からプレゼントされた小型スペースクーペを改造し、連邦基地のチェックもすり抜けて、そばかす娘コーティーはあこがれの星空へ飛びたった。だが冷凍睡眠から覚めた彼女を、意外な驚きが待っていた。頭の中に、イーアというエイリアンが住みついてしまったのだ!ふたりは意気投合して〈失われた植民地〉探険にのりだすが、この脳寄生体には恐ろしい秘密があった…。元気少女の愛と勇気と友情をえがいて読者をさわやかな感動にいざなう表題作ほか、星のきらめく大宇宙にくり広げられる壮大なドラマ全3篇を結集!
〈環月軌道コロニー〉の住民リンジーは、遺伝子工学を用いて肉体を変形させる〈工作者〉グループの活発なメンバーだった。彼らの目的は、機械の力を援用して延命をはかる〈機械主義者〉の支配をうち破ることにある。だがクーデターは失敗に終り、リンジーはコロニー追放処分にあってしまった。広大な太陽系に踏みだした彼を待っていたのは、それぞれ独自の文化を築きあげ、さらに発展していこうとする多種多様な人類の姿だった!サイバーパンクSFの旗頭としてギブスンと並び称される俊英が、壮大で独創的な未来史を背景に、人類の発展と進化を謳いあげた話題の傑作長篇。
神道宮司であり、ヨガの世界的導師でもある著者が、自身の行なってきた霊的修行と、日本そして世界のカルマ浄化の神業を通して、「霊的に成長し悟りの世界へいたる道」を明示しています。
都市の発展により多くの野生鳥が姿を消したが、一方では環境に適応することによって積極的に都市に進出する鳥群が観察される。その頂点に君臨するのがカラス集団であり、いま都市にあってはカラスとヒトの知恵比べが熾烈に進行中なのである。本書は都市鳥研究会にあって長年、野鳥を観察研究してきた著者が、その成果を克明に報告するとともに、カラスに対する愛憎半ばする感情をさまざまな文献に探る、カラス百科である。
新しい時代をきりひらいた幕末の志士!海援隊を組織し、薩長同盟を成功にみちびいた坂本龍馬は、新しい日本の夜明けを目前にして倒れました。マンガで学ぼう、英雄の生涯!
「せんせい、ぼくがちこくしたのはとちゅうで、ワニとライオンとたかしおにおそわれたせいなんです…。」ジョン・バーニンガムと谷川俊太郎のコンビでおくる、心すきとおる絵本。小学初級以上。
ある時はひと気のない深夜のバーの片隅で、またある日は人いきれのする賑やかな飲み屋で、グラス片手に飲み仲間と語り合った話の数々-スポーツ新聞の文章作法、ハードボイルド、テレビと映画、賭け事にジョークetc…。そんな話題を素材にして、ニュージャーナリズムの旗手が、バーボングラスのよく似合う15編の洒落たエッセイに仕立てました。講談社エッセイ賞受賞。
乳母のお浜の愛につつまれて、のびのびと育った次郎は、5さいのある日、生家につれもどされた。が、口やかましい母になじめず、他の兄弟と分けへだてするおばあさんをにくんだ。そんな次郎にとっての救いは、週一度、町から帰ってくる父のやさしさだった…。愛に飢え、悩みながら成長する次郎の姿を描いた不朽の名作「次郎物語」。少年少女のために著者が書きなおした、あなたのための必読書。
大好きなお浜と別れて1年ほど後おじいさんが死に、生家は没落。一家は町へ引っこして、次郎だけ母の実家の正木へ残った。正木のおじいさんもおばあさんもやさしく、次郎を分けへだてする者は、だれもいなかった。次郎が6年生の夏、病気の母が自宅療養のため帰ってきた。だが、その幸せも、つかのま…。幼年期から少年期にかけての次郎の成長をみごとに描いた、少年少女のための読みのがせない名作。
“生きものは、いったい何を考えているのかなあ、と思うことがよくある。ことばは喋れないにしろ、少なくとも私たちが飼っていた生きものは、非常に感情豊かで、ペットなんて生やさしいものではなくネコやネズミやインコの格好をした、人間であった。”生き物の仕種や表情を生き生きととらえ、家族の絆や細やかな愛を横糸に描くユーモア・エッセイ。