本書は、幸福の科学が世間の注目を浴びはじめた頃、各種メディアを通じてなされたインタビュー、及び対談のいくつかをまとめて一冊の書物としたものである。
無外流の剣士として高名だった亡父から秘伝を受けついだ路は、上意討ちに失敗して周囲から「役立たず」と嘲笑され、左遷された曾根兵六にその秘伝を教えようとする。武家の娘の淡い恋心をかえらぬ燕に託して描いた表題作をはじめ、身の不運をかこつ下級武士の心を見事にとらえた「浦島」など珠玉の五篇を収録。
ティモシー・リアリーとの出会い、バロウズと23のシンクロニシティ、デイスコード教団のマインドファック作戦…。60年代から70年代の対抗文化とオカルト復興を背景として、著者自身の「意図的に誘導された脳変異」のプロセスを軸に、秘密結社イリュミナティ、UFO、サイケデリックLSD、聖なる女神、ペヨーテ・カルト、ケネディ暗殺、シリウス伝説、クロウリー、グルジェフ、ユリ・ゲラーとホルスの鷹、テレンス・マッケナをリンクする壮大な量子ジャンプの暗合ネットにアクセス。日本の毒ぬき衛生文化のなかで、解読不能の領域を形成してきた異教的情報の核心がいよいよ上陸。
ねじまき鳥が世界のねじを巻くことをやめたとき、平和な郊外住宅地は、底知れぬ闇の奥へと静かに傾斜を始める。暴力とエロスの予感が、やがてあたりを包んでいく。誰かがねじを巻きつづけなければならないのだ、誰かが。1984年の世田谷の露地裏から1938年の満州蒙古国境、駅前のクリーニング店から意識の井戸の底まで、ねじのありかを求めて探索の年代記は開始される。
猫が消えたことは、始まりに過ぎなかった。謎の女はその奇妙な暗い部屋から、僕に向かって電話をかけつづける。「私の名前を見つけてちょうだい」。加納クレタは耐えがたい痛みに満ちた人生から、無痛の薄明をくぐり抜け、新しい名前を持った自己へと向かう。名前、名前、名前。名づけられようのないものが名前を求め、名前のあるものが空白の中にこぼれ落ちていく。そして僕が不思議な井戸の底で見いだしたものは…。
漢字はその構造のうちに、古代の人々の思惟や生活の仕方を豊かに伝えている。想像を絶するほど広大な漢字の歴史世界をはるかに見渡し、そこに隠された精神史の諸相を鮮やかに捉えた達意のエッセイ集。
木もれ日の中で風にふかれているような、しずかなよろこびがあふれる童話集ー。
世界で最初の原爆被災の記録。写真家山端庸介さん(当時西部軍報道部員)の被爆翌日の撮影をたどる。
108ぴきの伝説のキツネたちに守られている稲荷山の町。その町ですごした弥の夏は、光と風と不思議でいっぱい。
絶滅の危機に瀕する鳥、心ない人間に迫害される鳥、自然界の厳しさを教える鳥、野鳥の世界は、わたしたちの今を映しているようでもある。さまざまな様相を呈する野鳥たちの生態と、鳥と人とのかかわりを永年の野鳥観察をもとに描く。
作家、歌人、詩人、エッセイスト、オペラ評論家、翻訳家、そしてなにより天性のファンタジスト。マルチ才女の多彩な魅力を全一巻に凝縮した夢の玩具箱。
暗記をするな、考える力をつけよう。数学が苦手な人でも読みこなせるように、基礎知識から丁寧に解説した統計学のワークブック。練習問題を解いていくうちに次第に高度な知識を身につけることができます。
亜衣・真衣・美衣が通う虹北学園には、四つの伝説があるー「時計塔の鐘が鳴ると、人が死ぬ。」「夕暮れどきの大イチョウは人を喰う。」「校庭の魔法円に人がふる。」「幽霊坂に霧がかかると、亡霊がよみがえる。」そしてある日、こわれているはずの時計塔の鐘が鳴りひびき、『亡霊』事件のはじまりを告げた…。小学上級から。