植民地での従軍・観戦に、福祉政策の着手に、第一次大戦の作戦指揮に、時には反革命に情熱を傾け、歴史を書くことで政治家としての背骨を作ってきたチャーチル。彼は1940年、ただ一国でナチ・ドイツに対峙する祖国を率いて立つ。イギリスの過去と現在を一身に体現した彼は、帝国没落の暗黒の時を、輝ける一ページに書き変えた。資料を博捜し、貴重な見聞を混えて描く巨人の伝記に、あらたに「チャーチルと日本」の一章を増補した。
トリバネアゲハの本格的博物誌。
リトルホーンは草食恐竜トリケラトプスの子。肉食恐竜たちと戦いながら、新天地をめざし南へ旅する冒険物語。ついにトリケラトプスのむれは、緑豊かな新天地を見つけた。しかしそこに行くには恐ろしい肉食恐竜軍団が待ちうけている。いったいトリケラトプスはどう戦うのか。幼児〜小学生向き。
多くの慢性病とシミ、ソバカス、アザ等の治療に即効力発揮!さらに著者自身の長年にわたる人生相談の体験から、人相と運命、足相と健康の因果関係を明らかにするなど、日常生活ですぐに使える理論と治療法を集大成。
超古代史文献『ホツマツタケ』の本格的研究書。宇宙創成、暦、方角、年中行事、転生、男女の道、食事、医療、和歌、葬儀、建築、占断ー人間と宇宙にわたる万相を美しく貫く四十八音の世界を、気鋭の研究家がやさしく、深く紹介する。言霊学革命の書!民俗学、歴史学、考古学、言語学ーあらゆる学問がかつて解明しえなかった日本文化の本質を、真の日本伝統を伝える古文献をもとに明確に解き明かす。
機巧館でひらかれたパーティーのとちゅうで、老推理作家が消えた。そして、作家が消えるまえにつぶやいた呪文のようなかぞえ唄どおりにつぎつぎと事件がおこり、亜衣の身にも危険がせまる…。読者をあっといわせる結末が待つ『夢の中の失楽』をはじめ、こわい(?)話から赤ちゃん騒動まで、ボリューム満点の名探偵夢水清志郎事件ノート第6作。小学上級から。
株で資産を築いた成功者たちと負ける投資家とのちがいは「利益を得やすい、やさしいやり方」をするかしないかです。本書は、生まれて初めての株式投資で連勝した娘さん、おばさん投資家が名人になるまで、定年後に1億円を達成した人の話など、実例を含めて解説。
「外国に支配されようが、徳川の世の中に戻ろうが、飯さえ食えれば文句無い」。明治初年の民衆はこううそぶいた。そこには、近代社会への反発と、政治から切り離されたことによる客分意識が横たわっていたのである。だが、その人々が、やがて対外戦争に同調していったのはなぜか。政治文化の視点から、国民意識が創出される姿を描き、近代を問い直す。
時間におわれ、おちつきを失って人間本来の生き方を忘れてしまった現代の人々。このように人間たちから時間を奪っているのは、実は時間泥棒の一味のしわざなのだ。ふしぎな少女モモは、時間をとりもどしに「時間の国」へゆく。そこには「時間の花」が輝くように花ひらいていた。時間の真の意味を問う異色のファンタジー。小学5・6年以上向き。