深い海に沈み込んだ後に浮上してきた4人が選んだのは歌心の回復。しかし最新のレコーディング技術も披露されている曲は、無垢な自分への回帰とは程遠い。そう、ここにあるのは成熟した歌ばかりで、すべてが大人の感覚によって支えられているのだ。
99年3月にインディーズからリリースされ、入手困難となっていた1stアルバムに、「バトルクライ」を追加収録してメジャーより復刻。グルーヴィなリズムに乗った明るいヴォーカルが心地好い。
2005年発表の12thアルバム。シングル「四次元 Four Dimensions」からのナンバーをはじめ、「LOVE」の言葉では括れない感情やカタチを記号に込めた本作。圧倒的なスケール感を持ったサウンド、詞が楽しめる。
時が思春期で止まってしまったかのような珠玉ナンバーを集めた1stから、サウンドも詞もちょっぴりアプローチが複雑になったミスチルの、それでもポップ・フレーヴァーたっぷりの2nd。大黒柱・桜井和寿の才能によるところが大きいが、今後も大いに期待!
ライヴ・アルバムをはさんでリリースされた、2000年発表の9thアルバム。先行シングルとなった「口笛」「NOT FOUND」をはじめ、ミスチルらしいメロディアスなナンバーが満載。時代を彩る珠玉のポップ・ナンバーの目白押し。
初期代表曲をリカットした「アルエ」に続くシングルは、切なくも激しいメッセージが込められたファン待望の新曲。疾走感たっぷりのギター・サウンドとタイトなリズム隊との絡み合いが絶妙だ。
放映後、大反響を巻き起こしたTVドラマの第2シリーズを完全収録したDVD-BOX。未放映シーンも120分近く本編に盛り込んだ超完全版ともいえる内容。その他、静止画情報ページも充実。
二度に及ぶメンバー脱退で存続の危機を経験した3期・10年にわたるWANDSサウンドの総集編。ミリオン・シングル、ヒット・シングル、未発表曲など全18曲収録。完結盤ともいえる1枚だ。
笑いの天才・松本人志の魅力がぎっしり詰まった自薦集。3つの番組からのベスト・セレクションだけに、そのクオリティは言わずもがな。新進気鋭のクリエイターとのコラボも見ごたえたっぷり!
前作以上にバラエティに富んだアーティストが集結した山口百恵トリビュートのパート2。山口百恵を共通項にケイコ・リーと三原じゅん子が同席するアルバムとは何とも痛快。なかでもスネオヘアーの(5)、三原じゅん子の(10)、アダルトな柳ジョージの(11)が印象的。
83年1月から1年間、全48話でフジテレビ系列で放映された日本アニメーション制作の名作劇場。パトリシア・M.セントジョンの『雪のたから』が原作。重たいテーマながらも見ごたえあり。
ア・カペラと言えば山下達郎となったそのアルバムの再発売もの。しかし、実は'86年版とあるように、そのほとんどがメーン・ヴォーカルを入れなおしているようだ。ドゥー・ワップの名曲のカヴァーであるところも、山下らしい。名盤がやっと帰ってきた。
最高の音で楽しむために!
ルイス・サッカー原作、ベストセラー・ミステリー小説『穴』の映画化作品。汚名を着せられ青少年犯罪者の矯正施設に服役することになったスタンリーは、干上がった湖に毎日大きな穴を掘ることになるが……。
保育園、幼稚園、小学校での発表会、お遊戯会用音源を収録したアルバム。年少以下、年少年中、年長以上低学年女子、年長以上低学年男子、幼児小学校ものと、世代や性別、ジャンルなどに分けて収録。
浅井の詞をUAが歌ったり、UAがコーラスにまわったり……と極めてバラエティに富んだファースト・アルバム。4人が生み出すオーガニック・グルーヴを、全12曲にわたって堪能できる。
坂田明、森山威男を擁する伝説の山下トリオの、75年のドイツでのライヴ・レコーディング。3人が疾風怒濤のごとく突っ走る演奏はまさに圧巻だ。3人の個性がぶつかりあい、山下トリオでしか創り出すことのできない音楽をクリエイトしている。迫力満点だ。