日本の空に甦れ、トキ、コウノトリ、アホウドリ…。明治末年、わずかな人数で発足した日本鳥学会。分類学から生態学まで、わが国の鳥学をリードしてきた人々の軌跡を辿り、これからの鳥学の役割、人間と鳥の共存を問う。
大人気!石井ゆかりの「青い鳥の本」第四弾。「明るさ」「正しさ」に疲れた心に。本で占うビブリオマンシー&ミニエッセイ。
200年の時を超えて甦るーグリム兄弟の壮大なる企て!それは、民族と歴史の襞に分け入る試行。完全新訳による583篇と関連地図を収録!
超大作アニメ映画『火の鳥2772』の伝説的コミカライズが、カラーページや新規資料を加えた“究極仕様”で、ついに復活!!手塚治虫×御厨さと美の貴重な対談(1980年)を全文再録。御厨さと美・新規ロングインタビュー(2019年)を特別収録。
ほそながいあし、みじかいあし、するどいつめがあるあし。どのとりもみんなちがったあしをもっています。あしをどんなふうにつかうのかな?どうしてそのかたちになったのかな?いろんなあしをみてみよう!
朴正煕政権時代の1969年、地方の小さな町で祖母と年頃の叔母、間借人らと暮らす12歳の少女ジニは、不幸な生いたちから幼くして人生を悟るようになってしまう。大人の心を見抜く彼女は、「見る私」と「見せる私」に自分を分離し演じ分け、身近な人たちの人生の“秘密”をひとり冷めた目で観察していく。一体ジニは、大人たちのどんな“生”を見たのか?なぜ彼女は12歳で成長することを止めたのか?本作品は30代半ばを過ぎたジニが語り手「私」として、当時を回想する小説である。現代韓国文学をリードする作家の代表作。
栃木の本屋さん「うさぎや」から人気に火がつき、累計25万のベストセラーとなっている「あずかりやさん」シリーズ。待望の新作は、なんと単行本と文庫を同時刊行!!
シェナンドアの谷に住む一族に生まれたデイヴィッドは、地球上のあらゆる生命が滅亡に向かっていることを知った。一族は資産と人員を谷の上流に集結させ研究所を造り、クローン技術によって人類を存続させようとする。デイヴィッドはクローンたちが従来の人類と異なる性質を持つことに懸念を抱くが…ヒューゴー賞、ローカス賞、ジュピター賞を受賞した美しくも哀切な未来叙事詩。
かっこいい!イカす!芸術的!思わずほれぼれする鳥たちのショータイム。大迫力の写真で58種を紹介!おもしろポイントを解説!
鳥は、どうして空をとべるのだろう。だれもがもつ疑問を、緑がまぶしい林の中で巣だつえながを主人公に、ときあかします。体を宙にうかせる翼のはたらきとそれを支える発達した筋肉。体を少しでも軽くするためのがらんどうの骨ぐみ…。鳥の体には、1億5千万年の進化の歴史がきざまれているのです。
皇室の私的な学問研究から見えてくる、もう一つの日本近代史!天皇や皇族は多忙な公務の傍らで学問研究に励んできた。例えば粘菌学者の昭和天皇と魚類学者の明仁上皇は、親子二代で世界的博物学会・リンネ協会会員に名を連ね、山階宮家の山階芳麿が作った山階鳥類研究所は鳥学の権威として約一世紀の歴史を持つ。しかし私的な行為である天皇や皇族の研究は、実際には公的な行為と密接に関わっている。平成の天皇が魚類学の知識を活かし、食糧事情改善のためブルーギルを日本に持ち帰ったことはその好例である。なぜ天皇や皇族はかくも学問に尽力するのか、その理由は戦後の特異な皇室制度と不可分だ。皇室の学問研究を紐解くことは、戦後日本の栄華と矛盾を直視することに他ならない。