皇室の私的な学問研究から見えてくる、もう一つの日本近代史!天皇や皇族は多忙な公務の傍らで学問研究に励んできた。例えば粘菌学者の昭和天皇と魚類学者の明仁上皇は、親子二代で世界的博物学会・リンネ協会会員に名を連ね、山階宮家の山階芳麿が作った山階鳥類研究所は鳥学の権威として約一世紀の歴史を持つ。しかし私的な行為である天皇や皇族の研究は、実際には公的な行為と密接に関わっている。平成の天皇が魚類学の知識を活かし、食糧事情改善のためブルーギルを日本に持ち帰ったことはその好例である。なぜ天皇や皇族はかくも学問に尽力するのか、その理由は戦後の特異な皇室制度と不可分だ。皇室の学問研究を紐解くことは、戦後日本の栄華と矛盾を直視することに他ならない。
美しい歌声と容姿で人々を魅了する鳥人のアルエットは、故郷を滅ぼしたハイダル王の暗殺を企てる。歌娼として王宮に入り、夜伽の最中にハイダルの命を狙おうとするが、事情を知った彼に止められ、真の仇は別にいたことを知らされるアルエット。後宮で過ごす中、ハイダルの威厳のある王としての一面とは別に、自分を抱くときの優しさに触れ、しだいに心惹かれはじめてー。
経営思考とは「明日の糧を得る思考」、言い換えれば「生き抜くための思考」です。あなたが組織に依存することなく、自立して生きたいのならば、この思考は必須です。“未来を起点に物事を考えることができる”“課題を明確につかみ、それを解決できる”“自分の価値を高める術を知っている”ストーリー形式のインバスケットトレーニングで、これらの強みを身につけてください。
昼間の居酒屋を利用して開かれるフリースクール『すずめの学校』。「居酒屋すずめ」で開校中のそこに通うのは、不登校の中学生や学び直したい老女、挫折したフィギュアスケーターや引きこもりのニートなど様々。居酒屋の経営安定のためと始めたオーナー兼教師の鈴村明也だったが、彼自身もまた、生徒と交わるうちに学び、気付き…。一歩踏み出す勇気をくれる物語。
ひょんなことから鳥を保護した、家庭に問題を抱える男性。高齢の母親が飼っていた長寿の鳥を手放したい女性…鳥との出会いが、悩みつつ懸命に生きるひとの人生を変えた。小さな鳥の小さな奇跡の物語。
カッパもタヌキも、まじめ一徹な会社だからこそできたオモシロCM。広告においても先頭を走り続ける金鳥のCMの歴史とヒットの秘密に迫る。
世界中に生息するおもな鳥およびその近縁種を解説し、目立つ種はページ全面を使って取り上げた。生きているかのような素晴しい近接写真と、種の学名・英名・科名・属名ならびに種の性状(分布・生息地・渡り鳥か留鳥か・体長・体重・巣の種類・卵数・IUCNレッドリストのカテゴリー・社会的相互作用)を記述した。
ペルシアの神秘主義詩人の代表作を本邦初訳。さまざまな比喩、物語、逸話によって神秘主義思想を表現。神である霊鳥を探し求め、鳥(神秘主義者)たちがたどる苦難に満ちた旅。