エリザベス・リッチモンドは内気でおとなしい23歳、友もなく親もなく、博物館での退屈な仕事を日々こなしながら、偏屈で口うるさい叔母と暮らしていた。ある日、止まらない頭痛と奇妙な行動に悩んだすえ医師の元を訪れる。診療の結果、原因はなんとエリザベスの内にある、彼女の多重人格だった。ベス、ベッツィ、ベティと名付けられた別人格たちは徐々に自己主張をし始め、エリザベスの存在を揺るがしていく…“孤高の異色作家”ジャクスンの、研ぎ澄まされた精緻な描写が静かに炸裂する、黒い笑いに満ちた傑作長篇がついに登場!(1954年作)
双子の妹アルシアの葬儀で出会った騎士レオルディド。五年の歳月が過ぎ、騎士団長となった彼へ降嫁が決まったエメリーヌだが、彼女には秘密が。王族のみが持つ女神の力の中でも厄介視されるそれは鳥に意識を同調するというもの。政略結婚の駒にもなれない王女と臣下の形式的な婚姻と思われる中、通例を破り王宮から彼の砦に移ったエメリーヌ。「断れない王命」だったはずのレオルディドにも変化が…。
日本の自然と、日本人の暮らしが守り、育ててきた奇跡の鳥のラストメッセージ。
無外流の剣士として高名だった亡父から秘伝を受けついだ路は、上意討ちに失敗して周囲から「役立たず」と嘲笑され、左遷された曾根兵六にその秘伝を教えようとする。武家の娘の淡い恋心をかえらぬ燕に託して描いた表題作をはじめ、身の不運をかこつ下級武士の心を見事にとらえた「浦島」など珠玉の五篇を収録。
鳥の巣に魅せられた画家・鈴木まもるが語る鳥と巣、そして、生きかた。エッセイ&画集。
海外でも大人気!シリーズ最新刊!!50わのとりさんが、だいぎょうれつ!めくれば、意外な結末!?
自分の庭ですぐできる、庭木92種の手入れ方法。無農薬・無化学肥料、除草剤なし!生き物のにぎわいのある庭をつくる、オーガニック植木屋ならではの、これまでになかった、庭木との新しいつきあい方教えます!
見ていると作りたくなる!人気メニューがいっぱい子どもたちの「やってみたい!」を全力で応援します。はじめての料理本にぴったり!
ヤマト国の王子・オグナは、父の命を受けクマソ国に潜入する。オグナの真の目的は、クマソの王を倒すことではなく、クマソに伝わる火の鳥の生血を手に入れることだった。(ヤマト編)2577年。地球に帰還する途中の宇宙船で、当直操縦士の牧村がミイラで発見された。座礁した宇宙船から救命ボートで脱出した隊員たちは牧村の過去を語り始めたが…。(宇宙編)
鳥たちは、卵をうみ、ヒナをそだてるために、巣をつくります。サボテンにつくった巣、樹のてっぺんにつくった巣、滝の裏側につくった巣…ヒナを外敵からまもるための、精いっぱいの工夫です。鳥の巣を通して、生きることへのひたむきさが、静かに、そして深くつたわる、生命の讃歌。