江戸を代表する14篇の鳥類図譜から選りすぐりの約180種を紹介。
もはや「幻の鳥」ではない。世界中で奄美大島だけに住む鳥、オオトラツグミ。謎に包まれたその生態を、亜熱帯照葉樹林に追う。
春の近づくある日、鳥井真一のもとを二人の老人が訪ねてきた。僕らの年上の友人でもある木村栄三郎さんと、その幼馴染みの高田安次朗さんだ。高田さんが働く動物園で、野良猫の虐待事件が頻発しているという。動物園で鳥井が掴んだ真実は、自身がひきこもりとなった出来事とどうつながるのかー。鳥井は外の世界に飛び立てるのか。感動のシリーズ完結編、文庫版特別付録付き。
こんな野鳥の楽しみ方を知ってますか?上野動物園の園長さんは鳥あそび歴50年の“鳥名人”。庭に鳥を呼ぶ方法から街中や里山での観察術まで、自ら撮った写真を織りまぜて綴る野鳥おもしろ体験記。
この本は、水鳥を全2巻にまとめたうちの第2巻です。水鳥のなかで、サギ・ツル・チドリ・シギの仲間など、水辺に立っていたり、歩いていたりするタイプの約110種を掲載しました。初心者でも便える検索表と美しいカラー写真で名まえを知り、水辺のバードウォッチングを楽しんでください。
この本は、水鳥を全2巻にまとめたうちの第1巻です。水鳥のなかで、カイツブリ・カモ・ハクチョウの仲間など、水に浮くタイプの約120種を収録しました。シルエットの検索とカラー写真で、名まえを調べることができます。また、野外鳥学講座で行動のみかたを説明しました。
男手ひとつで育てあげた愛娘の恋、長く行方の知れぬ愛妻の影ー指折り数えずにはいられぬ星霜に、ふと胸に過ぎるは哀切ばかり。儚い雪降る年の瀬は、独り法師のうぽっぽに、一体なにを連れてくる。自ずと頬を濡らすのは、悲喜交々、滂沱の涙。
鳥を見つめた日本人の眼差し。豊富な図版とともに日本人の自然への関わりを読み解く“鳥と人の文化誌”。収録図版700点余の大辞典を待望の普及版で。
2022年までに日本政府が投じたコロナ対策予算は、およそ104兆円。東日本大震災の復興予算が約32兆円だったことを考えれば「異次元」ともいえる規模だ。もちろん、適切な使い方によって救われた国民は多かったはずで、潤沢な予算は大いに役に立っただろう。しかし、社会も政治も混乱した状況で組まれた予算は精査されたものだったのか?血税を食い物にした人間はいなかったのか?「コロナと金」の不可解な実態に迫るー。
2016年3月11日にA5判サイズにて刊行された、同タイトルのリサイズ(新データ改定)版。クスリと笑えてジ〜ンとさせるマンガと、イラスト・写真を使ったルビつき解説で、保護者様や防災教育をおこなう専門家の方から高評価!!災害多発が懸念される、これからの環境を生きる子供たちに、防災知識と意識がしっかりと刻まれるよう、祈りを込めた一冊です。
家族を守るため、望まぬ結婚を決意したリリアナ。だが、式を3日後に控えた彼女の前に、突然、淡い初恋の相手ラーフィンが現れる。国一番の魔術師で、一度しか会ったことのない彼がなぜここに?ラーフィンは、戸惑うリリアナに微笑みかけると、そのまま連れ去り、屋敷に閉じ込める。さらには、無理やり純潔を奪うと、何度も執拗に抱き、欲望を注いできて…。リリアナは、優しかった彼の変貌と狂気じみた執着に慄くが、やがて彼の孤独と心の傷を知りー!?
アメリカ人青年ピーターは、鳥や植物を愛す、ちょっと内気な19歳。パリ留学を前に母とふたり、ニューイングランドの小さな町を訪れる。4年前、母と暮らしたその地は、アメリカのよき伝統が残る、緑あふれる土地だった。しかし4年の間に自然は失われ、町はすっかり観光地化していた。母は怒り狂い、よきアメリカを取り戻すべくひとり闘う。そんな母と、アナキストだった父に育てられたピーターは、敬愛するカントの哲学に従い、「人を手段として利用してはならない」を行動原理として異国に旅立ってゆく。時代は北爆開始にはじまるベトナム戦争の拡大期。パリやローマで、ピーターは自身の反米主義に思い悩み、またイタリア系ユダヤ人を父にもつ自分のユダヤ性に常にこだわりながら、母国とヨーロッパの狭間で精神の成長を遂げてゆく。ベストセラー『グループ』をしのぐ名著、待望の新訳決定版。
瀬戸内に残る鳥坏島の秘儀、断崖絶壁の拝殿で行われる鳥人の儀。その儀式のさなかに巫女が消え失せてしまう。「大鳥様の奇跡」が、刀城言耶を震撼させる。書き下ろしシリーズ短篇「天魔の如き跳ぶもの」を特別収録。