空前の災厄続きに、人心が絶望に打ちひしがれた暗黒の江戸天明期、大空を飛ぶことに己のすべてを賭けた男がいた。その“鳥人”幸吉の生きざまに人々は奮い立ち、腐りきった公儀の悪政に敢然と立ち向かったー。ただ自らを貫くために空を飛び、飛ぶために生きた稀代の天才の一生を、綿密な考証をもとに鮮烈に描いた、これまた稀代の歴史巨編である。数多くの新聞・雑誌で紹介され、最大級の評価と賛辞を集めた傑作中の傑作の文庫化。
ビセンテに拉致され、フェリペ2世のいる王宮で暮らす海斗。過保護で優しいビセンテとレオに守られ、憎い敵とわかっていても、二人に冷たくできない。そんな時、レオが貴族の子弟たちが通う剣技学校で差別を受けて、ダンスを教えてもらえないと知ってしまう。憤る海斗は、夜会で披露するダンスを、アロンソと一緒に教えることになり…。
生息数は小笠原全体で40羽程度とみられていたアカガシラカラスバト。この国指定天然記念物で絶滅危惧種の美しい幻の鳥は、人間が持ち込んで野生化したノネコなどによって絶滅の淵に追い込まれていた。そのことを知った小笠原の野生動物研究者らが起ち上がり、住民、獣医師、行政そして国を巻き込んだ保護活動を推し進め、絶滅の危機から救おうとする物語。
7世紀。白村江(韓国)で敗走した百済王族のハリマは、生きながらに顔の皮をはがれ、狼の皮を被せられる。一方、21世紀の日本は宗教団体“光”が支配していたが、対抗組織“シャドー”の工作員スグルは、“光”の偶像である火の鳥を奪う命令を受ける。二つの時代と世界を大胆に交錯させて描く傑作。実質的なシリーズ最終作を、既存の単行本版と構成が大きく異なる“オリジナル版”仕様で刊行!
とってもゆかいなボードブック!しかけをつまんでひっぱって、どうぶつたちをみつけてね!楽しいしかけがいっぱい!!想像力のふくらむ絵本。英語つき。しかけ絵本。3才〜むき。
吸血鬼のオズくんがおみやげにくれた青い鳥を、チィちゃんが逃がしてしまう。幸せの象徴である小鳥をつかまえるため、ひびきたち“福の神探偵団”が再始動!同じころ学校では大きなケンカが起こってギスギスとした空気に。町にサトリさんというアヤカシが来たことが、関係ありそうで…?サトリさんは人の心の中がわかるらしいけれど、“心”ってどうなっているのだろう?小学中級から。
女性関係にだらしない婚約者から、長きにわたり苦しめられてきた子爵令嬢ティーナ。けれど婚約を解消することは難しく、このまま心を殺して生きていくしかないと諦めていた折ー偶然、出会った男性が彼女に救いの手を差し伸べてくれる。隣国の騎士で公爵家の嫡男でもあるという彼は、見目麗しく頭脳明晰で、非の打ち所がない。住む世界が違いすぎる彼だが、どうやらティーナのことを以前から知っているようで…虐げられてきた薄幸令嬢と謎めいた騎士の運命の恋物語。
アマゾンで巨大魚を釣り上げるー酔った勢いでぶちまけた言葉から始まったこの企画。本人不在のところでトントン拍子に話は進み、りえぞうは日本の真裏・ブラジルへと旅立つことになってしまった。メンバーは、りえぞうを筆頭に、カメラマンかっちゃん、虫の西田お兄さん、ビデオカメラマン鴨ちゃん、担当はせぴょん。世間を真っ直ぐ歩けない五変人。突入した緑のジャングルで迎えた顛末は!?伝説の「鳥頭紀行」シリーズ第一弾。ベトナム編、台湾編も入って、オールカラーでお届け。
蔑まれながら育った王女セリアは、義兄セドとの再会を義弟のアリルに邪魔される。落ち込むセリアだが、セドに執拗に快楽を教え込まれ、さらに嫉妬したアリルにも激しく求められ戸惑いながらも抗えない。交互に、時には二人同時に愛され、身も心も甘く乱される。セリアが淫らに花開く陰で、王座をかけ兄弟は争っていた。セリアが出した結論は…?
『日本書紀』には数多くの鳥が登場する。『万葉集』も同様だ。ところが登場する種とその頻度に注目すると、明らかに『日本書紀』と『万葉集』には違いがあるのだ。それは何故か?分布や形態・生態などの生物学的推論、記述のされ方の違いへの注目など、文字通り文理双方の視点からの考察で、古代人と鳥との関わりの有り様に迫り、政治史の中に現れる生き物の謎に迫る。
かわいくてユーモラスな文字がいっぱい!お手本にしながら自分で描いてみよう。見て楽しい、描いて楽しい、手描き文字アイデアブック。“カワイイ”〜“キモカワ”までのオリジナル文字掲載!デザインのあしらいやPOP・チラシづくり、手帳に大活躍!!装飾フレーム&吹き出しデザインほか、なぞり描きの練習付き!