21世紀への国土づくりの指針として策定された「第4次全国総合開発計画」(4全総)では、交流ネットワーク構想の推進による多極分散型国土の形成を目標として掲げています。その推進方策の一つとして、都市と農山漁村との広域的交流によって地域の活性化を図ることが掲げられており、現在、全国各地で多様で活発な都市と農山村との交流が展開されています。本書は、このような観点から、国土庁が社団法人農村生活総合研究センターに委託し行った「教育的な活動の場としての農山村の役割と活用に関する調査」(平成元年度)の報告書などをもとに、都市農山漁村交流研究会がわかり易く編集したものです。
息子、孫とともに沙漠緑化の難事業に挑む85歳、「行動する学者」の道程。
大和を遠く離れた山陰の白鳳寺院=上淀廃寺。この廃寺跡から出土した彩色壁画は「世紀の大発見」として古代史に大きな衝撃を与えた。1300年の眠りから覚めた神将・菩薩は時空を超えて何を伝えに現れたのだろうか。なぜ日本海に面した地方寺院に法隆寺・高松塚古墳と並ぶ壁画が描かれたのか。本書は壁画とその背景にある日本海文化を探る公式報告。
鳥取県史の舞台である地名を、現在の大字にあたる近世村名を中心に、市・町・村ごとに地域順に配列し、充実した郷土の歴史が読めるように構成されています。項目は現在の郡・市・町・村をはじめ、古代の郡・郷、中世の庄園、近世の町・村など、古代から現在までの地名、山や川などの自然に関する地名、新田な用水、鉱山や街道の宿駅、湊津などの産業・交通の地名、歴史的建造物や遺跡、歌枕などの文学地名と、あらゆる分野が網羅されています。もちろん生活に深く密着した寺院や神社も収めています。『古事記』『日本書紀』以下、文字の時代の史料をもとに、記述には確かな典拠が記されます。もちろん生活に関係の深い伝承なども取り上げられています。
四季折々の食卓を飾る作物にも物語があった。写真とエッセイが織り成す絶妙なハーモニー。
自由民権の闘士大杉栄らに育てらられ、一世を風靡した演歌師の青春。カフェー、活動写真、大震災…。数々の流行歌と共に生き生きと描かれるモダニズム大正期。
人気デザイナーがコレクションの最中に姿を消した。失跡か、誘拐か。パリモード界の華やかな野望と陰謀を暴く衝撃のファッション・ミステリー。どこまでが実話か。どこまでが創作か。
鳥取砂丘で、笹谷美緒の女子大時代の友人が殺された。遺体のそばの砂の上には、「尾道」と推測される言葉を含むダイイング・メッセージが書かれていた。捜査陣による被害者の交友関係の洗い出しから、二名の容疑者が浮かび上がる。美緒&壮コンビも、事件解決に乗り出したが…。