鳥取県史の舞台である地名を、現在の大字にあたる近世村名を中心に、市・町・村ごとに地域順に配列し、充実した郷土の歴史が読めるように構成されています。項目は現在の郡・市・町・村をはじめ、古代の郡・郷、中世の庄園、近世の町・村など、古代から現在までの地名、山や川などの自然に関する地名、新田な用水、鉱山や街道の宿駅、湊津などの産業・交通の地名、歴史的建造物や遺跡、歌枕などの文学地名と、あらゆる分野が網羅されています。もちろん生活に深く密着した寺院や神社も収めています。『古事記』『日本書紀』以下、文字の時代の史料をもとに、記述には確かな典拠が記されます。もちろん生活に関係の深い伝承なども取り上げられています。
四季折々の食卓を飾る作物にも物語があった。写真とエッセイが織り成す絶妙なハーモニー。
カメラマニアの三谷卓は、鳥取砂丘で女性の死体を発見。翌日、村田麻美と名のる女と宍道湖で出会った。東京へ戻った三谷は、麻美の住所を訪ねるが、そこは砂丘で死体となって発見された女のマンションだった。女はどうして偽名を使ったのか。そして、十津川警部と亀井刑事が向かう山陰で、第二の殺人が-。
自由民権の闘士大杉栄らに育てらられ、一世を風靡した演歌師の青春。カフェー、活動写真、大震災…。数々の流行歌と共に生き生きと描かれるモダニズム大正期。
人気デザイナーがコレクションの最中に姿を消した。失跡か、誘拐か。パリモード界の華やかな野望と陰謀を暴く衝撃のファッション・ミステリー。どこまでが実話か。どこまでが創作か。
鳥取砂丘で、笹谷美緒の女子大時代の友人が殺された。遺体のそばの砂の上には、「尾道」と推測される言葉を含むダイイング・メッセージが書かれていた。捜査陣による被害者の交友関係の洗い出しから、二名の容疑者が浮かび上がる。美緒&壮コンビも、事件解決に乗り出したが…。
浅見光彦と名乗る男の、妙に手慣れた110番通報で始まった新宿歌舞伎町の殺人事件。警察は、この第一発見者から、現場に残る藁細工の捜査を強要され迷惑顔である。だが、被害者が雛人形作家であり、遺留品が鳥取山中の流し雛に使われた桟俵であると判明した直後、若い刑事が鳥取で足取りを絶ってしまう。運命の糸に導かれ、門跡尼寺の神秘的雛人形の世界に迷い込んだ浅見が見たものは…。
江戸時代の因伯の地では、鉄・木綿・和紙などの地場産業が立地を生かし不利な条件を克服して発展した。その歩みに地域おこしの原点をみる。
湯村・三朝・皆生・玉造・大山・蒜山・米子・出雲・三瓶山。
伊豆韮山の反射炉をはじめ、全国各地の反射炉建設にかかわった有名無名の人々の足跡をたどり、開国か攘夷かに揺れる幕末の政治と社会の悲喜劇をも活写する。