レイモンド・ローウィ(1893-1986)は、20世紀のもっとも有名なインダストリアル・デザイナーであった。彼は伝統的スタイルにストリームライン(流線型)とヨーロッパのモダニズムを折衷し、アメリカ人の快適さ、便利さへの好みを満足させた。芸術性と商業性のバランスをとり、彼はMAYA原理(モースト・アドヴァンスト・イエット・アクセプタブル)デザインを発展させた。この豊富な図版を入れた本書は、これまで研究者が使えなかった多くの写真や資料によって、消費者の世紀の最盛期におけるこのリーダーのおどろくべき生涯をたどっている。図版総点数193点掲載。
台湾の人気俳優、アンブロウズ・シューの2ndアルバム。俳優としてのイメージを重視した1stから一転、素のままの彼をコンセプトに、R&Bやポップロック系のスロー〜ミディアム・テンポのナンバーが中心となっている。
ソニーのリラクシング系コンピレーションの第3集。癒し、なごみというテーマの下に、2002年ワールドカップのアンセムから、ゴンチチ、小松亮太、ヨーヨー・マ、「スターウォーズ」、ショーロ・クラブまでがジャンルを横断して並ぶのは、かなり壮観です。
最新ベスト・シリーズ《GOLDEN☆BEST》のチューインガム編。“史上最年少のシンガー・ソングライター”というキャッチ・コピーでデビューした姉妹フォーク・デュオの名曲群がついに復刻。
イギリスはロンドン生まれのジョニー・ピアソンが率いるオーケストラによるイージー・リスニングもの20選。シックです。午前中のAM放送のBGMですね。これが結構ホッとする。最初のビッグ・ヒット(65年)、(12)の華麗な弦アレンジは渋谷派にもオススメ。
桑田佳祐、7年ぶりとなるソロ作品は、“No Reason コカ・コーラ”キャンペーン・ソング。まさにコーラ片手に聴きたくなる、サマー・ソングの新定番の誕生だ。⇒『桑田佳祐 特集』はこちら!
1965年にデビューし、昭和歌謡を代表する歌手となった彼女の、みうらじゅんトータル・プロデュースによるベスト盤。小悪魔的キュートさをテーマにした選曲で、代表曲「恋の奴隷」「終着駅」など、全40曲を収録。
全20曲、約2時間、中身の重々しさといい、体力と精神力面で、ぼくにはかなりきついが、エディ・マルティスを初めとする海外の腕達者が生み出す緊張溢れる演奏と、膨大な言葉の数とを戦わせるあたりと、半端のなさに試みとして興味深いものがある。
韓国、台湾など、アジア圏の音楽の進歩の凄まじさに驚かされる昨今だが、また台湾のシンガーが日本デビュー。台湾のドラマ『ラベンダー』で日本でも人気が出た彼だが、もともとは歌手志望だそう。本作ではバラード中心でスウィート・ヴォイスを披露。