『椿姫』を生んだイタリアの大オペラ作曲家ヴェルディは、自分の個人的生活をほとんど語らなかった。ワーグナーと同年に生まれ、厳しくて頑固一徹。その劇的生涯を、しだいに円熟していく作品群とともに追う。
人に妖怪の力を与える刺青の謎を追い、京都の町に策略と暴力・妖術が飛び交う!人でありながら仲間の妖怪たちとともに戦う高校生探偵・波田洋大は巻き込まれた人々を救えるのか。そして、戦いの舞台は富士の樹海を経て、アメリカへ!霧のかなたから真の敵が姿を現す…。各話ごとに主人公と舞台を入れ替えつつストーリーを追う、キャンペーンリプレイ!「旧ウサギの穴」メンバー・ぬれ女の九鬼未亜子と八環もPCとして参加!現代を舞台に、超常の力を持った“妖怪”たちが、不可思議な事件を人知れず解決して行くハイパー・アクション・リプレイ、いよいよクライマックス。
日本を覆い尽くした魔霧の中、襲いかかる妖怪を撃破した洋大が目撃したものは蟒薙剣を手にした律子と、剣に刺され倒れた麦の姿だった。いったい何が起こったのか!?混乱する洋大をあざ笑うかのように霧はその濃さを深めていくー。魔霧に包まれ、人々が、そして妖怪までもが少しずつ理性を失いはじめた街を“スーリエ・ルージュ”の仲間が駆け抜ける!日本の未来をかけて“スーリエ・ルージュ”最大の戦いが、ついに始まった。
レイモンド・ローウィ(1893-1986)は、20世紀のもっとも有名なインダストリアル・デザイナーであった。彼は伝統的スタイルにストリームライン(流線型)とヨーロッパのモダニズムを折衷し、アメリカ人の快適さ、便利さへの好みを満足させた。芸術性と商業性のバランスをとり、彼はMAYA原理(モースト・アドヴァンスト・イエット・アクセプタブル)デザインを発展させた。この豊富な図版を入れた本書は、これまで研究者が使えなかった多くの写真や資料によって、消費者の世紀の最盛期におけるこのリーダーのおどろくべき生涯をたどっている。図版総点数193点掲載。
おなじみの片山、晴美、石津、猫のホームズたちは、山間の由緒あるホテルに招かれる。ここでは十年前、オーナーの一人娘がピアノ演奏中に殺されていた。そこに居合わせた人たちが、再び招待されていた。ここでまた惨劇はおこるのか?ホームズたちの推理は…。
台湾の人気俳優、アンブロウズ・シューの2ndアルバム。俳優としてのイメージを重視した1stから一転、素のままの彼をコンセプトに、R&Bやポップロック系のスロー〜ミディアム・テンポのナンバーが中心となっている。
ソニーのリラクシング系コンピレーションの第3集。癒し、なごみというテーマの下に、2002年ワールドカップのアンセムから、ゴンチチ、小松亮太、ヨーヨー・マ、「スターウォーズ」、ショーロ・クラブまでがジャンルを横断して並ぶのは、かなり壮観です。
イギリスはロンドン生まれのジョニー・ピアソンが率いるオーケストラによるイージー・リスニングもの20選。シックです。午前中のAM放送のBGMですね。これが結構ホッとする。最初のビッグ・ヒット(65年)、(12)の華麗な弦アレンジは渋谷派にもオススメ。
1965年にデビューし、昭和歌謡を代表する歌手となった彼女の、みうらじゅんトータル・プロデュースによるベスト盤。小悪魔的キュートさをテーマにした選曲で、代表曲「恋の奴隷」「終着駅」など、全40曲を収録。
全20曲、約2時間、中身の重々しさといい、体力と精神力面で、ぼくにはかなりきついが、エディ・マルティスを初めとする海外の腕達者が生み出す緊張溢れる演奏と、膨大な言葉の数とを戦わせるあたりと、半端のなさに試みとして興味深いものがある。
生ギター奏者、押尾コータローのメジャー・デビュー作。ラテン感覚のパワフルな演奏で、グイグイと押していく快感と微妙に哀感が漂うあたりが魅力となっている。坂本龍一やアントン・カラスのカヴァー曲をアクセントにした構成といい、聴き手を飽きさせない。