最高の音で楽しむために!
天才キーボード・プレイヤーのヴィタリ・クープリが12ヵ月の自然をピアノで表現したソロ作。クラシック風でもなく、かといってテクニックに走ることもなく、心の感動をそのままメロディに乗せている。ジャケ内の12ヵ月の写真を見ながら聴くとより感動が伝わる。
子供の頃から星空が大好きだった著者は、あるとき学校で「天文学者になるには数学が必要」と教えられる。数学の成績はビリに近かった。しかし、一念発起して数学の猛勉強を開始、やがて応用数学の魅力にとりつかれ、大学で講義をするまでになる。本書は、自然を愛し、数学を愛する著者が、自然の美しさに関心をもつあらゆる人たちを対象に、私たちが日常生活で出会う様々な自然現象を、数学を用いて解析してみせた本である。
日本を凌駕するほどの金融街シティーの好景気。それを可能にしたのはサッチャーかブレアか。製造業から金融へのターニング・ポイントは1984-1985年の炭鉱ストライキであった。フォークランド戦争の2倍の経費を使って炭鉱ストライキを押しつぶしたサッチャーの意図は何であったのか。著者はイギリス中を駆け回り、イアン・マクレガー石炭庁総裁、トニー・ベン労働党元産業大臣、第2組合書記長、炭坑村の子供たち、警察官などと会見し、彼らの生の声から炭鉱ストライキの本質を追求していく。18世紀の産業革命から現在までの250年間の「イギリス石炭業史」の中から「サッチャーが果たした歴史的役割」を知る上で手がかりとなる必読の書。
69年に「雨に濡れた慕情」でデビューしてから40年。そのちあきなおみは92年に活動を停止したままだ。88?91年にテイチクで録音した曲に、ビクター音源を2曲加えて集成された80曲入りのCDボックスがこれ。DVDの「紅い花」(事実上のラスト・シングル曲)では、動き歌う、彼女の姿を見ることができる。これは病床にあった夫・郷?治を看病しながら行なわれた92年のコンサートで収録されたもの。テイチク時代の彼女は、数々のカヴァー曲を歌っているが、すべてが彼女のオリジナル曲としか思えない歌へと昇華されているのが凄い。ここには「夜霧のブルース」「夜へ急ぐ人」「霧笛」など6曲が初収録されている。独り芝居を思わせる演唱を展開し、山崎ハコを思い出させる「ねえあんた」に涙し、浅川マキと異質の「朝日楼」では凄味に慄える。歌謡曲の醍醐味を味わえる歌手だ。
NHKスペシャル「映像の世紀」テーマ曲・・・誰もがあの曲だと感じられることでしょう。大人気のコンピレーションCD「イマージュ」や、そのライヴで活躍し、最近はフジテレビ系「白い巨塔」の音楽でも大きな脚光を浴びた作曲家・ピアニスト加古隆の映像音楽を集めた、ベスト盤ともいえる1枚です。非常に人気の高い「にんげんドキュメント」のテーマ曲、庵野秀明監督の映画「式日」の音楽など、贅沢なコンピレーションとなりました。
作曲家・ピアニスト「加古隆」がパリでの演奏家デビューを果たしてちょうど30周年にあたる2003年、今の加古隆を知るもの、昔の加古隆を知るもの、そして、今まで加古隆を知らなかったもの・・・。そのすべてに贈る、究極のアルバムの登場です!DSDマルチレコーディングによるハイブリッドディスク、欧の名門、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団とのフルオーケストラ共演など、パリ・デビュー当時の曲から30年の歩みがこの一枚にぎっしり詰まっています。
あの騎士を、必ず再び己の魔法陣に横たわらせ、考え得る限りの呪文を使って、死よりも惨い苦痛と屈辱を味わわせてやるのが、チョンベルの望みだった。耐魔力を持つ鉄器を求めて、セフルとギルダン・レイは無法の地『赤い平原』へと旅立つが、ヘン=ジャックの魔呪師チョンベルが、ギルダン・レイへの残酷な復讐を胸に、二人を待ち受けていた。火神ソーンを崇める部族から、『セゲドの鋼』を手に入れることはできるのか。二人の絆が試される。
佐々木は、通院先の三十代半ばの女性歯科医に憧れている。しかし、年齢差が足枷になり、誘うことができないまま三年が過ぎようとしていた。そんな彼にも無分別に歩んできた過去があった…。
正面の敵、ナチス。ナチズム・ファシズムはいかにして批判可能なのか?「もはや意識されていないもの」と「まだ意識されていないもの」をキーワードに、ヒトラー政権下の日常を同時代の現場から批判し、瞞着者たちの暴力と野蛮をあばきだした稀有な“思想的実践”。名著『この時代の遺産』に続くブロッホの1930年代論集、本邦初訳。
リーブは、捨て子だったみずからの出自を明らかにしたいという思いが高まっていた。最近知りあったジャジーが自分にうりふたつなことが影響している。手がかりを得ようと、彼女はジャジーの住むチェロキー・ポアントを再訪する。ただ気になるのは、粗野な保安官ジェイコブの存在。前回不愉快な思いをさせられ、大嫌いな相手だというのに、彼のことが頭から離れない。そんなとき、同じ町でリーブやジャジーのような赤毛の女性が惨殺された。やがて事件は連続殺人の様相を呈し…。全米ベストセラー作家の手腕が光るサスペンスフル・ロマンス。
『鉄腕アトム』が拓いた映像の新時代。勃興するテレビ放送産業、暗転する映画産業、転換を図るアニメーション産業。斬新な視点で綴る1960年代の映像産業史。
作詞・池田充男、作曲・徳久広司コンビによる人気の“北”シリーズを収録した、キム・ヨンジャのシングル。北の都、札幌を舞台に、健気に生きていこうとする女性の心をアカシアの花にたとえて歌った印象的な楽曲だ。
「シルエット・ロマンス」や「たそがれマイ・ラブ」などのヒット曲で知られる大橋純子の歌手生活35周年を記念したアルバム。これまでに発表されたシングルをすべて収録したコンプリート・ベストだ。