真木柚布子が歌うダンサブルな歌謡曲のミニ・アルバム。自身の「黄昏のルンバ」ほか、タンゴ、ドドンパ、マンボなど、歌ってよし、踊ってよしの大人のダンス・ミュージック集ともいえる内容。
同種企画は数々あれど、このセットのポイントは、“模範演奏てんこ盛り”という視点を離れて、個性のゴチャゴチャ感を目指しているところではないかと。一瞬の抜粋でも個性を発揮しまくる宇野功芳はじめ、思わず「この演奏、誰?」と言いたくなる瞬間多々。
ワーグナーの管弦楽曲をブラス・アンサンブルで演奏。カナディアン・アンサンブルにベルリンpoやバイロイト祝祭oのメンバーも加わった豪華なサウンド。豪放でありながら柔軟さを失わず、しかも分厚い響きを出してくる。多彩なブラスの表現力に驚く。
2005年にデビュー25周年を迎える柏原芳恵がフォノグラムに残した15枚のオリジナル・アルバムをCD化した記念BOX。初CD化アルバムも収録される本BOX、デビュー当時のライヴ映像やCF映像などを収めたDVD付きだ。
たとえ「上を向いて歩こう」1曲でも日本ポップス史にこの人の名は残っただろうが、61年の生涯に残した作品の裾野はさらに広い。なかでもジャズ・コンボのピアニストとして活動していた時期の録音を中心に収録した[4]、この演奏の明るい洒脱さはすごい。ノリがあって、かつ楽しい。そうした姿勢こそが、70年代初頭までの日本を彩った、数々の名曲を生み出したのだろう。ダーク・ダックスが歌う[1](8)の演奏が、ボサ・ノヴァを名乗っているにもかかわらず実はカリプソというおおらかさにも参りました。★