「ネイト、君は名詠式のもうひとつの素顔を知った時、それを受け入れる?それとも対峙する?-君の旋律が楽しみだ」凱旋都市エンジュの一隅で、そう呟きシャオは微笑む。“イ短調”のサリナルヴァからある依頼を受け、エンジュで開かれる新種触媒の披露会に出席することになったネイトたち。しかし、そこには空白名詠の使い手・シャオが待っていた。シャオは告げる。今この時、ネイトとクルーエルがエンジュに集うことが鍵となり、“ただそこに佇立する者”への扉は開かれるのだ、と。鍵とは、扉とは、何のことなのか?全てが謎に包まれたまま、問題の披露会が始まろうとしていたー。詠う召喚ファンタジー、世界が意味を変える新章突入。
69年に「雨に濡れた慕情」でデビューしてから40年。そのちあきなおみは92年に活動を停止したままだ。88?91年にテイチクで録音した曲に、ビクター音源を2曲加えて集成された80曲入りのCDボックスがこれ。DVDの「紅い花」(事実上のラスト・シングル曲)では、動き歌う、彼女の姿を見ることができる。これは病床にあった夫・郷?治を看病しながら行なわれた92年のコンサートで収録されたもの。テイチク時代の彼女は、数々のカヴァー曲を歌っているが、すべてが彼女のオリジナル曲としか思えない歌へと昇華されているのが凄い。ここには「夜霧のブルース」「夜へ急ぐ人」「霧笛」など6曲が初収録されている。独り芝居を思わせる演唱を展開し、山崎ハコを思い出させる「ねえあんた」に涙し、浅川マキと異質の「朝日楼」では凄味に慄える。歌謡曲の醍醐味を味わえる歌手だ。
「波」に襲われる『黄昏の碑文』の世界を救うため、「夕暮れ竜」を探す旅を続けるララ。しかしその間にも「光」と「闇」の戦いは続き、世界が呑み込まれるのも時間の問題となる。溶岩が飛び交う火の山、生命を拒絶する氷原、近づく者を喰らいつくす熱砂の砂漠ー。ララたちを数々の危機が襲う。そして頼みの綱・黒猫ヴェスパも冒険途中で命を落とす。果たしてララはこの世界を救えるのか!?『.hack』の最初の謎「黄昏の碑文」がここに。
NHKスペシャル「映像の世紀」テーマ曲・・・誰もがあの曲だと感じられることでしょう。大人気のコンピレーションCD「イマージュ」や、そのライヴで活躍し、最近はフジテレビ系「白い巨塔」の音楽でも大きな脚光を浴びた作曲家・ピアニスト加古隆の映像音楽を集めた、ベスト盤ともいえる1枚です。非常に人気の高い「にんげんドキュメント」のテーマ曲、庵野秀明監督の映画「式日」の音楽など、贅沢なコンピレーションとなりました。
作曲家・ピアニスト「加古隆」がパリでの演奏家デビューを果たしてちょうど30周年にあたる2003年、今の加古隆を知るもの、昔の加古隆を知るもの、そして、今まで加古隆を知らなかったもの・・・。そのすべてに贈る、究極のアルバムの登場です!DSDマルチレコーディングによるハイブリッドディスク、欧の名門、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団とのフルオーケストラ共演など、パリ・デビュー当時の曲から30年の歩みがこの一枚にぎっしり詰まっています。
「風のワルツ」のタイトルどおり、人々に活力や勇気を与えるという3拍子のリズムに潜む魅力にスポットをあてた作品。葉加瀬太郎、GONTITIなど、豪華ゲスト参加。それらのテイストを十二分に盛り込んだ、今までにない様々な表情を見せる加古作品の新境地が拓かれています。
ピアニスト、加古隆のベスト・アルバム。メシアンに学び、先鋭的な演奏家、作曲家としてデビューして以来、その研ぎ澄まされた感受性はますます洗練度を増してきている。
あの騎士を、必ず再び己の魔法陣に横たわらせ、考え得る限りの呪文を使って、死よりも惨い苦痛と屈辱を味わわせてやるのが、チョンベルの望みだった。耐魔力を持つ鉄器を求めて、セフルとギルダン・レイは無法の地『赤い平原』へと旅立つが、ヘン=ジャックの魔呪師チョンベルが、ギルダン・レイへの残酷な復讐を胸に、二人を待ち受けていた。火神ソーンを崇める部族から、『セゲドの鋼』を手に入れることはできるのか。二人の絆が試される。
2009年版のベスト。木の実ナナとのデュエット曲「居酒屋」の会話調の歌詞の粋な感じがいい。一転して「北慕情」などでの情感をえぐみまで込めた歌唱との落差を実感するだろう。さらっと伸びやかに歌う五木ひろしもあり、笑えるお楽しみは英語の「よこはま・たそがれ」だろう。