各夜ごとに演出家を変えて上演するという、画期的な試みをした2003年のシュトゥットガルト州立歌劇場の「指環」第4弾。欧州で引っ張りだこの人気演出家、P.コンヴィチュニーによる、奇想天外な結末に注目。
NHKの連ドラやドキュメンタリーのテーマ曲をナカリャコフのトランペットと金聖響/OEKの演奏で録音。加古隆の「黄昏のワルツ」「パリは燃えているか」、大野雄二の「小さな旅」など名曲の数々。とにかくうまい。すばらしく気の利いたアルバムだ。
2005年9月6、7日に日本武道館で行なわれたソロ・コンサート通算3333回記念コンサートの6枚組ライヴ・ボックス・セット(歌詞集、写真集付き)。アルバムは、“愛”と“生命”の2部構成で、自らプロデュースしているコーラス・グループ“チキンガーリックステーキ”との共演、吉田政美を招いて懐かしいグレープ時代の再演、数多くのヒット曲とバラエティ豊かなステージを完全収録。2日間で演奏された全46曲はもちろんのこと、デビュー当時のキャンペーンや武道館の思い出などのステージ・トークもフル収録。
人気のラテン系バンド、ディアマンテスのリード・ヴォーカリストのカヴァー曲集。ラテンだけでなくスティーヴィー・ワンダーやクラシックの名曲、それに何と60年代歌謡曲まで歌っているのだが、伸びやかな歌声が魅力的。全曲スペイン語でラテンの香りいっぱい。
ラテンの名曲を集め、原曲のメロディと歌詞を大切にして踊りやすい音楽にするという奥田英人の制作意図が完遂された堂々たる仕上がり。(1)や(10)といったおおらかなメロディにアルベルトの明るいヴォーカルはぴったり。(3)をチャチャに編曲したアイディアが面白い。
第2期ともいえる活動期を迎えたチャゲ&飛鳥は、前面に飛鳥涼を出してきたようだ。動きながら変化していく2人といったようにみえるが、曲そのものはあまり変わらずに、アレンジが大きく変わってきている。時と共に衣装を替えるように変わってきた。
“ライヴ・イマージュ”公演のうち、第1回(2001年)と第3回(2003年)のパフォーマンスの中からセレクトしたベスト選曲によるライヴ・アルバム。あの名曲が豪華ゲストを交えて登場。
朗読と音楽とが一体となって綴る耳で聴く絵本“神話シリーズ”。宮城純子(p)による音楽が物語の背景を描いていき、これに溶け込むように、ギリシャ神話が山村美智(元・フジテレビ・アナウンサー)、黒松悠里、松山卯月によって一話ごと朗読される。
2004年リリースのPS2用ソフトを元にしたサウンド・ドラマCDシリーズ。2つの種族の対立を描いた壮大なスケールのファンタジーで、ゲーム本編のストーリーを軸にオリジナル要素を追加。新たな世界観を堪能できる。
2004〜2005年版の全曲集。2004年6月発売のシングル「アカシア挽歌」と、B面曲でNHK金曜時代劇『最後の忠臣蔵』主題歌に使用される「雪燃えて」をメインにしたファン必携盤だ。
まずは企画の勝利。よくも集めたりの珍曲・秘曲の数々。文明開化の時代のいかにも異国情緒たっぷりの“日本感”が大真面目で楽譜に書き連ねられている。これを日本人演奏家の感性を介して再現したところが本企画の醍醐味であり、ゆえに相当に好企画。