ノーマンが、大歌手としての地位を固め始めていたころの録音。知性的で深々とした声は、ワーグナーのオーケストレーションにも一歩も引かない強靭さがある。ノーマンとテンシュテットによる至福のひと時。
難波入江の花の名所。貴人も愛でたみやびの里。戦乱で紅蓮の炎につつまれたふじの花。「吉野の桜・野田の藤」ともてはやされた庶民の遊行地。今、ふたたびよみがえる。
『Dr.スランプ アラレちゃん』のアラレちゃんや『機動戦士ガンダム』のキリシア・ザビの吹き替えで知られる小川茉美のベスト。さらに今回はこれまで未発表だったライヴ音源なども含み、CD2枚組で、シンガーとしての別の小川茉美ワールドがたっぷりと34曲を収録。
弘兼憲史のコミック『黄昏流星群』の映画化。妻と死別した男。夫と離婚した女。そんな男女が同窓会の場で再会した。もう一度誰かを愛してみたい、と願っていたふたりは……。
『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『紅の豚』といった宮崎駿アニメの超大作で使われた楽曲を、オルゴールで聴かせる。贅沢にゆったりした気分を味わえる。
ファンタジー・ノベルの傑作をスタジオ・ジブリが手がけるとどうなるか? 興味尽きないアニメ版『ゲド戦記』のサントラは、これまでのジブリ作品から受け継いだほのぼのとした温もりに加え、壮大な空気の広がりを感じさせる懐かしく大らかな一枚になった。
テレビ東京系アニメ『.hack//Roots』のドラマCD第1弾。本編で描かれるゲーム世界の外側に存在する、プレイヤーたちのリアル世界をフィーチャーしたスペシャル・ドラマを収録。
歌は、いかにして詩人の魂に舞い降りるのか?美空ひばりのレコーディング風景、石原裕次郎との運命的な出逢い、美輪明宏のシャンソンの魔力ー人の心に残る歌は、いかにして世に出たか。なかにし礼という作詞家の軌跡=奇跡を、昭和史に残るスターたちとの交流から赤裸々に小説化した『兄弟』『赤い月』に並ぶ自伝的三部作、ここに完結。
京極夏彦や森博嗣以降の探偵小説は、キャラクター小説的な色合いを強く帯びてきている。「人物、性格」という意味のほかに、「文字、記号」という意味も持つ「キャラクター」という単語。このキーワードを頼りに、探偵小説に何が起こっているのか、そして探偵小説はどこへ向かおうとしているのかを真っ向から論じる。巽昌章、鷹城宏との往復書簡や、若手ミステリ作家の北山猛邦、辻村深月、米澤穂信との座談会も併せて収録。『探偵小説と二〇世紀精神』に続く画期的な評論集。
健康と環境を考えたライフスタイル“LOHAS”をテーマにしたコンピ第2弾。本作のテーマは“森”で、鳥のさえずりや川のせせらぎなどの環境音と、それに溶け込むアコースティックな音楽を融合させている。
紅一点の女性ヴォーカリスト松永安未を中心とした4人組の5thアルバム。朝から夜まで、さまざまな夏のシチュエーションをイメージさせる歌詞と、ポップでどこかメランコリックなサウンドが楽しめる。