新人マネージャーの左草祭は、突然、真野奉一の担当を任される。世界に認められた実力を持ちながら、その奔放な性格とスキャンダラスな言動で干されていたかつての大スター。傲慢で祭のことを少しも認めようとしない真野にふりまわされながら、いつしかその男らしい魅力に惹かれていく祭。ある晩、そんな彼に強引に抱かれてしまった祭は…!?華やかな芸能界を舞台に描く、スパークリング・ラブ。
全天を覇う茜色の空ー“黄昏”。それはヒトの弱い心に入り込み、支配し、死に至らしめる“黄昏病”の元凶。“黄昏病”による死者の回収を生業とする青年・シズマは、「荷物」を研究所に届けたその日、妹にそっくりな少女に出会う。トワと名乗ったその奔放な少女は、妹のために過酷な労働をこなすシズマと、兄を想いつつも表に出さない妹・アオイに、素直な疑問を投げかける。トワの言動によって、感情を揺さぶられてゆくふたり。実は、三人の間には深い因縁があり…。新たな登場人物たちによって描かれる、もうひとつの黄昏世界の物語。
オーストリアからビルマに嫁いだ白人女性の数奇な運命。
キットと引き離されて、ひとりアイルランドの伯母のもとに行くはめになったニータ。だが、いやいや行ったアイルランドは魔法に満ちた国だった。到着の翌日には、仔猫の吟唄詩人に会い、さらに過去の世界に迷い込んでしまう。緑の大地から“孤高なる者”を再び撃退するため、ニータらは新たな“モイトゥラの戦い”に身を投じる。アイルランド神話と伝説が甦る、シリーズ第4弾。
遂に祖国へと帰還した、少女フェン。自らに無実の罪を着せた兄に真実を問うため、死すら覚悟の上、王城へ潜入。因習に囚われた王族たちや、かつての師との再会を果たす…!城内に渦巻く邪な陰謀とは!?フェン自身に隠された驚くべき秘密とは?王道ファンタジー、衝撃のクライマックスへ。
『-黄昏予報の時間です。本日午後の黄昏濃度は約80パーセント、非常に濃くなる見通しです。発作的な自殺には注意しましょう』全天を覆う茜色の空。“黄昏”はヒトの弱い心に入り込み、支配し、死に至らしめる病の元凶。世界は生きる気力を失った人々で溢れていた。その“黄昏”を浄化し、青い空を生み出す少女“黄昏の君”。フリーエージェントのカラスは、その奪取を請け負い、二人で短い旅を続けることになる。“黄昏”に冒された人々との出会いと別れを繰り返しながら…。第4回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。
寛容と共生時代の到来。現代は何が問われているか。現代の近代科学の発展は人間にモノの豊かさや福祉をもたらしたが、いまや科学万能主義の時代は終焉しつつある。近代化の結果、エントロピー論や地球環境問題をはじめ「近代知の陥穽」が新たな課題となっている。
ティモシー・ファロンがレスピーギの歌曲を録音!
SACDハイブリッド盤。マレク・ヤノフスキもその実力を認めるテノール、ティモシー・ファロン。リストの歌曲集でも注目されましたが、今回はレスピーギを録音しました。
レスピーギといえば『ローマ三部作』があまりにも有名ですが、色彩豊かな旋律が魅力の美しい歌曲も多く作曲しております。詩はアントニオ・ルビーノ[1880-1964]、アダ・ネグリ[1870-1945]、カルロ・ザンガリーニ[1874-1943]、象徴主義者ガブリエーレ・ダンヌンツィオ[1863-1938]など、レスピーギの多彩なスタイルと幅広い文学的インスピレーションが発揮されております。
ティモシー・ファロンはジュリアード音楽院で学んだアメリカ系のテノール歌手。マリリン・ホーンに師事したあと、2013年に開かれたウィグモア・ホール歌曲コンクールで優勝した実力派で、これまで鈴木雅明、ヘルムート・リリング、マリン・オールソップなど世界の名だたる指揮者と共演しています。エレガントでビロードのような明るさからダイナミズムの幅が広い声の持ち主。豊かな表現力でレスピーギの歌曲を歌い上げます。(輸入元情報)
【収録情報】
レスピーギ:
● 森の神々 P107(1917)
1. 牧神
2. 庭園の音楽
3. エグレ
4. 水
5. 黄昏
● 6つのメロディ P89(1909)より第1曲『深い海の底で』
● 対照 P66(1906)
● 最後の陶酔 P8(1896)
● 6つのメロディ P89(1909)より第2曲『あきらめ』
● ストロネッロを歌う女 P69 (1906)
● 5つの古風な歌 P71(1906)
1. 時々耳にする愛の思い出
2. でもどのように私は我慢できようか
3. バラード
4. 真っ赤な美しい唇
5. エンツォ王のカンツォーネ
● 短いお話 P52(1904)
● 6つの歌 第2集 P97(1912)より第4曲『古のクリスマス祝歌』
● 6つの歌 第1集 P90(1909)より第6曲『雨』
● 涙 P9(1896)
● 4つのスコットランド民謡 P143(1924)
1. 牛たちが帰ってくるとき
2. エジンバラの町から1マイルの所だった
3. 私の心はハイランドにある
4. ダンディーのバグパイプ吹き)
● 6つの歌 第1集 P90(1909)より第1曲『三日月よ』
● 夜想曲 P11(1896)
● 霧 P64(1906)
ティモシー・ファロン(テノール)
アミエル・ブシャケヴィッチ(ピアノ)
録音時期:2021年7月6-9日
録音場所:ミュンヘン、バイエルン放送
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
BIS ecopak
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