セゲド族を連れてドムオイへ向かったセフルの前に、『渦の海』と水賊が立ちふさがる。ギルダン・レイは知るよしもなく、呪われた軍とともに、リヴォ帝国の新都スジャワを目指していた。二人は再び巡り会い、世界を滅ぼす呪いボルジを止めることができるのか。そしてケリードやヘン=ジャックとの決着は…。怒涛の完結編。
オバマ政権が背負うブッシュ時代の「負の遺産」を浮き彫りにし、テロとネオコンのはざまに揺れる世界の課題を明らかにする。
離婚、息子の自殺という過去の悲しみを乗り越えて、還暦を迎えた主人公・綾子が人生最後の伴侶と出会うまでを描く激動の人生物語。
ゴルフ、社交ダンス、俳句、詩吟、囲碁…気の置けない仲間や妻と送る、悠々自適の日々の記録。うららかな日差しのような、心がほっこりとしてくるエッセイ集。
リーブは、捨て子だったみずからの出自を明らかにしたいという思いが高まっていた。最近知りあったジャジーが自分にうりふたつなことが影響している。手がかりを得ようと、彼女はジャジーの住むチェロキー・ポアントを再訪する。ただ気になるのは、粗野な保安官ジェイコブの存在。前回不愉快な思いをさせられ、大嫌いな相手だというのに、彼のことが頭から離れない。そんなとき、同じ町でリーブやジャジーのような赤毛の女性が惨殺された。やがて事件は連続殺人の様相を呈し…。全米ベストセラー作家の手腕が光るサスペンスフル・ロマンス。
本書は、満洲人でも日本人でもないスコットランド人のジョンストンが、皇帝溥儀の家庭教師という客観的な第三者的立場で、外部者には見えない当時の満洲王朝の内情を直に見聞した記録であり、貴重な証言である。
リヴォ皇帝の客として、首都リアナへと招かれたセフルとギルダン・レイ。リヴォは、捕らえたヘン=ジャックの魔呪師たちから、新たな呪文を手に入れようとしていた。ギルダン・レイはリヴォへの憎しみをたぎらせ、たった一人で大帝国に戦いを挑む!そして、セフルが再会したオラの魔女カザンもまた、都に陰謀の網をはりめぐらせていた…。
宣統帝溥儀が家庭教師のジョンストンと共に日本公使館に逃げ込んできた時の芳沢公使の当惑、その後も日本政府がいかに溥儀にかかわることを嫌ったか、その側にいたジョンストンの記述ほど信用なるものはない。
あの騎士を、必ず再び己の魔法陣に横たわらせ、考え得る限りの呪文を使って、死よりも惨い苦痛と屈辱を味わわせてやるのが、チョンベルの望みだった。耐魔力を持つ鉄器を求めて、セフルとギルダン・レイは無法の地『赤い平原』へと旅立つが、ヘン=ジャックの魔呪師チョンベルが、ギルダン・レイへの残酷な復讐を胸に、二人を待ち受けていた。火神ソーンを崇める部族から、『セゲドの鋼』を手に入れることはできるのか。二人の絆が試される。
「波」に襲われる『黄昏の碑文』の世界を救うため、「夕暮れ竜」を探す旅を続けるララ。しかしその間にも「光」と「闇」の戦いは続き、世界が呑み込まれるのも時間の問題となる。溶岩が飛び交う火の山、生命を拒絶する氷原、近づく者を喰らいつくす熱砂の砂漠ー。ララたちを数々の危機が襲う。そして頼みの綱・黒猫ヴェスパも冒険途中で命を落とす。果たしてララはこの世界を救えるのか!?『.hack』の最初の謎「黄昏の碑文」がここに。
ファン・エイク、ユトリロ、信貴山縁起絵巻、ゴーギャン…。名画にまつわる“生と死”の謎と、事件の真相を画材の裏まで透徹する慧眼が射る!驚嘆の美術ミステリー。
エドワードとかわした永遠の約束。命がけでベラを守るジェイコブの犠牲。不気味な吸血鬼集団がしかけた罠とはー。ゴールドの瞳に赤い髪、転校した学校で出会った吸血鬼エドワードと禁断の恋に落ちたベラ。狼人間ジェイコブからの求愛。血を熱くさせる究極のラブ・ストーリー。
魔術大国オラの学都へ送られたセフルは、いまだヘン=ジャックの呪いに苦しんでいた。一方ギルダン・レイは、オラの皇子アシュラーフ・サンダーキニと幼いドムオイ王女の婚約を押し進めるカザン大使と対立し、国を追われる。生命魔術の神・薬王樹を祀るサンダーキニ家の謎を、二人は解くことができるのか。雪と氷の国オラでの決死行が始まる。
ドイツのUボートは“大西洋の狼”の名で連合国側に恐れられた。またUボートは何隻かがチームを組んで行動するので“狼群”とも呼ばれた。この作戦はドイツ側に有利だったが、レーダーの発達と共に彼らも不利な戦いとなり、狼群作戦にも黄昏が訪れたのだった。
「人が殺された。あなたのせいよ」別れた妻からの突然の電話。放送作家の岩城浩平は姿を消した元妻を探すが、何者かに襲われ、持っていた原稿を奪われた。残酷で淫らなビデオに映された「生け贄のイブ」、都市伝説の少女が、岩城を危険な迷宮へ引きずりこむ。愛と官能が渦巻く長編サスペンス・ハードボイルド。