レイモンド・ローウィ(1893-1986)は、20世紀のもっとも有名なインダストリアル・デザイナーであった。彼は伝統的スタイルにストリームライン(流線型)とヨーロッパのモダニズムを折衷し、アメリカ人の快適さ、便利さへの好みを満足させた。芸術性と商業性のバランスをとり、彼はMAYA原理(モースト・アドヴァンスト・イエット・アクセプタブル)デザインを発展させた。この豊富な図版を入れた本書は、これまで研究者が使えなかった多くの写真や資料によって、消費者の世紀の最盛期におけるこのリーダーのおどろくべき生涯をたどっている。図版総点数193点掲載。
2009年3月期の決算で、国内製造業史上最大となる7873億円の最終赤字を計上した日立製作所。そんな崖っぷちの総合電機メーカーを救ったのは、本流から外れた“デッドヘッド(員数外)”の男たちだった。
なんてことない日常にひそむ、異界へのわき道…。くたびれた男たちが紛れ込んだ21の奇妙な世界。各編に「T・Mいわく」という前文つき。
通貨の現状を分析し、その未来を予測することは、そのまま、あらゆる経済活動を予測することにつながる。この15年間に部数を155万部に倍増させたグローバルエリート誌英『エコノミスト』編集部とそのシンクタンク「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が、総力をあげて、日本、米国、中国の未来を、通貨を通じて分析・予測。